2025年5月26日(日)に行われる優駿牝馬(オークス)は、牝馬クラシック第2戦にあたる一大G1。例年、桜花賞上位組を中心に比較的堅い決着が多い印象があるが、過去を振り返ると道悪や展開、枠順の偏りなどをきっかけに波乱となった年も少なくない。
2025年は雨予報も出ており、今年こそ“波乱決着”となる可能性がある。そこで本記事では、過去の穴馬の傾向や馬場状態による変化、2025年に浮上する穴馬候補について深掘りしていく。
目次
優駿牝馬(オークス)で穴馬が激走した年一覧【過去10年】
年 | 馬名 | 人気 | 着順 | 備考 |
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2021 | アカイトリノムスメ | 4人気 | 1着 | 桜花賞6着からの巻き返し |
2018 | リリーノーブル | 3人気 | 2着 | 逃げ残り気味の展開で波乱含みの決着 |
2016 | ビッシュ | 5人気 | 3着 | フローラSから好内容で激走 |
2015 | ルージュバック | 1人気 | 9着 | 道悪で人気馬総崩れ、波乱三連単 |
2014 | ヌーヴォレコルト | 2人気 | 1着 | 稍重+先行有利で逆転決着 |
荒れたオークスの3つの共通点
- ① 馬場が稍重〜重:末脚が削がれ、切れ味型が不発。
- ② スローすぎないペース:展開不利で差し届かず、先行馬が浮上。
- ③ トライアル組の逆転:人気馬集中の裏で、軽視された組が好走。
2025年オークスで波乱の要素は?
- 雨予報:馬場悪化が見込まれ、軽い馬場向きの人気馬に不安
- 展開予測:逃げ・先行馬が少なく、ペース読みにくい構図
- 人気馬の過剰人気:前走完璧な競馬をした馬が反動リスクを抱える
→ 波乱含みの要素は例年以上に多く、過去のパターンに当てはめた「穴馬再評価」が有効となる可能性があります。
2025年の注目穴馬候補(オッズ10倍以上想定)
アドラーブルレイン(父ルーラーシップ)
重馬場に強いパワー型血統。中距離持久型で、桜花賞組との比較で過小評価されやすい存在。東京芝も合いそうで、枠順次第では一発も。
フロスティミント(父ドレフォン)
スイートピーSを先行押し切り。スタートの良さと器用さが東京2400mで武器に。重馬場でも実績あり、内枠なら残り目十分。
ハナコトバ(仮名)
フローラS 3着など地味な戦績ながら、長く脚を使える持続力タイプ。馬場悪化で一変の可能性あり。
馬券戦略|ヒモ荒れ狙いで“差し込み回収”を狙う
- 三連複:人気馬+中穴2頭のフォーメーション
- ワイド:◎人気馬 × 穴馬(10倍〜20倍クラス)
- 三連単:2〜3着に穴馬を厚めに流す裏構成
まとめ|穴馬の傾向を掴めば、オークスは荒れる年こそ狙い目
オークスは例年、堅い決着が多いとされるものの、荒れた年には必ず血統や展開、馬場といった共通する穴馬激走の要素が存在します。
2025年はその条件が揃いかけている年かもしれません。人気馬を軸にしながらも、穴馬再評価による“差し込み構成”で馬券妙味を最大化したいところです。