日経賞2018の競馬予想データ分析…5つの消しで好走率約7割、回収率150超

2018年3月24日、中山競馬場で日経賞(GⅡ/芝2500m)が行われる。キセキ、ゼーヴィント、トーセンバジル、ロードヴァンドール、ガンコ、サクラアンプルール、ソールインパクトらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?


目次

ポイント1 極端な人気薄は消し!

古馬の芝3000mを超える年間唯一のGⅠ・天皇賞(春)の有力な前哨戦として行われる日経賞では人気も実力も兼ね備えた馬が活躍することが多く、単勝10倍以内の上位人気馬が過去10回中8回勝利していて単勝8番人気以下になるような馬の成績は奮わない。

人気着別度数
8-16人気1- 2- 0- 63/ 66
人気勝率複勝率単回値複回値
8-16人気1.5%4.5%25348

集計期間:2007. 3.24 ~ 2017. 3.25

過去10回の結果から見ると、2012年に単勝万馬券を演出した単勝12番人気ネコパンチの印象が強いかもしれないがデータから見ても明らかなように基本的には消しと判定していいだろう。

※以降、7番人気以内を対象に集計

ポイント2 社台ファーム・社台コーポレーション白老ファーム生産馬は消し!

馬産地について注目すると、クラシック戦線でも中心となる距離では現在の日本競馬界を席巻している社台グループを本来切り離すことはできないのだが、日経賞に限っては社台グループの中でも社台ファーム・社台コーポレーション白老ファーム生産馬は不振を極めている。

生産牧場着別度数
上記0- 2- 1-12/ 15
生産牧場勝率複勝率単回値複回値
上記0.0%20.0%036

集計期間:2007. 3.24 ~ 2017. 3.25

なお、ノーザンファーム生産馬は昨年2017年の勝馬シャケトラを筆頭に過去10回で3勝2着3回3着4回となっていて、さすがと言える成績を残している。

ポイント3 前走距離2400m・2500m以外は消し!

前走の距離について注目した時、日経賞が行われる2500mより長くても短くても結果が残せていないことがわかる。

この距離になると中距離以下に比べて行われているレース数自体も限られてきて、距離適性に合わせて出走してくる馬が活躍できていると言える。

前走距離着別度数
上記以外3- 5- 5-20/33
前走距離勝率複勝率単回値複回値
上記以外9.1%39.4%6997

集計期間:2007. 3.24 ~ 2017. 3.25

なお、今回消しとした距離の中では2200mであればまだ成績が残せているが、それ以外の距離ではほとんどと言っていいほど結果が出せていない。

ポイント4 前走6着以下は消し!

長距離王決定戦であるGⅠ・天皇賞(春)に直結する前哨戦として関東で行われる重要なレースである日経賞では、前走でも掲示板を確保できるような実力のある走りしていないと結果を残せていない。

前走着順着別度数
6着以下1- 2- 1-12/16
前走着順勝率複勝率単回値複回値
6着以下6.3%25.0%4177

集計期間:2007. 3.24 ~ 2017. 3.25

前走がGⅠ・ジャパンカップや有馬記念などの大レースで二桁着順に敗退した馬が、長期休養後に巻き返して結果を残す例もあるにはあるものの基本的には消しと判断していいだろう。

ポイント5 前走1600万下出走馬は消し!

ポイント3で距離適性について触れたが、距離だけでなく馬自体の実力がないと活躍することは難しく、前走1600万下のレースを使っていたような距離適性重視で出走を決めた馬には厳しい結果となっている。

前走クラス着別度数
1600万下0- 0- 0- 7/ 7
前走クラス勝率複勝率単回値複回値
1600万下0.0%0.0%00

集計期間:2007. 3.24 ~ 2017. 3.25

2011年にGⅠ・宝塚記念を勝ったアーネストリーが2009年に前走1600万下を勝ち上がって初重賞挑戦として日経賞に出走し単勝2番人気となったものの4着に敗退している。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
6- 0- 2- 4/12
勝率複勝率単回値複回値
50.0%66.7%185121

集計期間:2007. 3.24 ~ 2017. 3.25

なんと、好走率は約7割、回収率も150%超を弾き出し極めて優秀な成績となった。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。

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