中山記念2018の競馬予想データ分析…5つの注目点から浮上する激走馬とは?

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2018年2月25日、中山競馬場で中山記念(GⅡ/芝1800m)が行われる。ペルシアンナイト、ウインブライト、アエロリット、ヴィブロス、マルターズアポジー、マイネルハニー、サクラアンプルールらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

改修工事などで他の競馬場で行われた年もあったものの、半世紀近くも2月末から3月上旬の中山競馬場芝1800mで行われている歴史と伝統のあるレースが中山記念だ。

少し前までは芝の1800mで行われるGⅠがないことから、1800mのスペシャリスト達が春の目標レースにすることも多かった中山記念だが、近年では国内ではGⅠ・大阪杯に向けて、国外ではドバイや香港へ向けての重要なステップレースとなっている。

配当傾向を過去10年で見てみると、実力馬が上位人気に支持され、単勝1番人気から3番人気までで9勝と堅い決着となることが多いが、昨年は単勝3番人気→8番人気→7番人気の組み合わせで3連単は昨年315,300円と高配当になった。

2018年も従来の傾向通りの堅い決着となるのか、昨年2017年のように荒れた決着となるのか。

今回は過去10年の中山記念の結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。

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目次

過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順 馬名
2017 2 サクラアンプルール
2017 3 ロゴタイプ
2013 3 シルポート
2012 2 シルポート
2010 1 トーセンクラウン
2010 2 テイエムアンコール
2008 2 エイシンドーバー

注目点① 人気薄を狙うかどうかは慎重に

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が7頭しかいない。

しかも、2010年と2017年の高配当の年に2頭ずつ含まれているので、過去10年の内5年は単勝上位5番人気までで3着までを占めていることがわかるので人気薄を狙うかどうかは慎重に考えなければならない。

ただし、今回の該当馬を人気別に見ると、高配当になる場合の人気にはそれほど気にする必要がないことがわかるが、単勝50倍を超えるような極端な人気薄を狙うのは得策ではないことがわかる。

人気別集計 中山記念 過去10年

人気 着別度数 勝率 複勝率
1番人気 3- 0- 1- 6/ 10 30.0% 40.0%
2番人気 3- 1- 2- 4/ 10 30.0% 60.0%
3番人気 3- 1- 2- 4/ 10 30.0% 60.0%
4番人気 0- 4- 2- 4/ 10 0.0% 60.0%
5番人気 0- 0- 1- 9/ 10 0.0% 10.0%
6番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
7番人気 0- 2- 1- 7/ 10 0.0% 30.0%
8番人気 0- 1- 1- 8/ 10 0.0% 20.0%
9番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
10番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
11番人気 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0%
12番人気 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0%
13番人気 1- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0%
14番人気 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0%
15番人気 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0%
16番人気 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 人気 単勝オッズ
2017 サクラアンプルール 8 45.3
2017 ロゴタイプ 7 15.2
2013 シルポート 8 13.3
2012 シルポート 7 19.6
2010 トーセンクラウン 13 36.4
2010 テイエムアンコール 12 26.7
2008 エイシンドーバー 7 20.7

注目点② 人気薄は6歳以上から

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った7頭全部が、6歳以上となっている。

重要なレースと位置づけられていることで春に活躍が見込まれる4歳馬や5歳馬に人気が集まりやすくなっていて、人気を落とした6歳以上の馬が中山記念では馬券圏内に入っていることが言える。

年齢別集計 中山記念 過去10年

年齢 着別度数 勝率 複勝率
4歳 3- 1- 4- 17/ 25 12.0% 32.0%
5歳 3- 3- 1- 18/ 25 12.0% 28.0%
6歳 2- 5- 1- 28/ 36 5.6% 22.2%
7歳 1- 1- 3- 20/ 25 4.0% 20.0%
8歳 1- 0- 1- 11/ 13 7.7% 15.4%
9歳以上 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 性齢
サクラアンプルール 牡6
ロゴタイプ 牡7
シルポート 牡8
シルポート 牡7
トーセンクラウン 牡6
テイエムアンコール 牡6
エイシンドーバー 牡6

