東海S2018の競馬予想分析…オールマンリバーの激走への3つのカギとは?

好成績を残すダートで初重賞制覇へ――。

2018年1月21日、中共競馬場にて東海S(G2/ダ 1800m)が行われる。重賞で成績を残しているテイエムジンソク、アポロケンタッキー、ドラゴンバローズあたりが上位人気となりそうだ。

G1で結果を残している馬もいるため、伏兵の台頭は難しそうだが、その中でも可能性のある馬に注目したい。それはオールマンリバーだ。重賞経験はないものの、ダートでの好成績は著しく、ここで馬券に絡んでもおかしくはない。

オールマンリバーが好走するためのポイントについて考察していこう。


目次

ポイント① ダートでの成績

まずはオールマンリバーの成績を確認していこう。芝でデビューも未勝利勝ちはダート、その後また芝に戻るなどいまいち安定しない競走馬だった。しかし、4歳になってからはその成績は激変した。

明けて4歳になり、一度芝を使ってからはずっとダートを使っており、結果も十分に残していると言えるだろう。2016年からのダート成績は、4-7-4-2/17という驚異的なものである。

勝率23.5%、複勝率88.2%は簡単に叩き出せる数字ではないだろう。また、このデータを今回の舞台となる中京競馬場に特化させてみると、2戦2勝という結果が出た。

さらにもう1つデータを追加するならば左回りのダート戦だろうか。2016年からの左回りダート戦でもオールマンリバーは、4-1-4-0/9という成績を残している。左回りであれば複勝率は100.0%なのだ。

重賞は初出走という課題はあるが、このデータを見れば買わずにはいられないのではないか?

ポイント② テイエムジンソクとの差

昨年の5月、オールマンリバーはテイエムジンソクと対戦しており、1.5秒差での敗戦を喫している。これについてもどう考えるかで馬券の買い方が変わってくるのではないか。

馬柱を見ればそのタイム差やテイエムジンソクのG1での成績からこちらの力不足は一目瞭然である。しかし、実際にそのレース映像を確認してみるとそこまで簡単な話ではない。

このレースで跨った北村友一騎手は完全に流れに乗ることができていない。もちろん圧倒的な強さで勝ったテイエムジンソクの力は計り知れないが、逆に完全に乗れていない状態で最後5着に来た馬の力を評価したい。

対戦成績から迷いなくこの馬を切ることも考えられるが、一度レース映像を見ることをお勧めする。現状力の差は否めないが反撃の余地はあると判断する1つのファクターになるかもしれない。

ポイント③ 昇級初戦

多くの人が気になるポイントはこの馬が昇級初戦となることではないか。実際6歳で初めてのオープン入り、ここが重賞初挑戦と疑うべき要因は多い。

しかし、ここで着目すべきはオールマンリバーの昇級初戦の成績だ。これについても2016年以降のダート戦に限定してデータを抽出してみる。ステップとしては500万下から1000万下、1000万下から1600万下の2回が昇級戦となる。

その成績は1000万下で4番人気2着、1600万下で6番人気2着である。このことから読み取れるのは、オールマンリバーが相手なりに走ることのできる馬であることだ。

つまりは初めての重賞でも十分に爪痕を残すチャンスはある。前述したデータに加えて、この馬の昇級戦成績に注目してみるのも面白いのではないか。

まとめ

いかがだっただろうか?上位人気、特にテイエムジンソクは固いと考えるファンが多いこのレース、人気薄が予想されるオールマンリバーの可能性を感じることはできただろうか。

果たしてこの馬はこれまた昇級戦で結果を残すことができるのか。こういった点から東海Sを考察していくのも面白いだろう。

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