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2018年2月12日、東京競馬場でクイーンカップ(GⅢ/芝1600m)が行われる。マウレア、フィニフティ、オハナ、レッドベルローズ、ツヅミモン、ソシアルクラブ、テトラドラクマらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

オハナはデビューから芝1600mで連勝。前走の菜の花賞は単勝1.6倍の圧倒的な1番人気に応えて楽勝した。

今回の東京芝1600mでは新馬戦を勝った実績があり、祖母が名牝ノースフライトという血統背景や、堀厩舎のブランド力からも、人気の一角となることは確実だ。

しかし、人気ほどの信頼感があるかというと微妙なところ。その不安材料を挙げていく。


不安① 持ち時計

過去10年の優勝馬だけを見ても、2008年リトルアマポーラ、2011年ホエールキャプチャ、2012年ヴィルシーナ、2016年メジャーエンブレムと、のちのGI馬が4頭もいる。クラシックを狙う素質馬が年明け初戦に選ぶことも多く、例年かなりレベルが高い。

メジャーエンブレムが勝った1.32.5で勝った一昨年は特別だとしても、アドマイヤミヤビが勝った昨年が1.33.2、キャットコインが勝った2015年も1.34.0と、最近は速いタイムで決着している。それだけに、時計面での裏付けは欲しいところだ。

オハナの走破タイムは、初戦が重馬場だったとはいえ1.40.8、前走が1.36.0。持ち時計はかなり平凡で、特筆すべき点がない。重賞の速い流れに対応できるかは疑問だ。

不安② 馬体重

クイーンカップのデータを過去20年まで遡っても、馬体重420kg以下の馬は【0・1・1・19】と不振。2001年にタカラサイレンスが1番人気で13着、2012年にオメガハードランドが3番人気で9着、2016年にサプルマインドが2番人気で15着など、上位人気に支持された馬も惨敗している。

オハナは前走時の馬体重が412kg。伸び盛りの3歳牝馬とはいえ、よほど増えていないと、過去の傾向からは厳しいと言わざるを得ない。

なお、同じく堀厩舎に所属している全姉ハナレイムーンは、昨年このレースに422kgで出走して5着に敗れている。

不安③ 気性

前走時はパドックでかなりチャカついていたように、気性的にまだ幼い面が多く残っている。

当時は初戦から約3か月とレース間隔を空けての出走だったが、今回は中3週と初めて間隔を詰めて使うだけに、テンションが上がっていないか心配だ。前走は力の違いで押し切れたものの、今回は相手関係が一気に強化。パドックや返し馬での雰囲気はしっかりとチェックしておきたい。

まとめ

デビューから3連勝で重賞制覇を狙うオハナだが、馬体面も気性面もまだ完成には程遠い印象だ。逆に、そんな現状でこのレースを勝つようなら桜花賞の最有力候補の1頭になることは間違いないが、今回はまだ様子見が妥当だと言っておきたい。

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