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2018年4月8日、阪神競馬場で桜花賞(GⅠ/芝1600m)が行われる。ラッキーライラック、アーモンドアイ、リリーノーブル、マウレア、フィニフティ、プリモシーン、アンコールブリュ、デルニエオールらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

リバティハイツは前走のフィリーズレビューで、1勝馬の身でありながら8番人気の低評価を覆して重賞初制覇。返す刀で今度はGⅠタイトルを狙っている。

しかし、トライアルレースを勝ちながら今回も伏兵扱いされており、越えるべきハードルは高そうだ。その不安要素を挙げていく。


不安① フィリーズレビューの勝ち馬

桜花賞の過去10年で、前走から距離延長となった馬は【2・0・2・61】。マイル戦を使われたきた馬と比べると劣勢だ。中心となるのは、過去10年で7勝を挙げているチューリップ賞組で、フィリーズレビュー組は分が悪い。

過去10年のフィリーズレビュー勝ち馬が、桜花賞で3着以内に入ったのは僅か1回(2012年アイムユアーズ3着)。過去20年まで遡っても、フィリーズレビューと桜花賞を連勝したのは2005年ラインクラフトの1頭のみだ。臨戦課程はかなり不利と言える。

今年もフィリーズレビューのレベルは低調で、戦前に重賞勝ち馬はおらず、オープンクラスで勝利実績があったのも僅か2頭だった。ラッキーライラックをはじめとする世代のトップクラスとは未対戦で、今回は相手関係が大幅に強化される。

不安② 連戦による消耗

昨年12月から1か月間隔でコンスタントに使われており、今年早くも4戦目となる。まだ体力が付き切っていない3歳牝馬ということもあり、連戦の疲れが蓄積してくる頃だろう。しかも前走は前々走から馬体重マイナス8kgで、キャリアで最も軽い442kgで激走しており、その反動も心配だ。

前走から中3週ながら、レース後に短期放牧を挟んでいる。陣営は馬体の回復に努めながらの調整を強いられたはずで、状態を維持できているかが大きなポイントになる。3月22日に帰厩して態勢を整えてきたが、GⅠに臨むには調教の質、量ともにやや物足りなく映る。

また、馬体を見るとまだ冬毛が伸びており、毛づやも今ひとつ。とはいえ、そんな状態で重賞を勝ったのは高い能力の証明だと言える。当日のパドックで、馬体の張りや毛づやに注目した方がいいだろう。

不安③ 決め手勝負への対応

阪神外回りが舞台となってからの桜花賞では、速い上がりを問われる切れ味勝負に流れになることが多い。過去10年を見ても、優勝馬10頭中8頭が上がり3F32.9~34.5秒をマークしている。

リバティハイツは4戦中2戦でメンバー最速の3Fをマークしているが、自己最速は34.6秒。レースの上がり3Fが35秒を切る競馬は経験していない。

レースセンスに長け、馬群の狭いところを割る精神力の強さも兼備しているだけに、メンバーが強化されてペースが速くなる分にはプラスと見て良さそうだが、上がり33秒台の脚を求められるような瞬発力勝負には不安がある。

まとめ

阪神ジュベナイルフィリーズで2歳女王の座が争われた頃にはまだ未出走だったリバティハイツ。デビューから僅か3か月で重賞ウイナーまで成り上がった驚異の上昇度で、再び周囲をあっと言わせることができるか。

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