2018年1月28日、東京競馬場で根岸ステークス(GⅢ/ダート1400m)が行われる。昨年の1・2着馬であるカフジテイクやベストウォーリアが今年もこのレースから始動するが、明け4歳となるサンライズノヴァが世代交代に名乗りを挙げるか、注目の一戦である。
今回、好走血統は過去10年、コース・距離別種牡馬成績は2011年以降のレースより集計を行った。
過去10年好走馬血統
| 着順 | 人気 | 種牡馬 | 母父馬 |
|---|---|---|---|
| 1 | 1 | プリサイスエンド | スキャン |
| 2 | 3 | マジェスティックウォリアー | Mr.Greeley |
| 3 | 4 | ヨハネスブルグ | シンボリクリスエス |
| 1 | 1 | ヘニーヒューズ | Distorted Humor |
| 2 | 6 | Tapit | Glitterman |
| 3 | 10 | マンハッタンカフェ | ジャッジアンジェルーチ |
| 1 | 1 | Discreet Cat | Afternoon Deelites |
| 2 | 2 | アジュディケーティング | スキャン |
| 3 | 15 | キングカメハメハ | サンデーサイレンス |
| 1 | 4 | ネオユニヴァース | Nureyev |
| 2 | 8 | アグネスタキオン | Machiavelian |
| 3 | 5 | ゴールドアリュール | アルワウーシュ |
| 1 | 5 | アドマイヤマックス | スキャン |
| 2 | 1 | ネオユニヴァース | Silver Deputy |
| 3 | 10 | エイシンサンディ | サウスアトランティック |
| 1 | 4 | ゴールドアリュール | アルワウーシュ |
| 2 | 9 | クロフネ | フジキセキ |
| 3 | 5 | Tapit | Concern |
| 1 | 2 | エイシンサンディ | サウスアトランティック |
| 2 | 3 | シンボリクリスエス | オジジアン |
| 3 | 10 | クリプティックラスカル | マグニテュード |
| 1 | 11 | プリサイスエンド | ジェイドロバリー |
| 2 | 1 | タイキシャトル | ウエスタンウインド |
| 3 | 4 | ゴールドアリュール | Lear Fan |
| 1 | 4 | Touch Gold | Capote |
| 2 | 5 | フサイチコンコルド | Chief’s Crown |
| 3 | 7 | War Chant | Sir Ivor |
| 1 | 1 | ブライアンズタイム | サンデーサイレンス |
| 2 | 5 | サクラバクシンオー | ヘクタープロテクター |
| 3 | 3 | アドマイヤボス | ジェネラス |
解析・分析:注目血統は?
ダート短距離路線ということもあり、外国産馬を含めた多彩な血統の馬が上位に来ていることが特徴である。しかし、それでもゴールドアリュールを筆頭にダートに強いサンデーサイレンス系も昨年と2015年を除くと近年はほぼ毎年3着以内には絡んでいるので無視はできない。
母系にミスタープロスペクター系やボールドルーラー系を含む馬達がより好走している傾向にあるのでこれらも注目すべきポイントと言える。
出走予定馬・種牡馬コース成績
| 種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| ウォーエンブレム | 3-6-0-23 | 9.4% | 28.1% |
| ゴールドアリュール | 32-22-17-267 | 9.4% | 28.1% |
| プリサイスエンド | 9-21-18-150 | 4.5% | 28.8% |
| シスターミニスター | 8-15-10-63 | 8.3% | 34.4% |
| ダノンシャンティ | 5-1-2-29 | 13.5% | 21.6% |
| アドマイヤオーラ | 1-1-2-13 | 5.9% | 23.5% |
| トワイニング | 2-3-1-50 | 3.6% | 10.7% |
| ノボジャック | 2-4-0-33 | 5.1% | 15.4% |
| ダイワメジャー | 22-17-12-177 | 9.6% | 22.4% |
| マジェスティックウォリアー | 0-1-0-0 | 0% | 100% |
| オレハマッテルゼ | 4-2-2-66 | 5.4% | 10.8% |
| アグネスデジタル | 11-9-9-115 | 7.7% | 19.6% |
集計期間:2011.1. 1 ~ 2017. 12. 28
解説・分析:注目血統は?
サンデーサイレンス系ではゴールドアリュールがやはり安定した成績を残しているのがわかる。しかし、それに匹敵するのがダイワメジャーであり今回注目したいところである。また、出走頭数が少ないもののダノンシャンティも安定した成績を残しており今後も見逃せない。
非サンデーサイレンス系ではシスターミニスターが複勝率34.4%と優秀な数字を残している他に、勝率は見劣りするものの過去に2頭の勝ち馬を輩出しているプリサイスエンドも複勝率では第2位と安定した成績を残している。

