新潟2歳S2018の競馬予想分析!5つのデータから導く穴馬候補

2018年8月26日、新潟競馬場で新潟2歳ステークス(GⅢ/芝1600m)が行われる。

過去10年で、1番人気と3番人気が4勝ずつ。上位人気馬が順当に勝つことが多いものの、9番人気以下の伏兵が3着以内に6頭入り、2008、09年は2年連続で15番人気が2着と、2、3着に人気薄が入ることが多い。10年中5年で馬単万馬券が出ている。キャリアが浅く、未知の部分が多い2歳馬同士の戦いだけに、波乱の要素は十分にある。

当コーナーでは、過去のデータやレース傾向から高配当の使者となり得る穴馬を探していく。なお、特に明記していない場合、過去10年を対象とし、主に6番人気以下で3着以内に入った12頭を中心に分析する。


目次

データ① 上がり最速をマーク

6番人気以下で3着以内に入った馬は12頭。その12頭のうち9頭が、前走でメンバー最速の上がり3Fをマークしていた。

派手な勝ち方をした馬や血統のいい馬が人気になりやすいが、上がり勝負になりやすいだけに、上がりが速い競馬への適性を示している馬は、人気がなくても注目しておきたい。

データ② 左回りの経験

6番人気以下で3着以内に入った12頭9頭に、左回りのレースに出走した経験があった。12頭のうち、2桁人気で3着以内に入った馬は5頭いるが、いずれも左回りのレースに出走していた。

データ③ 7月以降のレースでV

6番人気以下で3着以内に入った12頭の前走を見ると、5頭が新潟のレース、3頭が福島のレースだった。早い時期に勝ち上がった馬より、夏競馬を使っている馬が穴を開けやすい。

データ④ 関東馬

6番人気以下で3着以内に入った12頭中、10頭が美浦所属馬だった。

データ⑤ 非サンデーサイレンス系

サンデーサイレンス系が全盛の中、6番人気以下で3着以内に入った12頭中8頭がサンデーサイレンス系ではなかった。どうしてもサンデーサイレンス系が人気になりやすいが、穴を狙うなら非サンデーサイレンス系が魅力だ。

結論

大穴になりそうだが、関東馬のエンパイアシュアーがおもしろい存在だ。東京芝1400mの新馬戦で7着に敗れた後、7月に福島芝1200mの未勝利戦でメンバー最速の上がり3Fをマークして勝利。トビーズコーナー産駒で派手な血統ではないが、伯父に15番人気で新潟のオープン特別・韋駄天Sを勝ったフレイムヘイローがおり、波乱の立役者となる可能性は十分にありそうだ。

オーパキャマラードは7月に中京芝1200mの新馬戦で3着後、小倉芝1200mの未勝利戦を上がり最速でV。このレースと相性のいいミスタープロスペクター系で、こちらも穴馬として一考の価値があるだろう。

新潟芝1600mの新馬戦でメンバー2位の上がり3Fをマークして快勝したエイカイキャロルも、人気があまりないようなら狙い目だ。

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