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2018年6月10日、阪神競馬場でマーメイドS(GⅢ/芝2000m)が行われる。ミリッサ、キンショーユキヒメ、レイホーロマンス、エテルナミノル、トーセンビクトリー、エマノン、アルジャンテらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

配当傾向を過去10年で見てみると、2008年には12頭立て最低12番人気のトーホウシャインが勝利したことで11,630円と単勝万馬券となった他、上位人気は1番人気2勝、2番人気1勝、3番人気2勝と混戦ムードとなっているのが特徴だ。

また、三連単も過去10年すべて万馬券となっていて、一番堅い配当となった昨年2017年でも単勝3番人気→2番人気→6番人気の組み合わせで14,720円となっている。2018年も従来の傾向通りの荒れた決着となるのか、一転して人気サイドの決着となるのか。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?(対象データ:2008年~2017年に行われたマーメイドS)


ポイント1 極端な人気薄は消し!

過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が16頭と半数を超えているように元々荒れる傾向が強いマーメイドSでは単勝人気をポイントとして線を引くのが非常に難しいが、敢えて引くとすれば単勝8番人気以内か以下かでラインが引ける。

人気着別度数
8-16人気4- 7- 3- 67/ 81
人気勝率複勝率単回値複回値
8-16人気4.9%17.3%205147

回収率だけで見ると単勝8番人気以下をすべて100円ずつ購入していてもプラス収支になる計算だが、勝率・複勝率共に低く他に共通項が見当たらないことからここでは消しと判断していいだろう。

※以降、7番人気以内を対象に集計

ポイント2 父・ロイヤルチャージャー系・ネイティブダンサー系以外は消し!

血統からポイントを探すと父・ロイヤルチャージャー系・ネイティブダンサー系が結果を残している。ディープインパクトやステイゴールド、オルフェーヴルに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言えるロイヤルチャージャー系の成績は、クラシックで活躍するようなマイルから中距離で特に目立つ。また、ネイティブダンサー系の代表種牡馬はキングカメハメハで、競馬場・距離問わず比較的成績を残す万能型であるが阪神競馬場では好成績だ。

父系統着別度数
ロイヤルチャージャー系・ネイティブダンサー系以外0- 0- 0- 9/ 9
父系統勝率複勝率単回値複回値
ロイヤルチャージャー系・ネイティブダンサー系以外0.0%0.0%00

単勝7番人気以内だと該当する頭数自体が少ないとはいえ、過去10年で1頭も3着以内に入ったことがないことから見ても消しと判断していいだろう。

ポイント3 ノーザンファーム・社台ファーム生産馬以外は消し!

馬産地について注目をすると、社台グループが現在の日本競馬界の中心とも言える存在となっていて、マーメイドSにおいてもその傾向は同じでノーザンファーム・社台ファーム以外の牧場の生産馬が馬券圏内に食い込んでくるのはなかなか難しくなっている。

生産牧場着別度数
ノーザンファーム・社台ファーム生産馬以外2- 2- 5-18/27
生産牧場勝率複勝率単回値複回値
ノーザンファーム・社台ファーム生産馬以外7.4%33.3%4480

過去10年では2012年・2013年・2015年と3回も1着から3着まですべてがノーザンファームか社台ファームの生産馬で占める結果となっていて、それ以外の年でも2009年・2010年以外では2頭が占める結果となっている。

ポイント4 前走10番人気以下は消し!

比較的各馬の実力関係が事前にはっきりわかる牝馬路線では、前走でもある程度人気が上位に支持されていることが多く、前走でも人気が極端になかった馬がマーメイドSで好走する例は少ない。

前走人気着別度数
10番人気以下0- 0- 1- 9/10
前走人気勝率複勝率単回値複回値
10番人気以下0.0%10.0%018

前走が単勝10番人気でマーメイドSで馬券圏内に入れたのは、2014年ヴィクトリアマイル単勝10番人気13着後にマーメイドSに挑戦し単勝2番人気で3着に入ったフーラブライドのみとなっている。

ポイント5 前走重賞出走馬は消し!

前走のレースクラスからポイントを探すと、前走重賞に出走していた馬以外の馬がマーメイドSでは結果を残せている。春のGⅠシリーズ中心に戦ってきた実績馬よりも、ここから秋の飛躍を期する馬のほうが活躍できるレースと言える。

前走クラス着別度数
重賞1- 1- 4-24/30
前走クラス勝率複勝率単回値複回値
重賞3.3%20.0%1841

昨年2017年は前走GⅢ・福島牝馬Sで武豊騎手が騎乗して単勝1番人気に支持されながら3着に敗れたクインズミラーグロが再調整して幸英明騎手に乗り替わって挑戦した結果、単勝2番人気で2着となっているが馬券圏内に入ってくることは基本的に少ない。

ポイント6 関東馬は消し!

西高東低と言う長らく競馬界で常識となっている東西の能力差が、関西で行われる重賞ということで輸送による不利が関東馬には更に負担になっているといえ、関東馬は実力・人気共に兼ね備えた馬しか結果を残せていない。

所属着別度数
関東0- 3- 1-13/17
所属勝率複勝率単回値複回値
関東0.0%23.5%050

以前より挑戦してくる関東馬が増えつつはあり、直近3年に限ってみると毎年1頭ずつ関東馬が3着以内に食い込むようになってきてはいるが、1回も1着となったことはない。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
5- 1- 1- 3/10
勝率複勝率単回値複回値
50.0%70.0%345187

なんと、好走率は7割、回収率も260%超を弾き出し極めて優秀な成績となった。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。

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