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2019年3月3日、中山競馬場で弥生賞(GⅡ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるラストドラフト、ニシノデイジー、カントル、サトノラディウス、ブレイキングドーン、クリノガウディーらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


弥生賞の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は6回勝っており、2着1回、3着はなしと、勝つ時は勝つ、負ける時は負けるとややはっきりしている。

ただ上位人気は2番人気までが信頼でき、それ以下は混戦。皐月賞のトライアルということもあり、伏兵馬の一発もチラホラ。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① ペース上がらず前残り!

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この10年間、良馬場以外が4年あったとして前半1000メートルが60秒以上かかってるケースが9回あり、前が残りやすいことが伺える。

脚質・先行( 5- 7- 3-27)
勝率 11.9% │ 複勝率 35.7%

前にいる馬も余裕があるので、上がり3ハロンの脚も速い。よほど切れる脚がないと、ただでさえ短い中山を差し切るのは厳しいだろう。

この10年で上がり最速の脚で3着以内に入った馬は6頭いるが、そのうち3頭がダービー馬となっている。それだけ求められるレベルは高いことを示す。

予想参考データ② 前走中山だった馬は注意!

先週の中山記念はウインブライトが勝ったが、久しぶりに出てきた中山巧者、松岡正海騎手がこの馬のために急いでケガを治したのも納得だ。

トリッキーな中山で勝っているのが安心材料になると思いがちだが、弥生賞ではそうとも言い切れない。

前走中山 ( 1- 1- 5-29)
勝率 2.8% │ 複勝率 19.4%

このデータ、中山開催時の朝日杯も含まれており、それを差し引くと、1着も2着もなく、3着のみというさらに見栄えの悪いデータとなる。

前走京成杯 ( 0- 0- 3-7)
勝率 0.0% │ 複勝率 30.0%

複勝率の見栄えはいいかもしれないが、連対率も0%ではどうか。同じ舞台で行われたレースで勝てばこれ以上のものはないが、結果はそれほどではない。

予想参考データ③ 常に人気になる馬が面白い

前走1番人気 ( 6- 3- 2-13)
勝率 25.0% │ 複勝率 45.8%

前走人気で支持された馬は弥生賞でもそれなりに走ることが分かる。これが2番人気になるとどうか。

前走2番人気 ( 1- 5- 1-22)
勝率 3.4% │ 複勝率 24.1%

明らかにデータ的に見劣りする。連対率は健闘しているが、どうにも勝ち切れない。常に人気になっている馬は面白いと言える。

今回さらに面白いのは、重賞を走った馬すべてが前走1番人気ではなかった点だ。ニシノデイジーの3番人気がマックスで、ラストドラフトも4番人気。

複勝率などでは健闘するが、いかんせん勝ち切れない。重賞に出て勝ち負けの馬は人気を集めるが、果たしてどうか。

2019年の危険な人気馬は?

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ニシノデイジーは人気に支持される見込みだが、ホープフルステークスが力負けの印象で、メンバーに手薄感があるものの、位置取り的に厳しいか。弥生賞の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ラストドラフトは2つ目と3つ目の消しデータに合致している。京成杯を勝ちここは人気を集めるが、メンバーがさほど強かったわけではなく、そのまま受け取っていいものかは微妙だ。

反対にカントルは危険なデータに一つも当てはまらない。ダービー馬ワグネリアンの全弟であり、末脚もそれなりにあるし、前目で競馬が出来る。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、カントルと言えそうだ。

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