ユニコーンS2018の競馬予想データ分析…4つの注目点から浮上する激走馬は?

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2018年6月17日、東京競馬場でユニコーンS(GⅢ/ダート1600m)が行われる。ルヴァンスレーヴ、ハヤブサマカオー、グリム、ハーベストムーン、バイラ、リョーノテソーロらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

ダート競走体系の整備の一環として3歳限定初のダート重賞として新設されたのがユニコーンSで、1996年9月に中山競馬場で第1回が開催された。

配当傾向を過去10年で見てみると、単勝4番人気以下の馬が勝利したことは1度もなく、1番人気は4勝しているものの5連敗中、2番人気は3勝で3連勝中、3番人気が3勝となっている。

また、三連単は万馬券にならなかった年が3回ある一方で、2014年と2015年は10万円を超える配当となっていて傾向を読みづらいレースになっている。2018年はどのような決着となるのか。

今回は過去10年のユニコーンSの結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。

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目次

過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順 馬名
2015 2 ノボバカラ
2014 3 バンズーム
2013 3 サウンドトゥルー
2013 3 ケイアイレオーネ
2012 3 タイセイシュバリエ
2010 3 サンライズクォリア
2008 3 アポロドルチェ

注目点① 人気薄を狙うなら単勝6番人気から9番人気を中心に

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が7頭と3割に満たない結果となっていて上位人気馬が勝利していることを裏付ける結果となっている。

しかも、過去10年の内2頭がリストアップされる年が1回しかなく、1頭も該当していない年が4回もあり人気薄を検討する際には慎重にならなければいけない結果であることがユニコーンSの大きな特徴となっている。

また、今回の該当馬を人気別に見ると、高配当になる場合の人気にはそれほど気にする必要がないことがわかるが、単勝10番人気以下の極端な人気薄を狙うのが得策ではないことがわかる。

人気別集計 ユニコーンS 過去10年

人気 着別度数 勝率 複勝率
1番人気 4- 3- 0- 3/ 10 40.0% 70.0%
2番人気 3- 3- 1- 3/ 10 30.0% 70.0%
3番人気 3- 1- 4- 2/ 10 30.0% 80.0%
4番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0%
5番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0%
6番人気 0- 0- 2- 8/ 10 0.0% 20.0%
7番人気 0- 0- 1- 9/ 10 0.0% 10.0%
8番人気 0- 0- 2- 8/ 10 0.0% 20.0%
9番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0%
10番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
11番人気 0- 0- 1- 9/ 10 0.0% 10.0%
12番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
13番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
14番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
15番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
16番人気 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 人気 単勝オッズ
2015 ノボバカラ 9 63.8
2014 バンズーム 7 25.9
2013 サウンドトゥルー 8 30.5
2013 ケイアイレオーネ 11 95.3
2012 タイセイシュバリエ 8 26
2010 サンライズクォリア 6 27.9
2008 アポロドルチェ 6 22.5

注目点② 父・ロイヤルチャージャー系かニアークティック系に注目

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った7頭中5頭がロイヤルチャージャー系かニアークティック系種牡馬となっている。

ロイヤルチャージャー系といえば、ディープインパクトやゴールドアリュール、アグネスタキオンに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言える血統であり、距離適性的にユニコーンSに適している血統と言うことができる。

また、ニアークティック系といえば現在の代表種牡馬はトランセンドで、どちらかと言うと「ダート」「中距離」が得意分野でユニコーンSはまさに得意ということができる。

種牡馬系統別集計 ユニコーンS 過去10年

種牡馬系統 着別度数 勝率 複勝率
ロイヤルチャージャー系 7- 3- 5-40/55 12.7% 27.3%
ネイティヴダンサー系 2- 3- 1-44/50 4.0% 12.0%
ナスルーラ系 1- 1- 0-19/21 4.8% 9.5%
ニアークティック系 0- 3- 4-23/30 0.0% 23.3%
マンノウォー系 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 100.0%
その他のエクリプス系 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名 父系統 種牡馬
ノボバカラ ロイヤルチャージャー系 アドマイヤオーラ
バンズーム ロイヤルチャージャー系 シンボリクリスエス
サウンドトゥルー ニアークティック系 フレンチデピュティ
ケイアイレオーネ ニアークティック系 Henny Hughes
タイセイシュバリエ ニアークティック系 クロフネ
サンライズクォリア ネイティヴダンサー系 キングカメハメハ
アポロドルチェ マンノウォー系 Officer

注目点③ 母父も父同様ロイヤルチャージャー系かニアークティック系に注目

今回は血統面から注目点をもう一つあげると過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った7頭中6頭の母父馬が父馬同様ロイヤルチャージャー系かニアークティック系種牡馬となった。

理由は父馬の時と同様であるが、東京競馬場のダート1600mで行われる3歳限定の重賞というレース条件が母父ロイヤルチャージャー系やニアークティック系に最も適している血統と言うことができる。

母父馬系統別集計 ユニコーンS 過去10年

母父馬系統別 着別度数 勝率 複勝率
ネイティヴダンサー系 5- 4- 3-38/50 10.0% 24.0%
ニアークティック系 4- 4- 4-42/54 7.4% 22.2%
ロイヤルチャージャー系 1- 1- 4-26/32 3.1% 18.8%
ナスルーラ系 0- 1- 0-14/15 0.0% 6.7%
マンノウォー系 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0%
その他のエクリプス系 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0%
トゥルビヨン系 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名 母父系統 種牡馬
ノボバカラ ニアークティック系 フレンチデピュティ
バンズーム ロイヤルチャージャー系 サンデーサイレンス
サウンドトゥルー ロイヤルチャージャー系 フジキセキ
ケイアイレオーネ ネイティヴダンサー系 Marquetry
タイセイシュバリエ ロイヤルチャージャー系 サンデーサイレンス
サンライズクォリア ニアークティック系 ノーザンテースト
アポロドルチェ ニアークティック系 Summer Squall

注目点④ 前走も上位人気(単勝4番人気以内)

最後に前走の人気に注目したとき、今回の該当馬7頭中5頭が前走でも単勝4番人気以内と上位人気となっている。

3歳限定戦においては勝ち抜き戦の様相が強いこともあり、ユニコーンSでは他馬との比較で人気を落としていても前走では実力を認められて上位人気となっていた馬が、前評判を覆した場合に好走できたことを示している。

前走人気別集計 ユニコーンS 過去10年

前走人気 着別度数 勝率 複勝率
前走1人気 4- 4- 2- 17/ 27 14.8% 37.0%
前走2人気 2- 1- 2- 15/ 20 10.0% 25.0%
前走3人気 2- 1- 3- 16/ 22 9.1% 27.3%
前走4人気 0- 2- 0- 10/ 12 0.0% 16.7%
前走5人気 2- 0- 0- 10/ 12 16.7% 16.7%
前走6~9人 0- 2- 2- 25/ 29 0.0% 13.8%
前走10人~ 0- 0- 1- 33/ 34 0.0% 2.9%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 前走人気
ノボバカラ 4
バンズーム 3
サウンドトゥルー 1
ケイアイレオーネ
タイセイシュバリエ 1
サンライズクォリア 3
アポロドルチェ 12

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の2頭が該当する。

コスモロブロイ
ルッジェーロ

なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているが、今年のユニコーンSの登録頭数は27頭(出走可能頭数16頭)となっていて賞金順により抽選・除外対象となっている馬が多数いるので注意が必要だ。

今回の激走馬2頭の内コスモロブロイは抽選・除外対象となっている。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。

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