日経新春杯2018の競馬予想分析…パフォーマプロミスを単勝で狙えない3つの不安とは?

ハンデ差と勢いそのままに大きなタイトルを手に入れることが出来るか?

2018年1月14日、京都競馬場で日経新春杯(/G2/芝 2400m)が行われる。ミッキーロケット、ソールインパクト、モンドインテロなどが出走を予定している中パフォーマプロミスも、重賞初挑戦ながらミルコデムーロ鞍上も相まって上位人気に推される可能性が高い。

同馬は並み居る強豪を退けてこのレースを制することが出来るだろうか。G2制覇の壁は決して低くはなく、不安が目立つように思える。その理由を紐解いていこう。


目次

不安① 非根幹距離で本領

パフォーマプロミスはこれまで5勝を挙げているが、その内4勝はトリッキーな距離のレースでのものだ。

前走グレイトフルステークス優勝でオープン入りを決めたがこのレースは2500メートル。それ以外も1800、2200に勝ち鞍があるが2400では未勝利だ。今回の京都2400は決めてが生きる舞台で、同馬も比較的差しタイプの脚質ではあるがスパっと切れるタイプではない。これまでのように好走する可能性はあるが勝ち切るまではどうか。

不安② クラスの壁

やはり初の重賞では荷が重そうだ。

この馬は過去に再挑戦の1000万クラスで3戦 準オープンクラスでも3戦足踏みしたことがあり、クラス慣れに時間がかかるタイプである可能性が高い。ましてや今回は最も上のクラスへのチャレンジで、それもオープン特別やG3ではなく伝統のG2。高い壁に跳ね返されるシーンがあるだろう。

不安③ 藤原厩舎の不振

昨年のナンバー2トレーナーが長く重賞を勝てていない。

パフォーマプロミスを管理するのは名伯楽藤原トレーナーだ。昨年まで11年連続TOP10に入っている押しも押される超名門であることは広く知られている。しかしここ1年半重賞タイトルからは遠ざかっており、2006年から続いていた厩舎の連続重賞勝利記録は11年でストップしてしまった。

昨年だけでも重賞で9回も馬券に絡んでいることもあり、不振の印象はさほどないがこの厩舎がここまで重賞を勝てないのは異常事態だ。パフォーマプロミスも好走すれど勝ちきれずの流れに飲み込まれてしまうだろうか。

まとめ

ここまで見てきたようにパフォーマプロミスが優勝するのは難しいミッションに思える。

数々の不利なデータを覆し、混沌としてきた古馬王道戦線に風穴を開けることは出来るだろうか。その答え合わせは日曜日15時45分にスタートだ。

文=櫻井秀幸

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