弥生賞2018の競馬予想分析…過去の血統と種牡馬、明確な共通点とは?

2018年3月4日、中山競馬場で弥生賞(GⅡ/芝2000m)が行われる。クラシックに直結するレースとして毎年好メンバーが集まる当レース。今年も2歳王者ダノンプレミアムの他にワグネリアンやオブセッションなどの評判馬が出走を予定しており、見逃せない一戦だ。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回、好走血統は過去10年、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


目次

過去10年好走馬血統

着順人気種牡馬母父馬
11ディープインパクトフレンチデピュティ
28ハーツクライフォーティナイナー
35ルーラーシップサンデーサイレンス
12ディープインパクトフレンチデピュティ
21キングカメハメハスペシャルウィーク
33キングカメハメハサンデーサイレンス
12MarjuRossini
24ネオユニヴァースウォーエンブレム
310ブラックタイドキングカメハメハ
11キングカメハメハサンデーサイレンス
24ハーツクライタイキシャトル
32ディープインパクトサクラバクシンオー
16ディープインパクトフレンチデピュティ
210ネオユニヴァースEl Corredor
32キングカメハメハサンデーサイレンス
19ロージズインメイコマンダーインチーフ
23クロフネサンデーサイレンス
35ディープインパクトKaldoun
11フジキセキエリシオ
27ロックオブジブラルタルサンデーサインレンス
35アグネスタキオンシングスピール
11ネオユニヴァースMachiavellian
22Giant's CausewaySadler's Wells
37ジャングルポケットサンデーサイレンス
11ネオユニヴァースCape Cross
25シンボリクリスエスヘクタープロテクター
37マジックマイルズエリシオ
12ブライアンズタイムBabel
21クロフネウイニングチケット
37ゴールドアリュールマルゼンスキー

解析・分析:注目血統は?

近年はディープインパクト産駒が圧倒的な好成績を残しており、これにキングカメハメハやハーツクライ産駒が絡んでいると言った状況である。

キングカメハメハ産駒は
ダンビュライト(母父サンデーサイレンス)
リオンディーズ(母父スペシャルウィーク)
トゥザワールド(母父サンデーサイレンス)
コディーノ(母父サンデーサイレンス)

のように母父サンデーサイレンスまたはサンデー系種牡馬での好走が目立つ。

今年は父が次世代目となるがルーラーシップ産駒のサンリヴァルが該当する。前走のホープフルSで上位馬との差をつけられた形となったが今回巻き返しとなるか注目したい。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬着別度数勝率複勝率
ワークフォース0-0-0-230.0%0.0%
オルフェーヴル0-0-0-80.0%0.0%
ディープインパクト35-21-24-14115.8%36.2%
ルーラーシップ5-3-5-2214.3%37.1%
Kitten's Joy0-1-0-30.0%25.0%
ハーツクライ15-16-22-1328.1%28.6%
Orb0-0-0-00.0%0.0%
クロフネ1-5-1-322.6%17.9%
ヴィクトワールピサ6-2-1-4211.8%17.6%

集計期間:2013.1. 1 ~ 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

近5年で3頭の優勝馬を出しているディープインパクトの成績が優れているのは言うまでもないが、それに匹敵する成績を残しているのがルーラーシップである。中山2000mでの成績に注目するとディープインパクトについで活躍馬を送り出している父キングカメハメハ(勝率9.3%、複勝率33.7%)よりも優秀な成績である。父同様に産駒の活躍がみられるか注目したいところである。

Kitten's Joyは出走数が少なく判断に迷うところであるが、現時点の成績では中山2000mは不向きや印象を受ける。ジャンダルムは昨年末に同条件で2着に入っているが、相手との力関係次第というところだろう。

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