ニュージーランドT2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は？NHKマイル前哨戦展望

2018年4月7日、中山競馬場でニュージーランドT（GII／芝1600m）が行われる。ケイアイノーテック、ファストアプローチ、リョーノテソーロ、カツジ、カシアスらが出走するが、どんなレースが展開されるのか？　台頭する可能性を秘めた伏兵とは？

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。

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日程・概要

2018年 4月 7日(土)　3回中山5日目　19頭　[仮想出馬表]
【１１Ｒ】　 第36回ニュージーランドＴ (馬連5%UP/予定)
３歳・オープン・Ｇ２(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定)　芝1600m (B)

出走予定馬・登録馬

重賞ウィナーも出走するメンバーであるが、若干小粒な印象は否めない。ここなら前走の500万下を圧勝したディープインパクト産駒、ケイアイノーテックでも十分勝負になりそうだ。

もともとデイリー杯２歳Sで３着、GⅠの朝日杯FSでも４着と実績があった同馬であるが、その実績と圧倒的人気に応えるように前走の500万下(阪神外回りマイル)は圧巻の競馬。

後方から直線だけで上がり33.9秒の末脚で他馬をぶち抜いた。上がり2番目の馬が実質最後方から上がり34.4秒(3着)だったことを考えると、500万クラスでは末脚のレベルが違ったのが伺える。追ってからの反応も良く、直線が短くなる中山コースでもそれほど心配はいらないだろう。

札幌2歳S(GⅢ)で2着のあるファストアプローチも、自身2度目のマイル戦で前進を狙っている。

トビの大きいダイナミックなフォームで走る為、前走のシンザン記念(4着)は雨が残る稍重の馬場が全く合わなかった印象。いつもの豪快なフォームが見られなかったが、それでも大きくは負けておらず地力を再確認。馬体が若干寂しく映ったのは、輸送のせいもあったかもしれない。芙蓉S2着の実績があり、中山コース自体は問題がない。今回は関東圏のレースで輸送がなく、さらに良馬場のマイルで真価発揮となるか。

初芝の前走、クロッカスSをキレのある末脚で制してオープン勝ちを決めたリョーノテソーロも面白い1頭。

それまではダート戦で好位から早めに仕掛けるレースで結果を残していたが、初芝の前走は中団待機からメンバー最速タイの上がりで差し切るレースぶり。芝でも十分に走れるところを示した。クロッカスSは稍重の馬場だったので、良馬場で早い上がりが使えるかどうかという点は気になるが、パフォーマンスからはここでも十分通用の余地はありそう。

デイリー杯2歳Sでは人気の予想されるケイアイノーテック(3着)に先着し2着だったカツジも、このメンバーなら十分に通用するだろう。

期待された前走のきさらぎ賞は、好位から抜群の手応えで直線に望んだものの、追ってからが案外で5着と敗退。ディープインパクト産駒ではあるが母がメリッサ(北九州記念を制したスプリンター)ということもあり、あの止まり方をみると距離が１F長かったか。マイルに戻る今回は試金石のレースだ。

重賞ウィナー(函館2歳S)のカシアスもマイペースで行ければ面白い1頭。本質的にはスプリンターの印象もあるが、前走のシンザン記念でも3着としぶといレースを見せている。揉まれたり地力勝負になるとマイルでは苦しいかもしれないが、マイペースで走れるようなら一考の余地。

他にも、前走初芝の中山マイルで好パフォーマンスを見せたラムセスバローズ、安定感光るアンブロジオ、距離短縮で面白そうなコスモイグナーツ、条件問わず自分の時計は走るアイスフィヨルド、桜花賞除外ならここに出走するトーセンブレスなどが人気を集めそうだ。

登録馬は以下の通りだ。

想定・予想オッズ