マイルチャンピオンシップ2019の競馬予想分析!5つのデータから導く勝ち馬候補

2019年11月17日、京都競馬場でマイルチャンピオンシップ(GⅠ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるアルアイン、インディチャンプ、ダイアトニック、ダノンキングリー、ダノンプレミアムなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

マイルチャンピオンシップの勝ち馬傾向

過去10年のデータを見ると、1番人気、2番人気、3番人気はそれぞれ1勝。4番人気が3勝、5番人気が2勝と中穴の活躍が目立ち、2桁人気の優勝もあり、波乱含み。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 重賞勝ち実績が不可欠

まず重賞実績に目を向けると、勝ち馬全10頭が芝重賞の勝ち馬で、うち5頭は芝マイルの重賞を勝っていた。

さらにGⅠ実績を見ると、勝ち馬全10頭に芝GⅠで3着以内の実績があり、うち5頭がマイルGⅠで3着以内に好走していた。

予想参考データ② 前走の着順より人気に注目

前走のクラス別成績は以下の通り。

1600万下(0-0-1-0)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率100.0%

オープン特別(0-0-0-5)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

GⅢ(3-5-1-52)
勝率 4.9% │ 連対率13.1% │ 複勝率14.8%

GⅡ(3-4-4-57)
勝率 4.4% │ 連対率10.3% │ 複勝率16.2%

GⅠ(4-1-2-32)
勝率 10.3% │ 連対率12.8% │ 複勝率17.9%

また、前走人気は以下の通り。

前走1番人気(4-2-3-18)
勝率 14.8% │ 連対率22.2% │ 複勝率33.3%

前走2番人気(3-2-2-16)
勝率 13.0% │ 連対率21.7% │ 複勝率30.4%

前走3番人気(1-1-0-16)
勝率 5.6% │ 連対率11.1% │ 複勝率11.1%

前走4番人気(0-3-0-17)
勝率 0.0% │ 連対率15.0% │ 複勝率15.0%

前走5番人気(1-1-2-9)
勝率 7.7% │ 連対率15.4% │ 複勝率30.8%

前走6~9番人気(0-1-1-30)
勝率 0.0% │ 連対率3.1% │ 複勝率6.3%

前走10番人気以下(1-0-0-40)
勝率 2.4% │ 連対率2.4% │ 複勝率2.4%

勝ち馬全10頭の前走が芝重賞で、うち8頭が1600m以上。

また、勝ち馬10頭中7頭が前走で1番人気か2番人気だった。なお、掲示板外から巻き返して優勝した馬が3頭おり、前走着順はそれほど問われない。

予想参考データ③ 3~5歳が主力

年齢別成績は以下の通り。

3歳(2-0-2-31)
勝率 5.7% │ 連対率5.7% │ 複勝率11.4%

4歳(3-6-4-23)
勝率 8.3% │ 連対率25.0% │ 複勝率36.1%

5歳(3-3-3-49)
勝率 5.2% │ 連対率10.3% │ 複勝率15.5%

6歳(1-1-1-30)
勝率 3.0% │ 連対率6.1% │ 複勝率9.1%

7歳(0-0-0-12)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

8歳以上(1-0-0-4)
勝率 20.0% │ 連対率20.0% │ 複勝率20.0%

高齢になればなるほど割り引きが必要。唯一優勝したのは8歳秋にGⅠを連勝したカンパニーで、特殊な例と言える。

予想参考データ④ 牝馬は苦戦

牡・騸馬(10-10-7-132)
勝率 6.7% │ 連対率13.4% │ 複勝率18.1%

牝馬(0-0-3-27)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率10.0%

予想参考データ⑤ 関西馬が優勢

美浦(2-3-2-48)
勝率 3.6% │ 連対率9.1% │ 複勝率12.7%

栗東(8-7-6-98)
勝率 6.7% │ 連対率12.6% │ 複勝率17.6%

2019年の主役候補は?

中心となるのは、2走前の安田記念GⅠ初制覇を飾ったインディチャンプ。毎日王冠から始動して臨むローテーションは昨年の優勝馬ステルヴィオと同じで、マイルGⅠ春秋連覇の可能性は十分にある。

ダノンプレミアムは朝日杯FSを含めてマイル重賞を3勝。天皇賞(秋)2着からの臨戦過程も上々で、距離短縮は歓迎と言える。

ペルシアンナイトは一昨年の覇者で、昨年も2着。舞台実績はメンバー随一で、今年も上位を狙える。

マイル実績に欠けるものの、前走のスワンSを1番人気で制したダイアトニック、同じく毎日王冠を1番人気で勝ったダノンキングリーも悪くない。

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