(C)Ko-Mei

2018年12月15日、中山競馬場でターコイズステークス(GⅢ/芝1600m)が行われる。そろそろ重賞タイトルが欲しいフロンテアクイーン、関屋記念を勝ったプリモシーン、中山牝馬ステークスを勝ったカワキタエンカなどが出走する。癖のある馬が多く、なかなか一筋縄ではいかなさそうだ。

オープン特別時代を含めた過去10年のデータを見ると、1番人気はこれまでに2勝、2着と3着も1回ずつ、着外は6回もある。2番人気も悲惨なことになっており、上位人気は信用できない。16番人気のシンガリ人気の馬が2回も2着になるなど、何が起こるか分からない状況と言える。

なかなか注目を集めにくいレースではあるが、来年はアーモンドアイと戦う馬も出てくる。少なくともここで勝って威厳を見せたいが、危険な人気馬は外に出しておきたい。


データ① 前で勝負しなきゃ話にならない

中山のマイルはとにかく内枠が有利だが、このレースに関しては実はそうでもなく、1番枠から勝ち馬は出ていない。一方で内枠が有利なのは確かであり、逃げ先行をして粘り込みを図ることが求められる。上がり3ハロンのタイムが1位だった馬は過去10年で未勝利、2着が1回、3着が2回といかに信用できないかが分かる。前で勝負できるかどうか、展開の読みが必要だ。

真っ先に消したいのはプリモシーンだ。秋華賞はアーモンドアイに次ぐ末脚を見せたが、いかんせん後ろ過ぎた。これでは厳しい。出遅れて差し届かない、これは十分に考えられる。ビュイック騎手に乗り替わるがスタートを出せるかどうか。アイラインも同様の脚質である。最後方から競馬を進めるタイプであり、なかなか中山で差しは届かないだろう。カワキタエンカの逃げ次第で大きく変わりそうだ。

データ② なんだかんだコンマ9秒差まで

ターコイズステークスは想像以上に荒れるが、意外と前走の着差はまとまっている。だいたいコンマ9秒以内で収まっており、大惨敗した馬が巻き返すケースは少ない。1秒以上の差から巻き返したケースもあるが、前目でレースをした馬に集中する。それなりの理由がないと巻き返すことは出来ないし、いくら荒れるといってもそこには限度というものがある。

後方ままで1秒以上負けたアンコールプリュ、いい時と悪い時がはっきりし過ぎのリエノテソーロあたりは消したい。キョウワゼノビアは府中牝馬ステークスで前目でレースができるので1秒以上負けていても狙いたい気持ちはあるが、良績が左回りに集まるのでここは消し。カワキタエンカは前走ダート戦なので度外視でいいだろう。府中牝馬ステークスはいつものハイペースで逃げてコンマ5秒差で踏みとどまったことを評価すべきだ。

データ③ ハンデデータあれこれ

50キロから56キロまで満遍なく勝ち馬が出ているが、良績が集まるのは53キロ、その次に54キロだ。56キロで勝ったのは2016年のマジックタイムだけ、56.5キロはレッツゴードンキの2着がある。いくら牝馬限定戦とはいえ、それなりの力量がいる。トップハンデはミスパンテールの56キロだが、秋競馬がどうにも振るわない。去年の勝ち馬であるが、その時は例の53キロ。56キロではちょっとしんどいのではないか。

ハンデの増減を見ると明らかに斤量減が優秀であり、7勝2着8回とかなり偏っている。斤量が減れば減るほどチャンスがあると思って良さそうだ。斤量2キロ増のベルーガはそこそこ見込まれた感がある。プリモシーンの55キロも3歳勢で高評価だが、レースではしんどい。デンコウアンジュも実績の割に1キロ増となり、フロンテアクイーンと同じ斤量になった。明らかに実績が違うのにこれでは大変だ。

まとめ

先週もそうだが、荒れる荒れると言いながらカペラステークスは1番人気が初めて勝った。データは出せば打ち砕かれる、そう思ってデータに接することをおすすめする。面白そうなのはカイザーバルだ。秋華賞ではヴィブロスのコンマ2秒差の3着と実績があるが、条件戦をなかなか勝てず、ここに来てようやくオープン入りを果たした。斤量2キロ減で臨めるのはなんとも魅力的だ。

大荒れ大荒れと言いながら堅く収まってしまうのはなんともバツが悪い気持ちになるが、いつも通りの大穴を想定したいところだ。フロンテアクイーンにはマーフィー騎手が乗るが、そう簡単に中山競馬場は乗りこなせない。世界で活躍する騎手のアジャストぶりを見せてもらいたい。

おすすめの記事