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2018年7月1日、福島競馬場でラジオNIKKEI賞(GⅢ/芝1800m)が行われる。メイショウテッコンは、前走のオープン特別・白百合Sで、2着に3馬身差をつけて逃げ切った。重賞連対馬すらいないメンバー中で唯一の3勝馬であり、その実績は際立っている。

2勝目を挙げた1月の梅花賞では、のちにダービーで4着に入るエタリオウ、フローラSを勝つサトノワルキューレをまとめて破っており、逃げた時の強さは一級品だ。

今回は重賞制覇の好機と言えるが、その可能性を探っていく。


ポイント① トップハンデ

ハンデはケイティクレバーと並んでトップの56kg。ハンデが重くなるのは、実績があるだけに仕方のないところだが、ラジオNIKKEI賞でトップハンデの馬は結果が出ていない点が気がかりだ。

過去10年のうち、中山での代替開催だった2011年を除く9年で、トップハンデを背負った馬は【1・1・0・11】とひと息。当然、実績があったから重いハンデを課せられていたわけで、上位人気に推されていた馬も多く、それを考えればかなり信頼度が低いと言わざるを得ない。

実際にオープン特別を勝っていた馬は【0・0・0・14】という成績。このレースでは実績があまり問われないどころか、ハンデが重くなる分、不利になりやすいレースなのだ。

56kgという斤量自体は前走も含めて背負い慣れているだけに問題ないだろうが、重賞で3着の実績があるイェッツト、エイムアンドエンドを含めて、トップハンデの2頭以外はすべてハンデ54kg以下だけに、その斤量差がカギになりそうだ。

ポイント② 出遅れ癖

500万下、オープン特別はいずれも逃げ切り。前走は3馬身差で圧勝し、2走前の京都新聞杯でも0.4秒差の5着に逃げ粘っているように、マイペースで競馬ができればかなりしぶとい。小回り福島の開幕週はいかにも向きそうだ。

しかしその一方で、出遅れの危険性もある。2戦目の梅花賞や3走前の若葉Sでは、出遅れて後方からの競馬となり、ともに6着と持ち味を発揮できなかった。出遅れれば逆に、福島の開幕週という絶好の条件が、一瞬にして悪条件に変わってしまうだろう。

ポイント③ 初の関東圏への輸送

2走前に京都新聞杯(5着)で目一杯の競馬をしてから中2週で白百合Sを勝った。今回はそこから中5週と間隔は空いているものの、初めての関東圏への輸送が控えている。オープンクラスでの連戦続きがどう影響するか。

前走は馬体重マイナス6kgで、488kgはデビュー以来2番目(タイ)に軽かった。3走前にもマイナス12kgと大きく減らすなど、馬体重の変動が比較的大きいタイプ。今回は暑い時期に入っての長距離輸送となるだけに、前走からさらに減っているようだと割り引きが必要だろう。当日の馬体重はしっかりとチェックしておいた方が良さそうだ。

まとめ

粘り強さが魅力で、展開のカギを握るメイショウテッコン。夏の名物レースで力を示し、秋の飛躍につなげることができるか。

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