鳴尾記念2018の競馬予想分析、結果発表!回収率約230のデータ該当馬は?

2018年6月2日、阪神競馬場で鳴尾記念(GⅢ/芝2000m)が行われる。サトノノブレス、トリオンフ、トリコロールブルー、マルターズアポジー、ヤマカツライデン、ストレンジクォークらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

その昔、鳴尾競馬場で競馬が行われていたことがレース名の由来となっている鳴尾記念は1951年から行われている阪神競馬場ではおなじみとなっているレースだが、これまでに開催時期や負担重量、距離やグレードなど様々な要素が度々変更となっている。

2012年に年間の開催カレンダーが見直された際にこの時期、中京競馬場で行われていたGⅡ・金鯱賞が移設される替わりとして現在では6月に行われるようになり、春シーズンの最後を飾るグランプリGⅠ・宝塚記念に向けてのステップレースとして位置づけられた。

ステップレースではあるものの、鳴尾記念をステップに宝塚記念を優勝した馬は2015年の勝馬ラブリーデイのみで2012年以降の6年間で14頭が挑戦して2着2回3着1回という結果になっている。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップした。では、人気、血統、枠順、ローテーションなどから導き出したデータに合致するのはどの馬なのか? 5つの消しフィルターを通したとき、残る馬を探っていくことにしよう。(対象データ:2012年~2017年に行われた鳴尾記念)


目次

消しデータまとめ

今回、ピックアップしたデータは以下だ。

ポイント1 人気薄は消し!
ポイント2 7歳馬以上は消し!
ポイント3 関東馬は消し!
ポイント4 前走5着以内は消し!
ポイント5 前走GⅠ・GⅡ以外は消し!

※詳細は過去の記事を参照

一つずつ、見ていくことにしよう。

ポイント1 人気薄は消し!

春のグランプリGⅠ・宝塚記念へ向けてのステップレースの一つである鳴尾記念ではあるが、先程も触れたように2012年を除いて直近では5年連続三連単は万馬券と順当に収まることが少ない。それでも、人気別に集計した場合、単勝1番人気が勝利できなくても比較的上位人気の組み合わせになることが多く単勝7番人気以降になるような馬の成績は奮わない。

馬名人気予想オッズ
サトノノブレス46.8
ストレンジクォーク734.8
ストロングタイタン612.7
タツゴウゲキ57.9
テイエムイナズマ11299.0
トリオンフ23.1
トリコロールブルー13.0
ナスノセイカン952.3
マルターズアポジー34.0
モンドインテロ1066.5
ヤマカツライデン836.1

人気薄・単勝7番人気以下の出走馬は……

ストレンジクォーク
テイエムイナズマ
ナスノセイカン
モンドインテロ
ヤマカツライデン

まずはこの馬たちが消える。

ポイント2 7歳馬以上は消し!

年齢別で集計すると、成長途上の4歳馬や脂が乗っている5歳馬・6歳馬の活躍が鳴尾記念では中心となっている。そのため、一部の晩成型を除き競走馬としてのピークが過ぎつつある7歳以上の高齢馬は人気になっていても結果が伴ってこず、不振が目立つ。

馬名馬齢
サトノノブレス8
ストレンジクォーク6
ストロングタイタン5
タツゴウゲキ6
テイエムイナズマ8
トリオンフ4
トリコロールブルー4
ナスノセイカン6
マルターズアポジー6
モンドインテロ6
ヤマカツライデン6

7歳以上の馬は……

サトノノブレス
テイエムイナズマ

ここではこの馬たちが消える。

ポイント3 関東馬は消し!

西高東低と言う長らく競馬界で常識となっている東西の能力差が、鳴尾記念では顕著に現れ地の利も相まって関西馬が圧倒的有利となっており、関東馬は結果を残せていない。

馬名調教師
サトノノブレス関西・池江泰寿
ストレンジクォーク関東・古賀慎明
ストロングタイタン関西・池江泰寿
タツゴウゲキ関西・鮫島一歩
テイエムイナズマ関西・武英智
トリオンフ関西・須貝尚介
トリコロールブルー関西・友道康夫
ナスノセイカン関東・矢野英一
マルターズアポジー関東・堀井雅広
モンドインテロ関東・手塚貴久
ヤマカツライデン関西・池添兼雄

関東馬は……

ストレンジクォーク
ナスノセイカン
マルターズアポジー
モンドインテロ

ここではこの馬たちが消える。

ポイント4 前走5着以内は消し!

通常のレースでは、前走でも上位に入線した馬が活躍する傾向にあるが、鳴尾記念ではまったく逆の結果となっている。これは、前走で格下のレースを勝ち上がってきた馬よりも前走格上のレースで掲示板を外すような敗退をした馬が立て直した結果、成績を残していることを示している。

馬名前走着順
サトノノブレス15
ストレンジクォーク11
ストロングタイタン9
タツゴウゲキ1
テイエムイナズマ13
トリオンフ4
トリコロールブルー1
ナスノセイカン3
マルターズアポジー9
モンドインテロ15
ヤマカツライデン10

前走5着以内の馬は……

タツゴウゲキ
トリオンフ
トリコロールブルー
ナスノセイカン

ここではこの馬たちが消える。

ポイント5 前走GⅠ・GⅡ以外は消し!

最後に前走のレースクラスからポイントを探すとポイント4からも分かる通り、前走でGⅠ・GⅡという格上のレースを走っていた馬が鳴尾記念では結果を残せており、GⅢ・OPEN特別・1600万下から挑戦している馬の成績は奮わないことがわかる。

馬名クラスレース名
サトノノブレスGⅠ大阪杯
ストレンジクォークGⅢ小倉大賞典
ストロングタイタンOPEN特別都大路S
タツゴウゲキGⅢ新潟記念
テイエムイナズマOPEN特別都大路S
トリオンフGⅢ新潟大賞典
トリコロールブルーOPEN特別大阪城SH
ナスノセイカンGⅢ新潟大賞典
マルターズアポジーGⅢダービー卿CT
モンドインテロGⅢアンタレスS
ヤマカツライデンGⅠ天皇賞春

前走GⅠ・GⅡ以外に出走した馬は……

ストレンジクォーク
ストロングタイタン
タツゴウゲキ
テイエムイナズマ
トリオンフ
トリコロールブルー
ナスノセイカン
マルターズアポジー
モンドインテロ

ここではこの馬たちが消える。

残った激走馬候補とは?

さて、ではいくつかの消しフィルターをくぐり抜け、ここまで残った馬はいるのだろうか?

実は該当馬はいない結果となった。ただし、

ヤマカツライデン

が単勝6番人気以内に支持されれば唯一の該当馬となる。

馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。

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