6月30日、福島競馬場でラジオNIKKEI賞(GⅢ/芝1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。
馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。
人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。
今回、人気が想定されるのは、ヒシイグアス、ブレイキングドーン、ランスオブプラーナ、レッドアネモス、ブレイブメジャーらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?
なお、中山開催となった2011年を除いた過去9年のデータを対象とした。
目次
ラジオNIKKEI賞の配当傾向
過去9年を見ると、三連単の最高額配当は2009年の347,250円で、その他に10万超えの配当は2012年(302,550円)・2017年(156,510円)で出ている。また全ての年で万馬券が出ており、積極的に穴馬を狙いたい。
単勝オッズは最高配当が2013年(2,280円)で、それ例外の年は全て人気馬が優勝する傾向にある。軸馬は人気に逆らわずに剪定するのが賢明と言える。
馬連は最高配当が2013年(40,460円)で、その他に2009年(16,700円)も万馬券決着となっている。2017年(4,580円)や2016年(3,580円)など好配当が出る年も多い一方で昨年(830円)のように堅い決着となる年もあり、買い目は慎重に検討する必要がある。
ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。
予想参考データ① 好走血統に注目
父系はディープインパクト産駒を中心にサンデーサイレンス系種牡馬産駒の活躍が目立つ。非サンデー系ではミスタープロスペクター系やノーザンダンサー系(storm cat系)が近年活躍しておりこれらの産駒に注目したい。
サンデー系の好走馬の傾向として母父ロベルト系との相性の良さに注目したい。
2017年 セダブリランテス(母父ブライアンズタイム)
2016年 ゼーヴィント(母父ブライアンズタイム)
2013年 ケイアイチョウサン(母父シンボリクリスエス)
その他にも昨年のメイショウテッコン(母父Lemon Drop Kid)やフィエールマン(母父Green Dancer)のように母系ミスタープロスペクター系やノーザンダンサー系との組み合わせにも注目したい。
予想参考データ② 逃げ・先行馬に注目
近年は人気薄の逃げ・先行馬の激走が目立つ。以下に人気と道中の位置取りを挙げた。
2018年 キボウノダイチ(9人気/1-1-1-1)
2017年 ウインガナドル(8人気/1-1-1-1)
2016年 ダイワドレッサー(9人気/2-2-3-3)
2015年 マルターズアポジー(12人気/1-1-1-1)
2014年 ウインマーレライ(5人気/3-3-2-3)
2010年 レト(6人気/3-2-1-1)
予想参考データ③ 関東馬に注目
激走馬の所属に注目すると昨年のキボウノダイチのケースもあるが関東馬が優勢の傾向にあり、関東馬を中心にピックアップするのが良いだろう。
2017年 ウインガナドル(8人気)/ロードリベラル(9人気)
2016年 ダイワドレッサー(9人気)/アーバンキッド(5人気)
2015年 マルターズアポジー(12人気)
2014年 ウインマーレライ(5人気)/ウインフェニックス(7人気)
2013年 ケイアイチョウサン(8人気)
2012年 オペラダンシング(16人気)
2010年 レト(6人気)
2009年 ストロングガルーダ(5人気)/サニーサンデー(13人気)
2019年の穴馬候補は?
以上のデータから面白そうなのはアドマイヤスコール、ダディーズマインド、ブレイブメジャーだ。
アドマイヤスコールは相性の良い父サンデー系×母父ノーザンダンサー系である。美浦所属、先行脚質と条件は合致しており激走が期待される。
ダディーズマインドも同様の血統背景、所属・脚質共に期待される一頭だ。
ブレイブメジャーは美浦所属、前走も先行しての勝利をおさめている。今回も注目したい。