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2018年4月15日、中山競馬場で皐月賞(GI/芝2000m)が行われる。ワグネリアン、ステルヴィオ、タイムフライヤー、ジャンダルム、キタノコマンドールらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

ジェネラーレウーノは未勝利、葉牡丹賞、京成杯と3連勝。初勝利から僅か3か月足らずで重賞ウイナーの仲間入りを果たした。

芝2000mで3勝しているのはメンバー唯一で、そのうち2勝を中山でマーク。舞台実績はメンバーNo.1と言っていい。4連勝でのGⅠ制覇へ、クリアすべきポイントを探っていく。


ポイント① 時計の大幅な短縮

一昨年の皐月賞(優勝馬ディーマジェスティ)は当時のレースレコードとなる1.57.9で決着し、昨年(優勝馬アルアイン)はそれを更新する1.57.8で決着。近年は高速決着が続いており、速いタイムへの対応力が求められる。今年は降雨で馬場悪化が予想され、そうなれば時計はそれほど速くなりそうにないが、一線級同士の争いでタフな流れに対応できるだけの底力が必要になるだろう。

ジェネラーレウーノは芝2000mで3連勝して距離適性の高さを示しているが、自己最速は前走でマークした2.01.2。今回はタイムをどこまで短縮できるかが課題になる。

また、京成杯の相手関係はかなり低調だった。2勝しているのはジェネラーレウーノを含めて僅か3頭というメンバー構成で、京成杯後に勝利を挙げた馬はいない。そればかりか、2着だったコズミックフォースはすみれS(OP)で5着、3着だったイェッツトはゆりかもめ賞(500万下)で7着と、いずれも次走で1番人気を裏切っている。

ジェネラーレウーノ自身は、逃げ切った未勝利戦、葉牡丹賞と変わって2番手からの競馬で結果を出し、大きな収穫があった。しかし、これまでのレースレベルや戦ってきた相手からは、強調材料に欠ける。

ポイント② 休み明け

皐月賞の過去20年で、中9週以上だった馬は【0・0・5・22】。同年にクラシックを制するジャングルポケット(1998年3着)、エイシンフラッシュ(2010年3着)、サトノダイヤモンド(2016年3着)、レイデオロ(2017年5着)といった名馬でも連対すらできなかった。

ジェネラーレウーノは京成杯以来、約3か月ぶり。3月下旬に帰厩して順調に乗り込まれているが、休み明けのせいか、良化がスローに映る。1週前追い切りでは、併せ馬で先着はしたものの、仕掛けられてからの反応がやや鈍く、格下馬に手応えで劣っていた。

ここまでは使われながらパフォーマンスのレベルを上げてきただけに、ぶっつけで力を発揮することはできるか。

ポイント③ 精神面の成長

これまでのレースでは、道中で物見をするなど、競馬に集中できていない面を見せている。陣営も語るように、まだ精神的に幼く、完成にはほど遠い。そんな現状でありながら重賞を勝ったのは高い潜在能力の証明だが、GⅠともなればそう甘くはないだろう。

父スクリーンヒーローは自身もそうだったが、モーリスやゴールドアクターに代表されるように産駒も晩成型が多い。今後の成長にはかなり期待ができそうだが、本当に狙いが立つのはまだ先かもしれない。

まとめ

これまでのレースぶりから、将来性の高さを感じさせるジェネラーレウーノ。しかし今回は、クリアすべきハードルがかなり高そうだ。まずは前走からの3か月でどれほど成長しているかが焦点になる。世代のトップレベルを相手にどんなパフォーマンスを見せるか。

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