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2019年7月7日、福島競馬場で七夕賞(GⅢ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるロシュフォール、タニノフランケル、ミッキースワロー、ストロングタイタン、ブラックスピネル、クレッシェンドラヴらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

中山開催だった2011年を除く10年間のデータを参考に予想を進めていく。


七夕賞の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは3回、2着は1回、3着2回と、信頼度は平均的、ハンデ戦としては十分とも言える。

さすがはハンデ戦、1番人気以外は分散傾向にあり、7番人気と11番人気が存在感を見せるなど、穴党にとってはやる気が出るレースだ。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 適性の違う競馬場からは厳しい?

福島競馬場とタイプが似てる競馬場といえば小倉や札幌、函館だが、時期的に前走その競馬場を使うケースは少ないため、東京や阪神といったところが目立つ。

一方、新潟競馬場からは案外参戦数が少なく、ここで勝負するぐらいなら満を持して新潟を待つ、もしくはここを叩いて新潟を目指すような傾向にある。

鳴尾記念が強いのは、内回りで坂こそあれど、似たような能力が求められるから。目黒記念の場合はハンデを克服した馬の強さか。

新潟大賞典組は1頭だけ2着に来たがあとはサッパリ。相性がいいわけではないことを知っておきたい。

予想参考データ② 意外と後ろからでも届く

福島競馬場は典型的な小回りコースで、逃げ残りを期待できそうなイメージが強いが、芝のアレンジなどもあって、開幕週から差しが決まることも珍しくない。

芝の傾向が変わったのはここ数年だが、面白いことにここ数年は逃げ残りが見られない。前目で結果を出す馬もそこまで多くなく、中団や後方待機の馬が穴を開けることも見られる。

その証拠が上がり3ハロンの成績だが、複勝率は上がり3ハロン2位までなら複勝率7割。できれば小回りコースでの上がりタイムでいい馬を選びたいところだが、果たして。

予想参考データ③ 実力ある57キロを狙え!

斤量57キロ(5- 2- 1-17)
勝率 20.0% │ 複勝率 32.0%

ハンデ戦ではあるものの、56キロまではどれも強調しにくいのがポイントで、軽ハンデだからすぐに買えるとは限らない。

むしろ、57キロはトップハンデになることもあるが、5勝も挙げている。58キロは未勝利だが、6頭中3頭が馬券圏内と斤量だけで無視はできない。

57キロ以上の馬で好走傾向にあるのは、前走1着か、前走重賞で掲示板に入っているかどうか。

ちなみにトップハンデはミッキースワローの57.5キロだが、半端な斤量は七夕賞では全く来ておらず、先週のCBC賞と傾向は異なる。

2019年の危険な人気馬は?

ロシュフォールは人気になる見込みだが、東京や新潟などで末脚を発揮できても、福島で同じことができるかどうか。まだ経験が少ない分、人気を裏切ってもさほどおかしくない。七夕賞の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ミッキースワローは3つ目の消しデータに合致している。57.5キロであることもそうだが、いかんせん安定感がなく、良績は非根幹距離に集中。2年ぶりに菊沢一樹騎手に戻るが、その菊沢騎手もパッとしない。ここは厳しいか。

反対にブラックスピネルは危険なデータに一つも当てはまらない。2000メートルも対応し、鳴尾記念でも見せ場は作った。マルターズアポジーが逃げて番手になることは濃厚だが、折り合いも問題ない。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ブラックスピネルと言えそうだ。

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