中山牝馬S2018の競馬予想分析…カワキタエンカの飛躍を示唆する三要素とは?


(C) ritajulius

牝馬の新星誕生なるか――。

2018年3月10日、中山競馬場で中山牝馬ステークス(GⅢ/芝1800m)が行われる。2017年の中山牝馬ステークスを勝利したトーセンビクトリーや2018年1月に行われた愛知杯を制したエテルナミノルが出走を予定している。そんな中で人気を集めそうなのがカワキタエンカだ。昨年のローズステークスでは2着になり、後にGⅠタイトルを獲得するモズカッチャンや東京新聞杯を制するリスグラシューに勝っている。層の厚い4歳牝馬の中でもカワキタエンカの存在感は十分だ。

同じ4歳牝馬が牡馬混合の重賞を制する中、カワキタエンカはその流れに乗れるのか。中山牝馬ステークスで他のライバルたちに勝る要素をこの記事の中で分析していく。


要素① 1800mで連対率100%

カワキタエンカはこれまでに9戦し、芝1800mでは4回走っているが、2勝2着2回と連対率は100%だ。その中にはローズステークスも含まれている。その他のレースで馬券圏内に入ったのは1回だけだ。つまり芝1800mがカワキタエンカにとって一番適した距離だと言える。

また芝1800メートルでの4戦のうち、3戦は阪神競馬場でのレースだ。カワキタエンカは今回中山競馬場でのレースが初だが、同じ急坂の阪神競馬場を苦にしない以上、中山競馬場での好走は十分にある。

要素② 恵まれたハンデ

中山牝馬ステークスはハンデ戦で行われるが、今回のトップハンデは56キロでトーセンビクトリーとエテルナミノル、マキシマムドパリが該当する。カワキタエンカはその馬たちよりも3キロ軽い53キロだ。ハンデ戦では軽ハンデの馬がよく走るが、中山牝馬ステークスでは52キロ以下のハンデの馬は過去10年で勝っていない。その一方で53キロは過去10年で4勝している。

もちろん53キロで出走する馬が多いということも言えるが、カワキタエンカからすれば53キロの斤量は恵まれたと言っていい。前走の洛陽ステークスは重賞勝ち馬が何頭もいる中で2番人気に支持された。落鉄もあって惨敗を喫したが、同世代の有力馬や古馬を相手にこれだけの人気を集めるということはそれだけ期待されている。牝馬同士の一戦で53キロというのは、トライアルレースで2着に入った馬に対する評価としては少し軽い。激走があってもおかしくない。

要素③ 逃げ馬

カワキタエンカは桜花賞や秋華賞などで逃げの手を打ち、秋華賞では重馬場ながら1000メートル通過59秒1をマークするなど馬場を考えても明らかなハイペースだったが0.7秒差の5着に粘っている。2着だったローズステークスはこれよりも速く、1000メートル通過58秒6で逃げて2着に粘った。決してスローペースに恵まれてきた馬ではなく、激しい流れを演出しその中で結果を出してきた。今回もそれだけの流れになる可能性は非常に高い。

これだけのペースで逃げると中山競馬場の急坂で止まるのではないかと不安に感じる人もいるだろうが、阪神競馬場も同じだけの急坂だ。そこでしっかりと粘りを見せていることを考慮すれば、十分に粘り通せると見ても問題はない。

まとめ

中山牝馬ステークスはヴィクトリアマイルに向けた前哨戦であり、中距離路線で勝負したい馬にとっても試金石になるレースだ。カワキタエンカのハイペースの逃げは牡馬相手でも脅威になりやすく、潰しに行くようなことはしにくい。その心理をうまく活用できればチャンスは十分にある。前走は落鉄のアクシデントがあったが、それ以外では逃げ潰れて負けたということはない。

ハンデ戦はどの馬にもチャンスがあるように斤量が設定されるため、どの陣営も勝ちたいと思う。その勝ちたいという心理は時に牽制を生み、逃げ馬をそのまま楽に逃げさせて勝たせてしまうことを演出してしまう。カワキタエンカもこのパターンで好走する可能性はあり、どれだけのペースで逃げるかも含めて注目が集まる。


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