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桜花賞を鮮やかな追い込みで勝利したアーモンドアイ、昨年の最優秀2歳牝馬ラッキーライラックやマウレア、リリーノーブル、トーセンブレスらが出走する今年のオークス。今年はどのようなレース、どんなドラマが待ち受けているのか?

桜花賞3着から逆転を狙うリリーノーブルは重賞レース未勝利ながらも、阪神ジュベナイルフィリーズで2着、桜花賞でも2着ラッキーライラックとは半馬身差と実績上位の存在だ。今まで5戦して複勝圏を外していない安定感があり、今回に関しても人気の一角を担うことになるだろう。今章ではリリーノーブルのオークスにおける逆転の可能性に迫っていく。


条件① 血統面

父ルーラーシップ、母父クロフネという血統背景のリリーノーブル。父ルーラーシップ産駒の戦績を見比べると東京コースでパフォーマンスを大きく跳ね上げる産駒が多いことが挙げられる。サンデーサイレンスの直系種牡馬ではない背景から、瞬発力という点では他のサンデーサイレンス系種牡馬よりも見劣りするものの、長く良い脚を使いながら機動力で立ち回れる器用さが武器の馬が多い。

またキングマンボ系だけに底力がしっかりと兼ね備えられている血統で、総合力が求められるオークスの舞台は願ったり叶ったりといえるだろう。ルーラーシップ産駒における東京コースの戦績は秀逸で、複勝の回収率は100%を超えていることも付き加えておく。

条件② 東京コースの実績

上記でルーラーシップ産駒の東京コースにおける期待値の高さを記したが、その東京競馬場でデビューを飾ったリリーノーブルは、2着馬に3馬身1/2をつける圧勝のレースを披露した。

勿論、オークスに出走する大多数の馬達は東京2400mに出走するのは初めてとなるが、一度東京コースを使われていることは大きなアドバンテージとなり、血統的な後押しも期待できるのが、リリーノーブルである。戦い方としてはアーモンドアイ、サトノワルキューレ然り有力馬が追い込み一辺倒の馬達であることから早め抜け出しの競馬に徹することが吉となりそうだ。阪神コースよりも東京コースに変わって上積みが多い馬だけに逆転の余地は立ち回り次第ではあるといっても過言ではないだろう。

条件③ 馬格

上半身は筋肉の塊ともいえ、世代屈指の筋肉量を保持しながらも下半身はしなやかで腹回りもすっきりと見せる印象深い馬体をしているリリーノーブル。

馬体重もデビュー当初から500キロ前後の大きさを維持しており、他の出走馬と比べても一回り大きい印象を持つことができる。筋肉量からも力のいる馬場状態になったとしても心配しなくても大丈夫そうだ。好走率の観点から馬格の大きな馬と小さな馬を比べると、当然であるが馬体重が大きな馬の方が好走率が格段に良いことは周知の事実である。

まとめ

様々な課題をクリアしないといけない出走馬が多い中、リリーノーブルに関しては条件好転の上積みが多い。ただし、折り合い面などマイナス要素が決してないわけではないが、王者から2冠目を奪い取る能力は兼ね備えている馬だけに楽しみが大きいのも事実だろう。3歳牝馬の集大成となるオークスで大きな飛躍を見せ付けることができるのか、是非リリーノーブルを主眼に置き、今週末の競馬を楽しんで欲しい。

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