2018年9月1日、札幌競馬場で札幌2歳ステークス(GIII/芝1800m)が行われる。ウィクトーリア、クラージュゲリエ、クリスタルバローズ、ラブミーファイン、アフランシールらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?
当コーナーでは、過去のデータやレース傾向から勝ち馬を導き出していく。なお、特に明記していない場合、過去10年を対象とする。
目次
データ① 実績
勝ち馬10頭中6頭が芝1800mで勝っていた。残る4頭のうち、2頭は芝1600mの新馬戦を勝った1戦1勝の馬で、もう2頭は芝1500mのオープン特別で連対していた。
また、勝ち馬10頭中8頭が、芝レースでメンバー最速の上がり3Fをマークした経験があった。
データ② 前走
勝ち馬全10頭が前走で3番人気以内に支持され、うち6頭が前走1番人気だった。前走で高い評価を得ていると理想だ。
データ③ 性別
牡・騸馬【8・7・7・84】(勝率 7.5%、連対率14.2%)
牝馬 【2・3・3・24】(勝率 6.3%、連対率15.6%)
データ④ 所属
美浦【4・4・4・48】(勝率 6.7%、連対率13.3%)
栗東【5・5・4・56】(勝率 7.1%、連対率14.3%)
地方【1・1・2・4】(勝率12.5%、連対率25.0%)
データ⑤ 人気
1番人気【3・2・1・4】
2番人気【2・2・0・6】
3番人気【3・0・1・6】
勝ち馬全10頭が5番人気以内。
結論
中心となるのはニシノデイジー。函館芝1800mの新馬戦で2着後、同じ舞台の未勝利戦でメンバー最速の上がり3F35.7秒をマークして1番人気に応えた。評価はあまり高くなさそうだが、優勝馬の条件に多く合致している。
クラージュゲリエは、2番人気だった札幌芝1800mの新馬戦でメンバー最速の上がり3F34.0秒をマークして勝ち上がった。今回も上位人気に推されるようなら、信頼度は高まる。
ウィクトーリアは、函館芝1800mの新馬戦で1番人気に応えてレコード勝ち。半兄ブライトエンブレム(父ネオユニヴァース)は2014年にこのレースを勝っており、兄妹制覇がかかる。
芝1800mの新馬戦で上がり最速をマークして勝ち上がったアフランシール(函館)、クリスタルバローズ(福島)などにもチャンスはある。