アーリントンカップ2019の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

2019年4月13日、阪神競馬場でアーリントンカップ(GⅢ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。

馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。

人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。

今回、人気が想定されるのはフォッサマグナ、ヴァンドギャルド、ヴァルディゼール、ミッキーブリランテ、カテドラルらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とした。


目次

アーリントンCの配当傾向

過去10年を見ると、三連単の最高額配当は2011年の574,500円で、その他に2016年(194,110円)や2015年(325,370円)、2009年 (251,690円)などで10万超えの馬券が多数出ている。2014年(1,740円)のように固く決着する年もあるが穴馬の選定が必須のレースと言える。

単勝オッズは2015年(3,480円)が最高配当でこの年と2010年(1,760円)で人気薄馬が優勝しているものの、その他は比較的上位人気馬の優勝が目立っている。軸馬に関しては人気薄に狙いを定め過ぎるのは危険と言える。

馬連は2011年(41,440円)と2009年(17,660円)を含めた3年で万馬券が出ており、こちらも穴馬の選定が重要と言える傾向が見られる。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 好走血統に注目

父系はサンデーサイレンス系ではダイワメジャーがコンスタントに活躍馬を出している印象を受けるが、他のサンデー系種牡馬も絡んでいる。非サンデー系では去年のパクスアメリカーナ(父クロフネ)やレッドヴェイロン(父キングカメハメハ)のようにノーザンダンサー系やミスタープロスペクター系も活躍している。

活躍しているサンデー系種牡馬産駒の多くはノーザンダンサー系の血を含む傾向にある。

2017年 レッドアンシャル(母父Storm Cat)/ディバインコード(母母父ダンシングブレーヴ)
2016年 レインボーライン(母父フレンチデピュティ)
2015年 アルマイオリ(母父ピルサドスキー)/マテンロウハピネス(母父モンジュー)
2014年 ミッキーアイル(母父ロックオブジブラルタル)/フェルメッツァ(母母父Nureyev)
2013年 コパノリチャード(母母父Caerleon)/レッドアリオン(母父ダンシングブレーヴ)

一方でノーザンダンサー系やミスタープロスペクター系種牡馬産駒の傾向としては近年は3代前までにサンデー系の血を持つ馬の好走が目立つ。
2018年 パクスアメリカーナ(母父サンデーサイレンス)
2017年 ペルシアンナイト(母父サンデーサイレンス)
2015年 ヤングマンパワー(母父サンデーサイレンス)
2014年 タガノグランパ(母父スペシャルウィーク)
2013年 カオスモス(母母父サンデーサイレンス)

この傾向は人気馬だけでなく、人気薄の馬にも該当しており、今年も注目だ

予想参考データ② 人気薄の差し馬に注目

激走馬の道中の位置取りに注目すると中団待機から差してくるケースが多い。以下に人気と道中の位置取りを記した。

2017年 レッドアンシェル(6人気/11-10)
2016年 ダンツプリウス(9人気/8-5)/ロワアブソリュー(7人気/12-12)
2014年 フェルメッツア(6人気/10-10)
2012年 アルキメデス(6人気/8-7)

予想参考データ③ 人気薄の関東馬に注目

関西圏の重賞であるが、人気薄の関東馬も激走するケースが度々ありしっかり拾いたい。

2015年 ヤングマンパワー(9人気)
2011年 テイエムオオタカ(5人気)
2010年 レト(8人気)
2009年 マイネルエルフ(12人気)

2019年の穴馬候補は?

以上のデータから面白そうなのはニシノカツナリ、ロードグラディオ、ミッキースピリットだ。

ニシノカツナリはミスタープロスペクター系×サンデー系の組み合わせ、中団からの競馬が想定される。是非警戒したい関東馬の一頭だ。

ロードグラディオはミスタープロスペクター系×サンデー系であり、ミッキースピリットはディープインパクト×ノーザンダンサー系の条件の良いが合致する。こちらも是非期待したい。

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