7月7日、中京競馬場でプロキオンS(GⅢ/ダ1400m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。
馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。
人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。
今回、人気が想定されるのはレッドアンシェル、マテラスカイ、サンライズノヴァ、ミッキーワイルド、ウインムート、サクセスエナジーらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?
なお、中京コースへ変更された2012年以降7年のデータを対象とした。
目次
CBC賞の配当傾向
過去7年を見ると、三連単の最高額配当は2012年の302,950円で、その他に2015年(55,100円)や2013年(26,140円)、2018年(25,410円)含めて7年中6回万馬券が出ており、積極的に人気薄を狙いたいレースだ。
単勝オッズは2012年(11,920円)に単勝万馬券が出ているがそれ以降は全て人気馬が勝利している。軸馬は人気馬から入るのが無難と言えよう。
馬連は2012年(34,920円)で万馬券が出ている。その他の年は人気馬が優勝していることもあり比較的堅い決着となっているが2018年(2,750円)や2013年(2,380円)のように好配当となっている年もあり、相手候補には人気馬・人気薄共にバランス良く選定する必要がある。
ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。
予想参考データ① 好走血糖に注目
激走馬の父系に注目するとミスタープロスペクター系とサンデーサイレンス系に集中しており、今年もこの傾向を狙いたい。母系は米国型か欧州型のノーザンダンサー系が相性が良いと言える。その他の系統ではナスルーラ系の血を持つ馬も度々好走しており警戒が必要だ。
2018年 マテラスカイ(父Speightstown)
2017年 キングズガード(父シニスターミニスター/母父キングヘイロー)、ブライトライン(父フジキセキ/母父キングオブキングス)
2015年 キョウワダッフィー(父キングカメハメハ/母母父イルドブルボン)
2014年 ガンジス(父ネオユニヴァース/母父Silver Deputy)
2013年 セイクリムズン(父エイシンサンディ/母母父ノーザンアンサー)
2012年 トシキャンディ(父バブルガムフェロー/母母父Sadler's Wells)
予想参考データ② 関西馬に注目
激走馬の所属に注目すると2012年のトシキャンディを除いて全て関西馬であることがわかる。今年もこの傾向に注目したい。
2018年 マテラスカイ(5人気)
2017年 キングズガード(5人気)/ブライトライン(6人気)
2015年 キョウワダッフィー(8人気)
2014年 ガンジス(10人気)
予想参考データ③ 高齢馬に注目
人気馬・激走馬共に7,8歳馬が度々馬券に絡んでおり、今年も無視できない傾向だ。
2018年 インカンテーション(1人気/8歳)
2017年 ブライトライン(6人気/8歳)
2015年 キョウワダッフィー(8人気/7歳)
2013年 セイクリムズン(5人気/7歳)/ダノンカモン(1人気/7歳)
2012年 ファリダット(1人気/7歳)
2019年の穴馬候補は?
以上のデータから面白そうなのはダノングッド、キングズガード、ヴェンジェンスだ。
ダノングッドは父ミスタープロスペクター系×母系米国型ノーザンダンサー系の組み合わせを満たす。7歳の関西馬で過去も馬達同様に波乱を演出するか注目だ。
キングズガードは一昨年に同レースでの好走歴がある。リピーターの少ないレースであるが今年も注目したい。
ヴェンジェンスは6歳の関西馬で警戒したい一頭だ。父ナスルーラ系も過去に激走歴があり、父カジノドライヴの母父Better Than Honorも米国型ノーザンダンサーと相性は良いだろう。