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2019年6月30日、福島競馬場でラジオNIKKEI賞(GⅢ/芝1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるヒシイグアス、ランスオブプラーナ、ブレイキングドーン、ディキシーナイト、レッドアモネスらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

中山開催だった2011年を除く10年間のデータを参考に予想を進めていく。


ラジオNIKKEI賞の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは2回、2着は3回、3着1回で、信頼度はまずまずだが、鉄板とは言い難い。

ハンデ戦ということもあり、全体的に信頼度は同じくらいで、最低人気馬の激走もあることから、人気馬だから信用するというのは避けるべきか。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 珍しく関西馬が不振?

関西馬(2- 3- 2-52)
勝率 3.4% │ 複勝率 11.9%

中山や東京開催でも関西馬は存在感を見せるが、このラジオNIKKEI賞に関しては関東馬が強く、関西馬はパッとしない。

その中でもどのような馬が来るかだが、2015年1着アンビシャス、2018年1着メイショウテッコンの共通点はオープン特別を快勝したこと。

ハンデは2頭とも見込まれたがそれを跳ね除けることができたのは、直前にオープン勝ちを果たし、成長を見せていたことが大きいか。

オープン特別で人気になったか掲示板、条件戦1着、このいずれかは最低でもクリアしておきたい。勢いか直前に見せた実力か、それがある関西馬をチェックしたい。

予想参考データ② 息が入りやすいコーナー4つ

過去10年のペースを見ると遅くて前半1000メートルが60秒5、速いと58秒2とどちらかといえば速めに流れるが、逃げ馬は馬券圏内に残りやすい。

詳しく見ていくと最初の1ハロン目はゆったり、2ハロン目はポジション取りで加速、向正面に入るところで息が入り、最後の3ハロンで少しギアが入る感じ。

直線が短いので直線だけでどうにかするのは大変、コーナー4つの競馬で結果を出した馬に適性がありそうだ。

直線だけの競馬で何とかしてきた馬には厳しい。開幕週とはいえ近年は差しが決まるものの、今週は雨が続くなど、差しが決まるような展開になるかどうか。

予想参考データ③ 勝ち切る54キロ、手堅い55キロ

斤量54キロ(5- 1- 2-29)
勝率 13.5% │ 複勝率 21.6%

斤量55キロ(1- 5- 2-14)
勝率 4.5% │ 複勝率 36.4%

斤量52キロ以下の馬は28頭参戦し、すべて着外となっており、ハンデ戦でありながらなかなか斤量の軽い馬にはしんどいレースである。

その中で勝ち切る馬が多いのは斤量54キロ、55キロは複勝率で存在感を見せている。56キロになると信頼度は結構落ちてしまうので注意。

56キロ以上で3着以内に入った5頭の傾向だが、前走1着馬か、これまでにオープン特別を勝った馬、前走同じ斤量を背負っていた馬など。

斤量減の馬が多い中、斤量が1キロ以上増えた馬は苦戦するこのレース。斤量への対応と実力がかみ合っているか、ここがポイントとなりそうだ。

2019年の危険な人気馬は?

ブレイキングドーンは人気になる見込みだが、後ろからの競馬が続き、あまり結果を出せていない。鞍上は変わるが、せめて前で乗らなければ厳しく、その前目に有力馬が何頭もいるとなるとどうか。ラジオNIKKEI賞の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ランスオブプラーナは1つ目の消しデータに合致している。毎日杯の逃げ切りは見事だったが、皐月賞があまりにも負けすぎ。57キロは重賞勝ちの勲章で仕方ないが、そこまで抜けた存在とも言い難く、これを跳ね除けるには勢いが乏しい。

反対にレッドアモネスは危険なデータに一つも当てはまらない。白百合ステークスを勝ち、勢いを見せた。脚質は安定しないが、前に行けば崩れない。牝馬の成績はやや振るわないが、オープン特別を勝っており、実力は示し、斤量も54キロとそこまで見込まれずに済んだ。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、レッドアモネスと言えそうだ。

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