日経新春杯2019の競馬予想分析!6つのデータから導く勝ち馬候補

2019年1月13日、京都競馬場で日経新春杯(GⅡ/芝2400m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるアフリカンゴールド、グローリーヴェイズ、シュペルミエール、ムイトオブリガード、メイショウテッコン、ルックトゥワイスなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

日経新春杯の勝ち馬傾向

過去10年のデータを見ると、1番人気が3勝、2番人気が4勝と、人気馬がしっかりと勝ち切るケースが多い。その一方で、2桁人気が2勝するなど、ハンデ戦らしく一筋縄ではいかない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 重賞実績と距離実績はある程度必要

まず重賞実績に目を向けると、勝ち馬10頭中4頭が芝重賞の勝ち馬。残る6頭中4頭には、重賞で3着以内か、オープン特別勝ちの実績があった。その一方で、昨年は重賞初挑戦だったパフォーマプロミスが優勝。それを含めて条件戦を勝ったばかりの馬が2勝している。ハンデ戦ということもあり、勢いがあれば格で劣っていても問題ない。

さらに距離実績を見ると、勝ち馬10頭中9頭が芝2000m以上で勝っており、うち5頭に芝2400mでVか重賞2着の実績があった。芝2000m以上でV実績がなかった2009年テイエムプリキュアにしても、前年のこのレースで3着と好走していた。芝2000m以上でのV実績は必要で、芝2400mの実績があればなおいい。

予想参考データ② GⅠから参戦する馬に注目

前走のクラス別成績は以下の通り。

1000万下(1-1-2-1)
勝率 20.0% │ 連対率40.0% │ 複勝率80.0%

1600万下(1-3-0-20)
勝率 4.2% │ 連対率16.7% │ 複勝率16.7%

オープン特別(0-0-2-24)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率7.7%

GⅢ(2-5-1-28)
勝率 5.6% │ 連対率19.4% │ 複勝率22.2%

GⅡ(1-1-4-22)
勝率 3.6% │ 連対率7.1% │ 複勝率21.4%

GⅠ(5-0-1-16)
勝率 22.7% │ 連対率22.7% │ 複勝率27.3%

今年は該当馬がいないが、1000万下から臨んだ馬が好成績を残しているように、格上挑戦でも割り引く必要はない。

GⅠから臨んだ馬が活躍しており、オープン特別組は不振。

予想参考データ③ 4歳馬が中心

年齢別成績は以下の通り。

4歳(6-5-2-20)
勝率 18.2% │ 連対率33.3% │ 複勝率39.4%

5歳(2-4-5-21)
勝率 6.3% │ 連対率18.8% │ 複勝率34.4%

6歳(2-1-3-24)
勝率 6.7% │ 連対率10.0% │ 複勝率20.0%

7歳以上(0-0-0-46)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

4歳は勝率、連対率ともに抜けた数字。特に前走がGⅠだった4歳馬に限れば【4・1・0・4】と好成績。

7歳以上は3着もなく、狙えない。

予想参考データ④ 牝馬は実績があれば狙える

牡・騸馬(8-9-8-104)
勝率 6.2% │ 連対率13.2% │ 複勝率19.4%

牝馬(2-1-2-7)
勝率 16.7% │ 連対率25.0% │ 複勝率41.7%

牝馬は出走頭数が少ないながら好成績。連対した3頭中2頭は前年のこのレースで3着以内に好走し、もう1頭は京都外回りで牡馬相手に準オープンを勝っていた。

予想参考データ⑤ 関西馬が圧倒的に優勢

美浦(0-0-2-18)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率10.0%

栗東(10-10-8-93)
勝率 8.3% │ 連対率16.5% │ 複勝率23.1%

関東馬は苦戦している。

予想参考データ⑥ トップハンデは苦戦

勝ち馬のハンデは49kg~58.5kgと非常に幅広い。

トップハンデは【1・1・2・10】と苦戦傾向。唯一勝った2012年トゥザグローリー(ハンデ58.5kg)は、重賞3勝&GⅠ3着2回の実績があった。トップハンデはよほどの実績がないと厳しいと言える。

2019年の主役候補は?

4歳牡馬は4頭が出走し、いずれも前走がGⅠ。中でもメイショウテッコンは芝2400mでVに加えて、同距離の神戸新聞杯で3着の実績があり、中心になる。

アフリカンゴールドは格上挑戦ながら、芝2400mで2勝しており52kgの軽ハンデが魅力。アイトーンもオープン特別勝ちの実績があり、軽視はできない。

グローリーヴェイズは過去10年で連対がない関東馬だが、多くの項目に合致しており、有力になる。

昨年の目黒記念を勝ったウインテンダネス、同2着のノーブルマーズはともにジャパンCから参戦。ハンデ56kgも手頃だ。

前走で準オープンを勝って勢いのあるシュペルミエールルックトゥワイスは、長めの距離での実績を残しており、チャンスはありそう。

トップハンデは57kgのガンコ。昨年の日経賞を制し、当該舞台で準オープンを勝っているが、条件は楽ではないだろう。

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