マイラーズC2018の競馬予想データ分析…5つの注目点から浮上する激走馬は?

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2018年4月22日、阪神競馬場でマイラーズC(GⅡ/芝1600m)が行われる。エアスピネル、サングレーザー、モズアスコット、ロジクライ、ブラックムーン、ヤングマンパワー、グァンチャーレ、カデナらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

春のマイル王決定戦GⅠ・安田記念に向けて2012年から開催競馬場が阪神競馬場から京都競馬場に変更されたものの長きにわたってこの時期に行われている関西の重要なステップレースとして位置づけられているレースがマイラーズCである。

ただし、マイラーズCの勝馬が安田記念で勝った例は過去10年では一度もなく2014年のマイラーズC優勝馬ワールドエースが安田記念で5着となったのが最先着となっている。

また、マイラーズC出走馬で次走が安田記念だった馬は過去10年で延べ42頭いるが2着1回3着7回という結果となっている。

配当傾向を過去6年で見てみると、単勝1番人気馬は6連敗中ではあるものの3番人気が3勝、2015年を除いて単勝10倍以内の上位人気馬が勝利しているが、三連単は2014年以外万馬券となっている。

2018年はどのような決着となるのか。

今回は阪神競馬場で行われるようになった過去6年のマイラーズCの結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。

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目次

過去6年の該当馬(2012年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順 馬名
2017 3 ヤングマンパワー
2016 3 クラレント
2015 1 レッドアリオン
2013 2 サンレイレーザー
2012 2 ダノンシャーク
2012 3 コスモセンサー

注目点① 人気薄を狙うなら単勝6番人気から8番人気を中心に

該当馬のリストを見てもわかるように、過去6年で馬券圏内に入った延べ18頭のうち単勝6番人気以下が6頭で3分の1を占めていて比較的平均的な結果となっている。

また、過去6年の内2014年を除いて必ず1頭はリストアップされていることを加味すると人気薄を狙うことも前向きに考えなければならない。

ただし、今回の該当馬を人気別に見ると、単勝9番人気以下の極端な人気薄を狙うのは得策でないことがわかる。

人気別集計 マイラーズC 過去6年

人気 着別度数 勝率 複勝率
1番人気 0- 2- 1- 3/ 6 0.0% 50.0%
2番人気 1- 0- 1- 4/ 6 16.7% 33.3%
3番人気 3- 0- 1- 2/ 6 50.0% 66.7%
4番人気 0- 0- 0- 6/ 6 0.0% 0.0%
5番人気 1- 2- 0- 3/ 6 16.7% 50.0%
6番人気 0- 1- 0- 5/ 6 0.0% 16.7%
7番人気 0- 0- 2- 4/ 6 0.0% 33.3%
8番人気 1- 1- 0- 4/ 6 16.7% 33.3%
9番人気 0- 0- 0- 6/ 6 0.0% 0.0%
10番人気 0- 0- 0- 6/ 6 0.0% 0.0%
11番人気 0- 0- 1- 5/ 6 0.0% 16.7%
12番人気 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0%
13番人気 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0%
14番人気 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0%
15番人気 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0%
16番人気 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0%
17番人気 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0%
18番人気 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名 人気 単勝オッズ
2017 ヤングマンパワー 7 18.8
2016 クラレント 11 33.5
2015 レッドアリオン 8 22.4
2013 サンレイレーザー 8 33.7
2012 ダノンシャーク 6 8.9
2012 コスモセンサー 7 9.3

注目点② 父・ロイヤルチャージャー系かニアークティック系に注目

過去6年単勝6番人気以下で3着以内に入った6頭中5頭がロイヤルチャージャー系かニアークティック系種牡馬となっている。

ロイヤルチャージャー系といえば、ディープインパクトやステイゴールド、オルフェーヴルに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言える血統であり、マイラーズCのレース条件に最も適している血統と言うことができる。

また、ニアークティック系といえば現在の代表種牡馬はトランセンドで、どちらかと言うと「ダート」「中距離」が得意分野だが、芝でのレースではあるものの中距離適性で結果を出せている。

