2018年12月29日、大井競馬場で東京大賞典(GⅠ/ダ2000m)が行われる。今年はゴールドドリーム、ケイティブレイブ、クリソライト、サウンドトゥルーなどが出走を予定している。
開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。
今回、好走血統は過去10年のレースより集計を行った。
過去10年好走馬血統
2017年 1着(ゴールドアリュール/ティンバーカントリー/トニービン)
2着(フレンチデピュティ/フジキセキ/プラウドデボネア)
3着(アドマイヤマックス/サクラローレル/Be My Guest)
2016年 1着(Langfuhr/Gone West/Salt Lake)
2着(ジャングルポケット/サンデーサイレンス/Sadler's Wells)
3着(フレンチデピュティ/フジキセキ/プラウドデボネア)
2015年 1着(フレンチデピュティ/フジキセキ/プラウドデボネア)
2着(キングカメハメハ/Cherokee Run/Unbridled)
3着(カリズマティック/Pleasant Tap/Petrone)
2014年 1着(キングカメハメハ/Cherokee Run/Unbridled)
2着(ゴールドアリュール/ティンバーカントリー/トニービン)
3着(ロージズインメイ/Devil's Bag/Niniski)
2013年 1着(キングカメハメハ/Cherokee Run/Unbridled)
2着(カリズマティック/Pleasant Tap/Petrone)
3着(ホワイトマズル/アドマイヤベガ/Nureyev)
2012年 1着(スぺシャルウィーク/Awesome Again/Storm Bird)
2着(キングカメハメハ/ブライアンズタイム/サンデーサイレンス)
3着(カリズマティック/Pleasant Tap/Petrone)
2011年 1着(ゴールドアリュール/ミシシッピアン/クラウンドプリンス)
2着(カリズマティック/Pleasant Tap/Petrone)
3着(Tapit/Concern/Northern Jove)
2010年 1着(ゴールドアリュール/ミシシッピアン/クラウンドプリンス)
2着(ブライアンズタイム/Mr.Prospector/Nureyev)
3着(ブライアンズタイム/Seeking the Gold/Pleasant Colony)
2009年 1着(シンボリクリスエス/サンデーサイレンス/Deputy Minister)
2着(エルコンドルパサー/サンデーサイレンス/ノーザンテースト)
3着(トワイニング/サンデーサイレンス/ノーザンテースト)
2008年 1着(フジキセキ/Deputy Minister/Mr. Prospector)
2着(エルコンドルパサー/サンデーサイレンス/ノーザンテースト)
3着(シンボリクリスエス/サンデーサイレンス/Deputy Minister)
(血統の分類:ヘイロー系・・・サンデーサイレンス系、非サンデーサイレンス系、ロベルト系;ニアークティック系・・・欧州型、 米国型、豪州型;ミスタープロスペクター系; ナスルーラ系;他系統)
解析・分析:注目血統は?
近年はサウンドトゥルーやワンダーアキュートの好走があるように米国型ニアークティック系種牡馬の血を持つ馬の相性の良さが目立つ。
2017年 サウンドトゥルー(父ニアークティック系[米])
2016年 アポロケンタッキー(母母父ニアークティック系[米])
サウンドトゥルー
2015年 サウンドトゥルー
ワンダーアキュート(父ニアークティック系[米])
2013年 ワンダーアキュート
ニホンピロアワーズ(母母父ニアークティック系[米])
2012年 ローマンレジェンド(母父ニアークティック系[米]×母母父ニアークティック系[米])
ワンダーアキュート
2011年 ワンダーアキュート
2010年 フリオーそ(母母父ニアークティック系[米])
2009年 サクセスブロッケン(母母父ニアークティック系[米])
2008年 カネヒキリ(母父ニアークティック系[米])
サクセスブロッケン
リピーターレースでありサウンドトゥルーやアポロケンタッキーも見逃せないが、今年はゴールドドリームが該当する。特に相性の良いサンデーサイレンス×米国型ニアークティック系の組み合わせでもあり、同舞台の帝王賞でも勝利している。ここも活躍が期待できるだろう。地方馬ではスーパーステション(父サンデーサイレンス系×母母父ニアークティック系[米])が該当しており10年前に父が制した舞台で中央馬撃破となるかこちらも注目だ。