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スプリント適性は如何に—。

2018年3月25日、中京競馬場で高松宮記念(GⅠ/芝1200m)が行われる。レッドファルクス、レッツゴードンキ、ファインニードル、セイウンコウセイ、ダンスディレクター、ダイアナヘイロー、レーヌミノルらが出走する。どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

ここでは、桜花賞勝利から秋華賞へ向かうために距離延長を重ねたレーヌミノルについて考察して行こう。短距離馬を思わせる馬体ながら、クラシック路線を進んだ当馬、距離短縮でどこまで通用するか。


期待① スプリント適性

レーヌミノルは短距離適性の高い馬である。デビュー戦とそれに続く重賞で1200mを使ったことから、厩舎側もこれに関しては十分に理解している。

クラシック路線を進むために徐々に距離を伸ばして桜花賞を見事勝利した。その後の優駿牝馬(2400m)、秋華賞(2000m)は流石に無理があったように思えるが、これらの敗戦後は距離を短縮して再びG1タイトルを狙いにきた。

前走も1200mだったが、斤量増、15番枠、2歳以来の1200m戦と、条件が揃ったとは言えない状況で勝ち馬に0.1秒差の6着だった。

この結果からも高いスプリント適性を読み取ることができ、久しぶりの1200mを一戦して勘が戻ってくればG1タイトルの手が届いてもおかしくはない。

期待② 調教内容

この馬は追い切りでかなり速い時計を出す特徴がある。調子が良かったと思われる桜花賞の一週前には、CW 6F 80.1-63.6-49.4-36.2-11.4(G一)という時計で駆け抜けている。

桜花賞後のレースにおける追い切りでは、悪くはないもののどこか良化の余地を残しているような内容だったのも事実である。

今回は同じくCWで一週前追い切りを行った。そのタイムは6F 79.5-64.2-49.7-36.5-11.8(一杯)というものである。前述した通り、元から速い時計を連発する馬であるため特別速いということはないが、ここ最近では良化が窺える内容である。

期待③ 継続騎乗

レーヌミノルはここまで何度も乗り替わりを経験している。浜中騎手、蛯名騎手、池添騎手、そして和田騎手だ。

桜花賞では、初コンビを組んだ池添騎手とタイトルを手にしたが、やはり手の合う騎手に継続して乗ってもらう方が、結果が出やすいことがある。

そう考えると、今回で連続4回目となる和田騎手が騎乗することはプラスに働くこと間違いなしである。和田騎手が乗って追い切りを行うことも多く、好感触を得てレースに挑んでいる。

再びスプリント界で頂点に立とうとするレーヌミノル、昨年自身の過去最多勝利を更新して波に乗る和田騎手の手腕に期待しよう。

不安① 馬体重

過去10年のデータにおいてレーヌミノルにとっては不都合な分析結果が出ている。それは前走時の体重が480kgを下回っていた馬の不振だ。

実際の数字を見てみると、480kg未満 1-0-4-44、勝率2.0%、複勝率10.2%というものである。参考に480kg以上だった馬は、9-10-6-103、勝率7.0%、複勝率9.5%と、馬体重の軽い馬を上回っている。

レーヌミノルは前走マイナス体重の474(-6)kgでオーシャンSに出走しており、残念ながらデータの悪い前者に該当することになる。

前走中山から今回中京での出走となることから、輸送も少なく済む。できればプラス体重で出てきて欲しいものである。

不安② 前走着順

さらに、データを分析するとこの馬にとって不利に働くデータが得られた。それは前走6着以下に終わった馬の不振に関するデータである。

レーヌミノルは、勝ち馬と0.1秒差ながら6着での入線であり、このデータに該当するのだ。

前走で6着以下だった馬の高松宮記念成績(10年)は、0-1-2-78、勝率0%、複勝率3.7%というものである。このデータはかなり深刻であり、この通りの結果にならないように祈るばかりである。

まとめ

いかがだっただろうか?本来短距離馬であるレーヌミノルがここで再起する可能性について考察することができたのではないか。

適性距離に戻り、調教の出来も良い、さらに和田騎手の継続騎乗と、良いことづくしのようにも見える。しかし、データ分析上は負のデータがレーヌミノルを取り巻いており、簡単には行かなそうだ。

距離適性や上向いた状態がデータを覆すか、注目のレースは25日15時40分にスタートが着られる。

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