種牡馬系統別集計 マイラーズC 過去6年

種牡馬系統 着別度数 勝率 複勝率
ロイヤルチャージャー系 3- 4- 4-50/61 4.9% 18.0%
ニアークティック系 1- 1- 1-10/13 7.7% 23.1%
ネイティヴダンサー系 1- 1- 1-15/18 5.6% 16.7%
ナスルーラ系 1- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名 父系統 種牡馬
ヤングマンパワー ニアークティック系 スニッツェル
クラレント ロイヤルチャージャー系 ダンスインザダーク
レッドアリオン ロイヤルチャージャー系 アグネスタキオン
サンレイレーザー ニアークティック系 ラスカルスズカ
ダノンシャーク ロイヤルチャージャー系 ディープインパクト
コスモセンサー ネイティヴダンサー系 キングカメハメハ

注目点③ 母父・ニアークティック系かナスルーラ系に注目

今回は血統からもう一点注目してみると、該当馬6頭中5頭の母父馬ニアークティック系かナスルーラ系種牡馬となっている。

ニアークティック系は先程も触れたが、母父・ナスルーラ系は「芝」「中距離」で活躍することが多い。

母父系統馬別集計 マイラーズC 過去6年

母父系統馬 着別度数 勝率 複勝率
ロイヤルチャージャー系 2- 1- 1-19/23 8.7% 17.4%
ニアークティック系 1- 4- 3-31/39 2.6% 20.5%
ナスルーラ系 1- 1- 2-11/15 6.7% 26.7%
マンノウォー系 1- 0- 0- 2/ 3 33.3% 33.3%
その他のエクリプス系 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0%
ネイティヴダンサー系 0- 0- 0-12/12 0.0% 0.0%
トゥルビヨン系 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0%
セントサイモン系 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名 母父系統 種牡馬
ヤングマンパワー ロイヤルチャージャー系 サンデーサイレンス
クラレント ニアークティック系 ダンシングブレーヴ
レッドアリオン ニアークティック系 ダンシングブレーヴ
サンレイレーザー ナスルーラ系 Cozzene
ダノンシャーク ニアークティック系 Caerleon
コスモセンサー ナスルーラ系 リヴリア

注目点④ 人気薄は4歳馬5歳馬から

過去6年単勝6番人気以下で3着以内に入った6頭中5頭が4歳馬か5歳馬となっている。

成長過程にある4歳馬や充実期を迎えている5歳馬がマイラーズCにおいては戦前評価を覆したパフォーマンスを発揮できていて、晩成型を除いて競走馬としてのピークを過ぎつつある6歳以上の馬は人気を覆してまでの活躍ができていないことを示している。

年齢別集計 マイラーズC 過去6年

年齢 着別度数 勝率 複勝率
4歳 1- 3- 0-25/29 3.4% 13.8%
5歳 3- 1- 4-16/24 12.5% 33.3%
6歳 1- 1- 1-17/20 5.0% 15.0%
7歳 1- 0- 1- 7/ 9 11.1% 22.2%
8歳 0- 1- 0-13/14 0.0% 7.1%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名 馬齢
ヤングマンパワー 5
クラレント 7
レッドアリオン 5
サンレイレーザー 4
ダノンシャーク 4
コスモセンサー 5

注目点⑤ 狙うは関西馬

最後の注目点として、関東馬と関西馬を比較すると今回の該当馬6頭中5頭が関西馬となっている。

輸送が必要となる関東馬にとっては、遠征目的が競馬ファンの間でもはっきりしていることが多いことから有力馬は出走すれば上位人気に支持されることが多く、人気薄の関東馬が馬券圏内に入ってくることは少ない。

調教師所属別集計 マイラーズC 過去6年

調教師分類 着別度数 勝率 複勝率
美浦 1- 0- 1-14/16 6.3% 12.5%
栗東 5- 6- 5-64/80 6.3% 20.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名 所属 厩舎
ヤングマンパワー 関東 手塚貴久
クラレント 関西 橋口慎介
レッドアリオン 関西 橋口弘次
サンレイレーザー 関西 高橋義忠
ダノンシャーク 関西 大久保龍
コスモセンサー 関西 西園正都

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の1頭が該当する。

カデナ

なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているため、仮に今回の該当馬が上位人気に支持されたり、出走回避した場合などは、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想する方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。

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