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ヴィクトリアマイル(GⅠ/芝1600m)が2018年5月13日、東京競馬場で行われる。ミスパンテール、リスグラシュー、アエロリット、レッツゴードンキ、デンコウアンジュ、アドマイヤリード、ソウルスターリングらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

ミスパンテールは、横山典弘騎手とコンビを組み始めてからターコイズS、京都牝馬S、阪神牝馬Sと重賞3連勝中。デビュー2戦目に臨んだチューリップ賞でソウルスターリングに迫った素質馬の才能が一気に開花したようだ。

勢いは文句なしにメンバー中No.1で、今回も中心的な存在になる。なかなかお目にかかることができない、重賞4連勝でのGⅠ制覇という快挙はなるか。そのポイントを挙げていく。


ポイント① 連戦の疲れ

昨年10月の準オープンから4連勝中。高いレベルで好状態を維持したまま、怒涛の快進撃を続けている。4戦の2着との着差は順にハナ差、クビ差、半馬身差、アタマ差と、いずれも接戦を制したものだった。消耗の激しいレースが続いており、そろそろ疲労の蓄積が心配になる。“お釣り”はどれほど残っているか。

ポイント② 東京へのコース替わり

左回りのレースは、昨年のオークス(10着)以来2度目。オークス当時は本格化する前で、明らかに距離も長かっただけに、結果は度外視して良さそうだが、左回りの経験自体が少なく、結果が出ていないという点は気になるところだ。

また、今回は東京への長距離輸送が伴う。ターコイズSを勝ち、中山への遠征競馬で結果を出しているが、昼夜の寒暖差が激しいこの時期はまた話が変わってくる。早朝に栗東を出発した時と、午後に競馬場に到着した時とで温度差が大きいことが影響して、激しい発汗があったり、イレ込んだりする馬もいるだけに、到着情報や、馬体重、パドックでの雰囲気などはしっかりとチェックしておきたい。

ポイント③ 前走の逃げ

これまでは中団で脚をためて差し脚を生かす競馬を続けてきたが、前走はデビューから9戦目にして初めて逃げの競馬を経験した。逃げたことで行きたがる面が強くなってしまう馬も多く、ミスパンテールはもともと気難しいタイプだけに、前走で逃げる競馬をしたことが今回にどう影響してくるか。

今回はアエロリットなど強力な先行馬が揃っているだけに、無理に先手を主張するようなことは考えづらいが、コンビを組み始めてから重賞3連勝と相性抜群の横山典騎手が、今回はどのような戦法で持ち味を引き出すのか、注目される。

ポイント④ 大型馬が不振のレース傾向

ヴィクトリアマイルでは2006年の第1回から、馬体重500kg以上の馬は【0・3・1・15】。不思議と大型馬は不振だ。

ミスパンテールは前走の馬体重が506kg。大型馬が勝てないというジンクスを破ることができるか。

まとめ

ターコイズSは馬群の狭いところを割り、京都牝馬Sは大外から豪快に差し切り、阪神牝馬Sは一転して逃げ切りと、変幻自在の競馬で連勝街道をひた走るミスパンテール。桜花賞16着、オークス10着と、これまでのGⅠでは歯が立たなかったが、本格化して軌道に乗った今回は、どんなパフォーマンスを見せるか。

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