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2019年4月7日、阪神競馬場で桜花賞(GⅠ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるダノンファンタジー、グランアレグリア、クロノジェネシス、ビーチサンバ、シェーングランツ、アクアミラビリスらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


桜花賞の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは3回、2着は2回、3着は1回と、信頼度はまずまず。

1番人気よりアベレージが高いのが2番人気で、3勝2着4回とそれなりの結果。3番人気もまずまずの成績だが、伏兵馬も頻繁にやってくるなど、人気サイドでの決着も多いが、穴が来ないとは限らない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① トライアル組は明暗くっきり

前走チューリップ賞(7- 5- 7-26)
勝率 15.6% │ 複勝率 42.2%

最近になってGⅡに昇格したチューリップ賞だが、昇格したのも納得なアベレージが残る。1番人気もしくは掲示板、桜花賞で好走した馬のほとんどはこの条件に引っかかる。

前走フィリーズレビュー(1- 0- 2-53)
勝率 1.8% │ 複勝率 5.4%

一方のフィリーズレビューだが、果たして同じトライアルレースなのかと思うくらい、本番と全くリンクしていない。

狙いどころも明確で、3着以内に入った3頭とも1番人気、それでいて2着以内の馬だった。1番人気だったアウィルアウェイは7着だったので、この組は全消しでいいということになる。

ただもっと酷いのはアネモネステークス組。過去10年で1頭も3着以内に絡んでいない。桜花賞のトライアルレースで信頼できるのはチューリップ賞のみだ。

予想参考データ② 明快!別路線組の取捨選択

チューリップ賞組がこれだけ席巻し、チューリップ賞組で3着まで独占の年が2回あれば、そこだけで馬券を考えたくなるものだ。

しかし、2011年はチューリップ賞組が3着以内に1頭も絡まないなど、チューリップ賞組以外からの路線の馬の可能性、トライアルレース以外で見ていきたい。

すると、非常に明快なデータが出た。去年のアーモンドアイを始め、過去10年で3着以内に入った馬全て前走1着だった。

チューリップ賞などであらかたの順位付けが済んだ中、それを壊すとすれば別路線組。できればこれまでに一線級と対戦して来なかった馬が狙いだろう。

予想参考データ③ 直線だけの切れ味勝負

過去10年の桜花賞、見ごたえのあるレースが多いと感じた方もいるだろう。それもそのはず、直線だけでごぼう抜きをした馬が本当に多く存在する。

ブエナビスタ、ハープスター、アーモンドアイ、取り上げた馬の名前を見ても、それが決して記憶違いでないことがお分かりいただけるはずだ。

脚質・後方 ( 5- 4- 3-35)
勝率 10.6% │ 複勝率 25.5%

後方からレースを進める馬のアベレージはたいてい低いが、桜花賞に限っては非常にアベレージが高い。末脚さえあればどこにいようが問題はない。

上がり3F 1位 ( 5- 1- 1-4)
勝率 45.5% │ 複勝率 63.6%

先ほど挙げた3頭の馬はいずれも次元の違う脚を見せつけており、たとえ1位でも中途半端なものでは前までは届かないかもしれない。

末脚に魅力を感じる馬、これが桜花賞で狙うべきポイントであり、前で粘り込みを図るタイプは馬場が渋るか、ペースが遅くならない限り厳しいだろう。

2019年の危険な人気馬は?

グランアレグリアは人気に支持される見込みだが、朝日杯フューチュリティステークスのタイムは阪神ジュベナイルフィリーズ2着のクロノジェネシスよりコンマ1秒遅い。強調するほど末脚が輝いているわけでもない。桜花賞の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ビーチサンバは2つ目の消しデータに合致している。善戦はするが勝ち切れない。ビーチサンバの母フサイチエアデールに似てしまったかのようだ。思い切って割引でいいだろう。

反対にアクアミラビリスは危険なデータに一つも当てはまらない。タイムこそ平凡だが、末脚が魅力的だ。エルフィンステークス3着のノーブルスコアとはコンマ3秒差つけた。そのノーブルスコアはチューリップ賞で3着、チューリップ賞1着のダノンファンタジーとはコンマ2秒差。ノーブルスコアを物差しにすればアクアミラビリスの方が上だ。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、アクアミラビリスと言えそうだ。

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