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2019年10月27日、東京競馬場で天皇賞秋(GⅠ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるアーモンドアイ、サートゥルナーリア、ワグネリアン、ダノンプレミアム、アエロリットらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年間のデータを参考に予想を進めていく。


天皇賞秋の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは4回で、2着、3着はともに2回。以前は1番人気が勝てない時期が長く続いたが、それも過去の話のようだ。

2番人気もそれなりだが、それ以下は混戦。5番人気が4勝を挙げるなど、伏兵馬の台頭も視野に入れておきたいところだ。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① ステップレース組の取捨選択

前走毎日王冠(4- 3- 5-43)
勝率 7.3% │ 複勝率 21.8%

前走オールカマー(1- 0- 0-26)
勝率 3.7% │ 複勝率 3.7%

毎日王冠組は、掲示板外でも2番人気までだった馬、コンマ5秒負け、3着以内、これらの条件はクリアしたい。クリアすればするほどチャンスはありそうだ。

オールカマー組は去年のレイデオロがジンクスを打ち破ったが基本は苦戦傾向。これは京都大賞典組も同じで、1着以外は思い切って切るのがいいだろう。

実は一番アベレージがいい宝塚記念組だが、当然勝ち馬も狙いなのだが、人気を背負いながら負けたような馬が意外と狙い目。不安視され、多少オッズを落とす中だからこそ面白い。

予想参考データ② 3歳馬の取捨選択

3歳馬は過去14頭が参戦し、未勝利2着2回3着1回。6歳以上が散々な成績であることを考えればこれでも十分なのだが、まだ厳しいのかもしれない。

3頭の中で2頭が毎日王冠を使い、もう1頭はセントライト記念で勝っている。すでに古馬にもまれた馬、もしくはステップレースで勝った馬ということになるのだが、気を付けたいことも。

セントライト記念を勝って参戦したフェノーメノはダービーでハナ差2着など、それなりに東京での実績がある。サートゥルナーリアはその点、若干乏しい。世代間のレベル差がどうかも気になる。

予想参考データ③ 牝馬の取捨選択

牝馬はこの10年で延べ12頭が参戦し、1着1回2着2回3着1回とそれなりの成績だが、ウオッカ、ブエナビスタ、ジェンティルドンナという最強牝馬論争に必ず出てくる牝馬のもの。

面白いことにこの3頭はいずれも前のレースで負けている。ウオッカに至っては2年連続で毎日王冠を取りこぼしたが、天皇賞秋では結果を出した。

アーモンドアイは前走タイム差なし3着で、しかも不利もあった。鉄砲もきく、普通は勝ち負けか。あとは56キロを克服できるかどうか。

2019年の危険な人気馬は?

ダノンプレミアムは人気になる見込みだが、やはり中内田厩舎は2000メートル以上になると甘くなる傾向にある。ぶっつけ本番は問題ないが、距離延長と58キロの克服がどうか。天皇賞秋の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、アエロリットは3つ目の消しデータに合致している。非根幹距離に強い、いわゆるルージュバックタイプ。ここよりもスワンステークスの方が勝ち負けになりそうでもないが、距離延長で残せるほど甘くはないだろう。

反対にアーモンドアイは危険なデータに一つも当てはまらない。負けるとすれば伏兵馬の一発だが、上位人気の馬を怖がる必要はなさそう。勝負付けが全くついていないだけに今年は面白いのだが、2倍程度ならとてもおいしいことは間違いない。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、アーモンドアイと言えそうだ。

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