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2018年11月17日、東京競馬場で東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ/芝1800m)が行われる。悲願のGⅠ初勝利となったモレイラ騎手が騎乗するダノンラスター、札幌2歳ステークスを制したニシノデイジー、地方馬では川崎所属になったナイママが出走を予定する。クラシック戦線を占うレースだ。

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは10年で5回、2着は2回、3着は1回で着外は2回、重賞の中では1番人気の信頼度が高い。しかし、9番人気の馬が勝利するなど全く穴党が太刀打ちできないわけではなく、むしろ危険な人気馬をうまくあぶり出すことでうまく仕留められる。

ダービー馬ワグネリアンやディープブリランテ、皐月賞馬イスラボニータなど勝ち馬はクラシック戦線でも活躍を見せた。有力馬や良血馬が集結するここで来年の行方まで含めて見ていきたい。


データ① 勝ち馬はキャリア3戦まで!

この時期の2歳戦は夏から始動した馬と秋に新馬戦を勝った馬が激突するが、キャリア別の成績を見ると新馬戦組が4勝を挙げている。2戦も同じ4勝、なんと2着は9回もあり、キャリア2戦までで8勝2着10回というハイアベレージだ。3戦になると一応2勝しているがアベレージで見ると低い。キャリア4戦だった馬は過去10年で16頭出て3着2回のみであとは着外。夏の実績ではどうにもならないということか。

トーセンギムレット、トーラスジェミニ、ナイママ、ハクサンタイヨウ、ラバストーンが該当する。キャリア3戦の馬も勝った馬は重賞勝ちかオープン特別勝ちを前走果たしていた。未勝利勝ちのメイスンハナフブキも消しておきたい。札幌2歳ステークス勝利のニシノデイジーは例外。ただ、前走6番人気1着だったことを考えるとそんなに強気に勝負は出来ないという事実も頭の中に入れておきたい。

データ② 前で粘るか鋭い脚か

2歳重賞までは最後の直線だけで鋭い脚を見せればいくらでも着順を押し上げることが出来る。ただ、理想的なのは前目で競馬をすることであり、よほどの末脚を見せないとなかなか勝つことは出来ない。前の馬でも33秒台を使うこともあり、ここは展開次第で変わる。ただし、逃げ馬が残る機会はほとんどなく、ディープブリランテやイスラボニータなどの先行馬が粘り込みを決めるなど、どんな馬でもできるわけではない。

人気馬で微妙なのがカテドラルだ。野路菊ステークスでは6頭立てながら逃げ切り勝ちだったが、道中の1ハロンで13秒0があるなど楽が出来た部分がある。その後、11秒1を2ハロン連続で出してはいるが、同じ競馬が東スポ杯で出来るかは微妙だ。ヴェロックスも同じような理由だが、逃げた馬と同じ脚になり、抜け出せなかったのはあまりいい印象ではない。人気になるなら消しておきたい。

データ③ その他データあれこれ

新馬勝ちの場合にはタイム差なしでのギリギリの勝利は許容範囲だが、未勝利勝ちの場合はそれでは許容できない。コンマ1秒でも差をつけておきたい、馬券圏内に入った馬はいずれもタイム差があった。アドマイヤスコールは前走ハナ差勝利。これでは新馬に太刀打ちできるか。メイスンハナフブキも同じくタイム差なしだが、中山のマイル戦で大外16番ゲートで勝ったことはリスペクトしつつ、消したい。

エリートが集う東スポ杯だが、前走人気別で見ると3番人気までですべての2着までの馬が名を連ねていた。特に新馬などの下級条件では非常に目立った。狙うなら前走3番人気までか。新馬組ではクリノガウディー、ゴータイミングが消える。ニシノデイジーやナイママ、百日草特別勝ちのトーラスジェミニも該当している。トーラスジェミニの場合は前走500万特別の馬の成績が悪く、強調しにくい。

まとめ

新馬組以外はほとんどケチがついたが、ここで面白いのはアガラスだ。アガラスの新馬戦の組は2着から4着、2番人気9着の馬まで含めて勝ち上がっており、実力はある。元々人気を集めていたが、地方馬ナイママに負け3か月の休み明けとなれば評価は落ちるだろう。サンデーレーシングの馬はそれなりの稽古を休みの時でも行えており、額面通りに受け取ることはないだろう。

上位入線馬はクラシック戦線に名を連ね、古馬になって活躍をした馬も多くいる。東京芝1800メートルは実力を出しやすいレースであり、それだけ実力馬が活躍しやすい。未来のダービー馬がいるかもしれない。そう思うと面白いが、過剰人気の馬は1頭でも消しておきたいところだ。

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