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2019年5月19日、東京競馬場でオークス(GⅠ/芝2400m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるコントラチェック、クロノジェネシス、ラヴズオンリーユー、ダノンファンタジー、シゲルピンクダイヤ、ウィクトーリアらの中で危険なのはどの馬か。しっかり考察していこう。

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


オークスの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は5勝しており、2着2回、3着1回と、信頼度は結構高く、軸にするのは自然か。

2番人気はわずかに1勝だが、複勝率は7割とそれなり、3番人気は複勝率はそれほどだが、2勝を挙げている。上位人気の信頼度はまずまずあるとみていいだろう。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 桜花賞組の取捨選択

前走桜花賞(8- 5- 5-59)
勝率 10.4% │ 複勝率 23.4%

前走どこを使ったか、その大多数を占めるのが桜花賞だが、いつもの通り取捨選択を行い、来やすい桜花賞組、来にくい桜花賞組を見分ける必要がある。

桜花賞の優先出走権は5着までになったが、過去10年の傾向から桜花賞3着以内の馬が圧倒的なシェアを占めており、はっきり言えば4着以下は全消しレベル。

もちろん例外もあり、桜花賞で着外に沈んでからの巻き返しのケースすべてで1番人気、もしくは2番人気の馬。つまり、前走は実力で負けたのではなく、何かしらの理由があったことになる。それでも1秒までの負けにとどめたい。

ちなみに皐月賞に果敢に挑戦し11着だったバウンスシャッセはコンマ7秒負け、オークスは3着。2ケタ着順でも夢はあるが、形は作っておきたい。

予想参考データ② 別路線組の取捨選択

桜花賞組が無双状態、無視はできないが、別路線組からも当然来る。ただかなり限られており、10年で2勝の忘れな草賞組、トライアルのフローラステークス組、皐月賞組、この3つしかなく、実質的に忘れな草賞、フローラステークス、この2つの組に絞られる。

忘れな草賞組は差をつけての勝利、フローラステークス組は勝利もしくはコンマ4秒までの3着、1番人気馬、いずれかの条件となる。

スイートピーステークスなどトライアルであるはずのレースから1頭も絡まないデータを見ると、色々と見直しを進めなければならないか。

レーン騎手が騎乗しにわかに注目を集めるコントラチェックはフラワーカップからの参戦。休み明けでいきなり走るのは今年のクラシックの傾向ではあるが、果たして。

予想参考データ③ 上がりの脚は絶対必要!

上がり3F 1位(7- 3- 2-1)
勝率 53.8% │ 複勝率 92.3%

このデータを見れば明らかだが、上がり最速の末脚で突っ込んできた馬はほぼ確実に3着以内を拾い、勝率は5割を超える。プロ野球のペナントレースにおける5割とは訳が違う。

ちなみに上がり最速の脚を見せるのは1年に2頭いるケースもあり、1頭4着以下に沈んでいるが、過去10年すべてに上がり1位だった馬が絡んでいる。

2017年は上がり1位のアドマイヤミヤビが3着だったが、この時の1着ソウルスターリング、2着モズカッチャンは前目で上がり3位の脚をそれぞれ披露している。

先行馬は苦戦傾向にあるため、2017年はノーカウントとして、だいたい10番手前後で折り合って最後の直線で末脚を爆発させるイメージがいいかもしれない。

2019年の危険な人気馬は?

コントラチェックは人気に支持される見込みだが、過去10年全くいいところなしのフラワーカップ組、半姉にバウンスシャッセがいるが、中山と札幌など小回りのコースで良績があり、まして逃げを打つとなるとどうか。レーン騎手の真価がここで問われる。オークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、クロノジェネシスは3つ目の消しデータに合致している。先週のNHKマイルカップは半姉のノームコアが驚愕の日本レコードで勝ったが、マイルで輝く馬かもしれない。鞍上に不安があり、長距離での騎乗は何割か魅力を失わせる。割引でいいだろう。

反対にダノンファンタジーは危険なデータに一つも当てはまらない。桜花賞は4着だが、1番人気の巻き返しがある。母ライフフォーセールはアルゼンチンで2000メートル以上のGⅠを制しており、距離は問題ない。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ダノンファンタジーと言えそうだ。

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