アルゼンチン共和国杯2019の競馬予想分析!5つのデータから導く勝ち馬候補

2019年11月3日、東京競馬場でアルゼンチン共和国杯(GⅡ/芝2500m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるアイスバブル、アフリカンゴールド、ノーブルマーズ、ムイトオブリガード、ルックトゥワイスなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

アルゼンチン共和国杯の勝ち馬傾向

過去10年のデータを見ると、1番人気が3勝、2番人気が3勝、3番人気が2勝と、ハンデ戦ながら上位人気が強い。一方で、残る2頭の優勝馬は7番人気、11番人気と、波乱含みではある。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 芝2400m以上でV実績があれば有利

まず重賞実績に目を向けると、勝ち馬10頭中6頭が芝重賞の勝ち馬。残る4頭には芝重賞で掲示板に載った経験があった。

さらに距離実績を見ると、勝ち馬10頭8頭に芝2400m以上でVかGⅠ2着の実績があった。残る2頭は2400m以上が未経験で、オープンクラスの芝2000mで勝っていた。

予想参考データ② 実績馬なら大敗からの巻き返しも望める

前走のクラス別成績は以下の通り。

1000万下(0-0-2-1)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率66.7%

1600万下(2-4-2-18)
勝率 7.7% │ 連対率23.1% │ 複勝率30.8%

オープン特別(2-0-2-37)
勝率 4.9% │ 連対率4.9% │ 複勝率9.8%

GⅢ(0-0-1-12)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率7.7%

GⅡ(3-5-1-60)
勝率 4.3% │ 連対率11.6% │ 複勝率13.0%

GⅠ(3-1-2-8)
勝率 21.4% │ 連対率28.6% │ 複勝率42.9%

また、前走着順は以下の通り。

前走1着(2-3-4-17)
勝率 7.7% │ 連対率19.2% │ 複勝率34.6%

前走2着(2-0-1-7)
勝率 20.0% │ 連対率20.0% │ 複勝率30.0%

前走3着(0-3-2-7)
勝率 0.0% │ 連対率25.0% │ 複勝率41.7%

前走4着(2-1-0-8)
勝率 18.2% │ 連対率27.3% │ 複勝率27.3%

前走5着(0-1-0-15)
勝率 0.0% │ 連対率6.3% │ 複勝率6.3%

前走6~9着(3-2-2-41)
勝率 6.3% │ 連対率10.4% │ 複勝率14.6%

前走10着以下(1-0-1-40)
勝率 2.4% │ 連対率2.4% │ 複勝率4.8%

勝ち馬10頭中6頭が前走で掲示板を確保。前走で掲示板を外していた4頭はいずれも芝2400m以上の重賞を勝っていた。大敗から巻き返しを狙う馬は実績に注目。

また、勝ち馬全10頭が前走で5番人気以内に推され、うち7頭は3番人気以内だった。

予想参考データ③ 7歳以上は不振

年齢別成績は以下の通り。

3歳(1-0-3-1)
勝率 20.0% │ 連対率20.0% │ 複勝率80.0%

4歳(6-4-3-23)
勝率 16.7% │ 連対率27.8% │ 複勝率36.1%

5歳(0-4-4-42)
勝率 0.0% │ 連対率8.0% │ 複勝率16.0%

6歳(3-2-0-28)
勝率 9.1% │ 連対率15.2% │ 複勝率15.2%

7歳(0-0-0-19)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

8歳以上(0-0-0-23)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

予想参考データ④ 関西馬が優勢

美浦(3-3-6-67)
勝率 3.8% │ 連対率7.6% │ 複勝率15.2%

栗東(7-7-4-69)
勝率 8.0% │ 連対率16.1% │ 複勝率20.7%

予想参考データ⑤ ハンデ56kg以上が中心

勝ち馬10頭中9頭がハンデ56kg以上で、残る1頭は格上挑戦で55kgだった。比較的ハンデの重い馬が強く、トップハンデも【3・2・2・11】とまずまずの成績。

2019年の主役候補は?

中心となるのは、前走の目黒記念で重賞初制覇を飾り、トップハンデ57kgを背負うルックトゥワイス。管理する藤原英昭厩舎は、昨年のこのレースをパフォーマプロミスで制している。

ウインテンダネスは昨年の目黒記念を制覇。その後はやや精彩を欠いているが、昨年のこのレースでも4着と健闘しているように、舞台適性は高い。

ムイトオブリガードは昨年のアルゼンチン共和国杯で2着、ノーブルマーズは昨年の目黒記念で2着と、舞台実績がある。ともに前走で掲示板を確保し、ハンデ56kg。重賞初制覇のチャンスだ。

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