注目点③ 母父はロイヤルチャージャー系から

今回の該当馬7頭中6頭がサンデーサイレンスやディープインパクトに代表される日本における代表的血統ロイヤルチャージャー系の血を母父に持っている馬が好走している。

母父馬系統別集計 中山記念 過去10年

母父系統 着別度数 勝率 複勝率
ニアークティック系 5- 0- 4-30/39 12.8% 23.1%
ロイヤルチャージャー系 2- 6- 3-28/39 5.1% 28.2%
ネイティヴダンサー系 2- 2- 0-17/21 9.5% 19.0%
セントサイモン系 1- 0- 1- 2/ 4 25.0% 50.0%
ナスルーラ系 0- 1- 2-16/19 0.0% 15.8%
トゥルビヨン系 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0%
その他のエクリプス系 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名 母父系統 母父馬
サクラアンプルール ロイヤルチャージャー系 サンデーサイレンス
ロゴタイプ ロイヤルチャージャー系 サンデーサイレンス
シルポート ロイヤルチャージャー系 サンデーサイレンス
シルポート ロイヤルチャージャー系 サンデーサイレンス
トーセンクラウン ニアークティック系 ダンシングブレーヴ
テイエムアンコール ロイヤルチャージャー系 ブライアンズタイム
エイシンドーバー ロイヤルチャージャー系 Kris S.

注目点④ 関西馬でも関東の騎手!

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った7頭中6頭の鞍上が関東所属の騎手だ。

人気に関係ない全頭での集計では関東関西の成績差は、馬の所属からはほとんどみられず、騎手の成績では関西所属の騎手のほうが好成績となっていることからみると、乗り慣れている関東の騎手が騎乗した人気薄が好走しているといえる

調教師分類別集計 中山記念 過去10年

調教師分類 着別度数 勝率 複勝率
美浦 6- 3- 5- 61/ 75 8.0% 18.7%
栗東 4- 7- 5- 37/ 53 7.5% 30.2%

集計期間:2008年 ~ 2017年

騎手分類別集計 中山記念 過去10年

騎手分類 着別度数 勝率 複勝率
美浦 6- 4- 4- 76/ 90 6.7% 15.6%
栗東 4- 5- 4- 16/ 29 13.8% 44.8%
地方 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0%
外国 0- 1- 2- 5/ 8 0.0% 37.5%

集計期間:2008年~ 2017年

馬名 騎手 所属厩舎
サクラアンプルール 関東・横山典弘 関東・金成貴史
ロゴタイプ 関東・田辺裕信 関東・田中剛
シルポート 関東・松岡正海 関西・西園正都
シルポート 関東・松岡正海 関西・西園正都
トーセンクラウン 関東・江田照男 関東・菅原泰夫
テイエムアンコール 関西・浜中俊 関東・柴田政見
エイシンドーバー 関東・蛯名正義 関東・小崎憲

注目点⑤ 前走白富士S組に要注意

最後に前走クラス別での分析を行うと、実力馬が活躍していることもあって重賞に出走していた馬が好走することがほとんどだが、前走オープン特別出走組で馬券圏内に入っている2頭共に出走していたのが白富士Sなので注意が必要だ。

前走クラス別集計 中山記念 過去10年

前走クラス 着別度数 勝率 複勝率
障害未勝利 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0%
1600万下 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0%
OPEN特別 1- 1- 0- 16/ 18 5.6% 11.1%
GⅢ 2- 5- 4- 38/ 49 4.1% 22.4%
GⅡ 0- 1- 4- 18/ 23 0.0% 21.7%
GⅠ 6- 3- 1- 20/ 30 20.0% 33.3%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 前走クラス レース名
サクラアンプルール OPEN 白富士S
ロゴタイプ GⅠ 香港マイル
シルポート GⅡ 阪神カップ
シルポート GⅢ 京都金杯
トーセンクラウン OPEN 白富士S
テイエムアンコール GⅢ 小倉大賞典
エイシンドーバー GⅢ 京都金杯H

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の2頭が該当する。

サクラアンプルール
マイネルサージュ

ただし、堅い決着となることが多いことからも、大穴狙いは得策とはいえず、基本的には今回の該当馬を軸もしくは相手にして上位人気の馬との流しかフォーメーション馬券を検討すると良さそうだ。

また、本原稿は最終登録の段階で執筆しているため、仮に今回の該当馬が出走を回避した場合などは、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想してボックス買いする方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。

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