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4月1日(日)、中・長距離古馬路線の初戦「大阪杯」が阪神競馬場にて施行される。新設G1初年度となった昨年は、年度代表馬に選出されるキタサンブラックが快勝したレースである。

2018年もG1馬を含む豪華なメンバーが顔を揃えた一戦となりそうだが、管理馬4頭出しを敢行する池江泰寿厩舎には、取り分け多大な注目が集まっている。

その中でも、今回は昨年の皐月賞馬アルアインに焦点を当てて、G2時代の「大阪杯」を含めた過去10年のデータから同馬を紐解いていくことにする。


ポイント1 血統

何と言ってもアルアインといえば、血統面に目を張るものがある。父は日本が誇る大種牡馬ディープインパクト、母ドバイマジェスティも「BCフィリー&メアスプリント」のダートG1を制している名牝馬。

世界的な良血馬とも呼べる同馬を後押しするデータがディープインパクト産駒における「大阪杯」の充実ぶりである。

過去10年で2014年1着キズナ、2015年1着ラキシス、2016年1着アンビシャスの3年連続Vを含め、複勝率は5割をゆうに超えている。

競馬界の格言で「競馬はブラッドスポーツ」とあるように、血統は絶対不変的な事実でもあり、「大阪杯」を考察する上で、まず抑えとくべき事実である。

ポイント2 馬齢

「マイルCS」1着ペルシアンナイト、「エリザベス女王杯」1着モズカッチャン、「ジャパンC」2着レイデオロと昨年のG1戦線で大躍進を遂げた現4歳世代。

今年の「大阪杯」には、アルアインの他にもスワーヴリチャード、ウインブライト、ダンビュライト、トリオンフ、ペルシアンナイト、ミッキースワローとハイレベルな4歳世代から計7頭のトップホースが集結することとなった。

過去10年で5勝を挙げているように成長著しい4歳馬が優勢なレースといえるのが「大阪杯」で、世代の頂として君臨する日本ダービー馬レイデオロ相手に、前走「京都記念」で先着を果たしたアルアインは、世代トップレベルの能力を保持しているといえるだろう。

当然、昨年の皐月賞馬であるだけに、妥当な評価とも受け取られるかもしれないが、上記の【血統面】と【馬齢面】の双方に合致するのはアルアインが唯一無二。

過去の「大阪杯」データを考察すると、同馬に対する評価は更に高めたほうが良いかもしれない。

ポイント3 適正

そして、最後の条件となるのが「大阪杯」が行われる阪神・芝2000mのコース。

スタート前の直線から発送する内回りのコースで、外回りコースを使用する芝1600m・1800mと比べ、ゴール前の坂を2度駆け上がる力強さが色濃く求められる。

コーナーも4つあるためか、極端なラップを刻むことが少なく、内目を距離ロスなく立ち回る器用さも必要になるのが、同コースの特徴といえる。

そんなタフさ・力強さが要求される舞台として思い浮かぶのが「皐月賞」が行われる中山・芝2000mのコースではないだろうか。

「コーナーが4つ」、「急坂」、「小回りコース」と類似点はいくつもある。

その中山・芝2000mのG1レース「皐月賞」を制した【適正面】に加えて、2戦2勝と抜群の相性を誇る阪神コースへの【適正面】、また好位でじっくりと脚を溜めて抜け出す同馬のスタイルも評価を大きく上昇させる要因であるのだ。

まとめ

無論、競馬には絶対はない。しかし、上記の条件からも分かるように、アルアインは過去の「大阪杯」好走馬と類似する点をいくつも抱えていることは事実である。アルアインがG1の舞台でどのような競馬を披露することとなるのか、楽しみに待っていて欲しい。

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