東スポ杯2歳S2017の予想分析…ワグネリアン、制覇への3つの期待と2つの不安


(C)@Arappa

2017年11月18日、東京競馬場で東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ/芝1800m)が行われる。

今年で22回目を迎えるこのレースは、過去にも翌年の皐月賞や日本ダービーで上位入線する馬を多数輩出するなど2歳戦の中ではクラシック登竜門として非常に重要なステップレースである。

ここでは、今回の出走予定馬中、最も有力な一頭であるワグネリアンに期待してその根拠などを述べていきたい。


期待① 前走内容

前走、9月16日に阪神競馬場芝1600メートルで行われた、2歳限定オープン特別の野路菊ステークスでワグネリアンは2着のディロスに2馬身2分の1、0.4秒差の圧勝をした。

雨・重馬場の悪条件下ではあったものの中段やや後方から進んだワグネリアンは鞍上の福永騎手も自信の騎乗ぶりで、3コーナー過ぎから新馬戦同様にごちゃつくかもしれないインには入らず外を回って進出を開始する。

そして、直線に入って気合を入れてからのワグネリアンは瞬発力を発揮し、ゴール前は持ったままでゴールインするほど余裕を残した圧勝となり、新馬・オープン特別と2連勝を飾った。

今回の出走予定馬の中で2連勝で挑むのはワグネリアンだけである。

期待② 出走回数と前走勝利

過去10年の傾向を見ると出走回数が2回以下の馬が8勝している。

また、前走勝利した馬が過去10年の中で9勝しているというデータもある。


これは、新馬戦→東スポ杯、新馬戦→未勝利戦→東スポ杯、新馬戦→特別戦→東スポ杯のいずれかの臨戦過程から挑む馬が有力ということを示している。

ワグネリアンは上記の条件にはすべて該当している。

また、2歳の若駒のレースということもあり、使い減りは心配されるところだが、ワグネリアンは2ヶ月間隔での出走と無理使いをせず、むしろ予定通りの出走プランでここまで来ているのではないかと思われる所もあり問題はない。

期待③&不安① ディープインパクト産駒

前走の野路菊ステークス、走りを見てディープインパクト産駒らしさを感じた方は多いに違いない。

父ディープインパクトと同じ金子真人ホールディングスの持ち馬、勝負服ということもあり重ね合わせやすい印象もあるかもしれない。

ディープインパクトはどんな条件でも好走したが、東京競馬場の芝/1800mという条件では過去5年の種牡馬別成績でも最も好成績を残している。

——————————————–
着別度数 勝率 複勝率
——————————————–
53-41-46-240/380 13.8% 36.8%
——————————————–

ただし、東京スポーツ杯2歳ステークスで過去に1着となったことがあるのはなぜか2011年のディーププリランテのみ。

2013年に単勝1.8倍の断トツ1番人気だったサトノアラジンが5着に敗れたのを筆頭に勝利とは縁がない点は不安材料といえるかもしれない。

不安② 長距離輸送

どんな若駒にも常につきまとう不安点である初めての長距離輸送。


栗東・友道康夫厩舎所属で新馬戦は中京競馬場、野路菊ステークスは阪神競馬場と関西圏でのレースだったワグネリアンにとって、今回は初の関東圏でのレースとなる。

来年のクラシック戦線を見据えて満を持しての東上となるわけだが、馬体重が450キロと比較的小柄のワグネリアンにとって、輸送による想定外の体重減などの影響には特に注意したい所。

陣営としても、もちろん様々な想定をした上で輸送を行うはずだが、当日の馬体重発表には注視しておかなくてはならない。

まとめ

今回、レース出走中、唯一の連勝無敗馬であるワグネリアン。

クラシック街道の先頭を走っているとも言えるワグネリアンにとって今回は試金石となる一戦となるが自身の力でもって道を切り開き、さらに駆け抜けていくレースを期待される。


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