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2018年12月29日、大井競馬場で東京大賞典(GⅠ/ダート2000m)が行われる。もうどうにも止まらない中央の3歳勢にオメガパフュームとエイコーン、門別の最強馬スーパーステション、船橋に移籍したサウンドトゥルー、忘れてはならないケイティブレイブなどメンバーは揃った。今年最後のGⅠだ。

過去10年を見ると、1番人気が勝ったのは4回だが、2着は4回で3着は2回と複勝率100%だ。ただ勝ち切れないところをみると上位人気馬でも十分可能性はある。穴党は辛いところだが、1番人気が飛ぶとそれなりに馬連や馬単はつく。危険な人気馬の洗い出しはしておくべきだ。

基本的には中央馬で決まるのが東京大賞典だが、地方馬も何頭かは絡む。暮れの大一番、ドバイに向けた一戦だが、冷静にここはあぶり出しを行いたい。


データ① 地方馬の取捨選択

最初に地方馬の取捨選択を行っておきたい。地方馬が過去10年に来たのは2例ある。いずれも船橋の馬で2014年3着のサミットストーン、2010年2着のフリオーソだ。フリオーソはフェブラリーステークス2着もあり、決して驚きはないが、サミットストーンには驚かされた。サミットストーンは浦和記念で中央馬を撃破していた。浦和と大井ではコース形状から何から何まで違うが、やはり中央馬を撃破した事実は大きい。

船橋所属となったサウンドトゥルーはいくら何でも残さないといけない。それ以外は基本的に全消しでいいだろう。問題はスーパーステションだ。門別で今年6戦無敗、門別の大一番道営記念では1秒2差の大楽勝だった。狙いたいのは山々だが、冬季限定で大井へ転厩した際の結果がいかんせん悪すぎる。すんなり逃げられるとは思えず、多少人気を吸うだけの存在になりそうだ。

データ② 中央馬の取捨選択

スマートファルコンという強い馬がいたが、この馬は出来る限り中央のレースを使わなかった。だからこそ、中央しかやらない人にはそこまで知られていないが、地方を含め競馬が好きな人はその存在は強烈だ。そのスマートファルコン以外の馬はJCダートやチャンピオンズカップを使っていた。着差は問わない。1秒以上の大敗でも東京大賞典で着を拾っており、ケイティブレイブをそれだけで切ることは無謀である。

3歳馬エイコーンは準オープン勝ちからの参戦だ。フリオーソ産駒で芝を使っていたことがびっくりだが、ダートに戦いの場を変えてから安定した強さを見せる。しかし、いくら3歳勢が強いといっても準オープン勝ちの身では強調できない。リーゼントロックもオープン特別で着すら拾えないようではどうか。問題はゴールドドリームだが、一頓挫明けは割り引きたい。間隔が開くと凡走の確率が増える。これではどうか。

データ③ その他データあれこれ

東京大賞典は8枠がよく来るという。確かに事実だが、大外が13番枠や14番枠であることが多く、15番枠や16番枠が来ているわけではない。そうなると大外のアポロケンタッキーはどうか。まして今回ダートに乗り慣れず、有馬記念ウィークでは断然人気でしか勝てなかったマーフィー騎手では厳しい。13番ゲートのゴールドドリームでギリギリだ。日本で馬券圏内を外した3回はいずれも2ケタの馬番だったというのは果たして偶然だろうか。

3歳勢がこのレースではあまり結果を残せていない。2着も3着も少しはあるが、勝てていない。オメガパフュームには少し嫌だが、ジャパンダートダービーでコンマ3秒差2着など実績を残しているのは大きい。サクセスブロッケンとハタノヴァンクールはJDDの勝ち馬で、バーディバーディは1番人気に支持されていた。2着3着は十分あるだろうが、1着まであるかといえば疑問だ。確かに3歳勢は抜けている。しかし、前走で1秒の差をルヴァンスレーヴにつけられたのはいただけない。

まとめ

中央勢でほぼ決まるのは間違いないが、問題は何が来るのか。やはりケイティブレイブではないか。中央のダートで本当に大丈夫かという不安があった中でJBCクラシックは勝利した。芝の秋三冠も厳しいが、ダートの秋三冠もなかなかに厳しい。秋4戦目、むしろ前走の大敗はこの馬にとっては良かったのではないか。地方では堅実な分、少しでも人気落ちをしてほしいところだ。

地方馬の頑張りも見せてほしいだけでなく、やや今回は中央勢が手薄だ。準オープン勝ちの馬やオープン特別で大きく負けた馬が中央馬として出ている。サウンドトゥルーが船橋へ転厩してどこまでやれるかも興味深い。競馬界最後のGⅠ、当日は年に1度の国際GⅠファンファーレを現地で聞いて、年末の雰囲気を感じたい。

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