ターコイズS2018の競馬予想分析!過去の血統と種牡馬の共通点とは?

2018年12月15日、中山競馬場でターコイズS(GⅢ/芝1600m)が行われる。今年は昨年の覇者ミスパンテール、良血馬フローレスマジックの他に3歳馬プリモシーンや牝馬重賞常連のフロンテアクイーン、カワキタエンカなどが出走を予定している。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回、好走血統は過去10年、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


目次

過去10年好走馬血統

2017年 1着(ダイワメジャー/シンボリクリスエス/マルゼンスキー)

     2着(メイショウサムソン/サンデーサイレンス/プレイヴェストローマン)

               3着(メイショウサムソン/マリエンバード/サンデーサイレンス)

2016年 1着(ハーツクライ/ブライアンズタイム/Sadler's Wells)

     2着(キングカメハメハ/マーベラスサンデー/ジェイドロバリー)

               3着(ブライアンズタイム/Caerleon/Woodman)

2015年 1着(マンハッタンカフェ/シンボリクリスエス/ノーザンテースト)

               2着(サクラバクシンオー/エルコンドルパサー/サンデーサイレンス)

               3着(ハーツクライ/トウカイテイオー/リアルシャダイ)

2014年 1着(スズカマンボ/ウォーニング/ファーディナンド)

               2着(ダイワメジャー/エリシオ/Spectacular Bid)

               3着(アグネスデジタル/サンデーサイレンス/マルゼンスキー)

2013年 1着(キングカメハメハ/Caerleon/Shirley Heights)

     2着(フレンチデピュティ/サンデーサイレンス/Le Fabuleux)

               3着(タニノギムレット/Kingmambo/Summer Squall)

2012年 1着(アグネスタキオン/Caerleon/Woodman)

     2着(アグネスタキオン/エルコンドルパサー/トニービン)

               3着(ダイワメジャー/Silver Deputy/Theatrical)

2011年 1着(アグネスデジタル/トニービン/マルゼンスキー)

               2着(ゼンノロブロイ/トニービン/ノーザンテースト)

               3着(キングカメハメハ/サンデーサイレンス/Secretariat)

2010年 1着(キングカメハメハ/Silver Hawk/Chieftain)

               2着(ゼンノロブロイ/ヘクタープロテクター/ノーザンテースト)

               3着(マンハッタンカフェ/Storm Cat/ジャッジャー)

2009年 1着(フジキセキ/トニービン/トウショウボーイ)

               2着(アグネスデジタル/サッカーボーイ/ニホンピロウイナー)

               3着(ファルブラヴ/フジキセキ/Alydar)

2008年 1着(ダンスインザダーク/Zafonic/Buckfinder)

               2着(タヤスツヨシ/エリシオ/ロイヤルスキー)

               3着(シンボリクリスエス/Fairy King/Precocious)

(血統の分類:ヘイロー系・・・サンデーサイレンス系非サンデーサイレンス系ロベルト系;ニアークティック系・・・欧州型、 米国型豪州型;ミスタープロスペクター系; ナスルーラ系;他系統)

解析・分析:注目血統は?

重賞に格上げされた2015年以降は特にロベルト系の血を持つ馬が活躍している。また欧州型ニアークティック系の血との組み合わせも好相性で今年も狙っていきたい。

2017年 ミスパンテール (母父ロベルト系×母母父ニアークティック系[欧])

2016年 マジックタイム(母父ロベルト系×母母父ニアークティック系[欧])

カフェブリリアント(父ロベルト系×母母父ニアークティック系[欧])

2015年 シングウィズジョイ(母父ロベルト系×母母父ニアークティック系[欧])

オツウ(父ロベルト系)

2013年 ミッドサマーフェア(父サンデーサイレンス系×母父ミスタープロスペクター系×母母父ナスルーラ系)

2010年 カウアイレーン(母父ロベルト系)

2008年 ソーマジック(父ロベルト系)

今年は昨年に引き続き出走するミスパンテールのみが該当しており、連覇に期待したい。ロベルト系の血を持つ馬も他にはベルーガのみとなり、こちらも復帰2戦目の走りに注目したい。

出走予定馬・種牡馬コース成績

ディープインパクト 29-23-22-159 / 12.4% / 31.8%

エンパイアメーカー    1- 3- 1- 17 / 4.5% / 22.7%

ハーツクライ 7- 8- 3- 81 / 7.1% / 18.2%

ダイワメジャー  20-18-23-169 / 8.7% / 26.5%

メイショウサムソン  2- 5- 6- 30 / 4.7% / 30.2%

マンハッタンカフェ  12- 5-11- 69 / 12.4% / 28.9%

キンシャサノキセキ  4- 5- 7- 43 / 6.8% / 27.1%

ステイゴールド  12-15- 7-123 / 7.6% / 21.7%

キングカメハメハ 17-22-12-125 / 9.7% / 29.0%

集計期間:2013.1. 1 〜 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

勝率・複勝率の高さが示すようにここでもフローレスマジック、プリモシーンらディープインパクト産駒が圧倒するか注目だ。複勝率ではメイショウサムソンも高い数字を残しており、勝ちきれないまでも上位争いに期待が持てる。重賞で惜敗が続くフロンテアクイーンがここでも上位争いに加わるか、またデンコウアンジュの復活が見られるか、こちらも注目したい。

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