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2019年4月14日、中山競馬場で皐月賞(GⅠ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるサートゥルナーリア、ダノンキングリー、アドマイヤマーズ、ヴェロックス、ニシノデイジー、ファンタジストらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

2011年の東京開催を除く、過去10回分のデータを対象とする。


皐月賞の人気馬成績

過去10回のデータを見ると、1番人気は2勝、2着が1回、3着は2回と、さほど信頼度は高くなく、波乱含みだ。

4番人気まで同じようなアベレージを残しており、4番人気までひと塊と考えていいだろう。7番人気から9番人気までの伏兵馬に注意だ。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 信頼できるトライアルレースは?

サートゥルナーリアがホープフルステークスからのぶっつけ本番、年内初戦が皐月賞というケースは過去10年では3着以内に入っていないだけに心配の声が上がる。

一方、本来の王道ローテであるトライアルレース組、過去のデータからどのレースが信頼できるのかを見ていく。

前走スプリングS ( 3- 1- 2-41)
勝率 6.4% │ 複勝率 12.8%

前走弥生賞 ( 2- 5- 4-32)
勝率 4.7% │ 複勝率 25.6%

前走若葉S ( 0- 3- 1-20)
勝率 0.0% │ 複勝率 16.7%

複勝率で見れば弥生賞が一番信用できるが、弥生賞でコンマ4秒負けまでが1つの目安であり、少なくとも掲示板には入っておきたい。例外は2009年3着のセイウンワンダーだけ。

若葉ステークスは1番人気もしくは2着まで、スプリングステークスも2着まで、コンマ2秒負けがデッドラインだ。

前走惨敗して巻き返したのは当時の2歳王者だったセイウンワンダーだけ。実績がないと巻き返すのはしんどい。

予想参考データ② 乗り替わりはマイナス

若駒と称され、精神的にまだ幼い3歳馬。競馬を教えるという意味であえて逃げさせないなど、様々なことを教えてきたのが騎手である。

これまで教育してきた騎手から、勝ちにこだわる騎手に乗り替わる、一見すると良さそうだが、アベレージ的には乗り替わりはマイナスだ。

ちなみに去年は馬券圏内に入った馬は継続騎乗、乗り替わりで3着以内に入った馬のすべてが重賞連対以上の成績を残している。

できるだけ継続騎乗、乗り替わりにしてもそれなりの実力を人馬ともに持ち合わせる事、これが重要だ。

予想参考データ③ スピードのある馬がいい?

最も速い馬が勝つといわれる皐月賞。ここ数年は新馬や未勝利などをマイルで勝った馬が皐月賞を制するなど、スピード面が問われている。

去年はやや重だったが、良馬場開催だと2分を切るのは当たり前、1分57秒台の決着が目立つ。スタミナもそうだが、よりスピードが必要になっている。

ただマイルで勝てばいいというわけではなく、やはり2000メートル実績も欲しい。この兼ね合いがなかなか難しいものだ。

サートゥルナーリアがまさに該当するが、そこまで枠順は内ばかり。外に回されるような展開になっても大丈夫か。時計も強調できず、時計勝負への対応も鍵だろう。

2019年の危険な人気馬は?

サートゥルナーリアが人気に支持される見込みだが、年内初戦が皐月賞というのはさすがにどうか。強い競馬ではあったが、時計の裏付けがない。不安要素が多く、それで単勝1倍台の人気になられると手は出せない。皐月賞の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ニシノデイジーは1つ目の消しデータに合致している。鞍上の勝浦正樹騎手がここまで未勝利なのはきついか。洋芝で連勝した割に、重馬場の弥生賞は苦戦を強いられた。良馬場だから巻き返すというのは、ちょっと考えにくく割引だ。

反対にアドマイヤマーズは危険なデータに一つも当てはまらない。マイル重賞は朝日杯を入れて2勝、共同通信杯は少頭数ながらタイムは非常に優秀で、2着のアドマイヤマーズは負けて強しの内容。血統面でマイラータイプなのは明らかだが、共同通信杯ではそこまで距離の限界は感じなかった。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、アドマイヤマーズと言えそうだ。

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