マーメイドS2018の競馬予想データ分析…5つの注目点から浮上する激走馬は?

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2018年6月10日、阪神競馬場でマーメイドS(GⅢ/芝2000m)が行われる。ミリッサ、キンショーユキヒメ、レイホーロマンス、エテルナミノル、トーセンビクトリー、エマノン、アルジャンテらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

牝馬の競走体系整備に伴って1996年に第1回が開催されて以降、馬場改修などの影響による場所変更を除いて6月から7月にかけての阪神開催で行われている牝馬限定重賞がマーメイドSだ。

2018年も従来の傾向通りの荒れた決着となるのか、一転して人気サイドの決着となるのか。今回は過去10年のマーメイドSの結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。

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目次

過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順 馬名
2017 3 アースライズ
2016 1 リラヴァティ
2016 2 ヒルノマテーラ
2015 1 シャトーブランシュ
2015 3 パワースポット
2014 2 コスモバルバラ
2013 1 マルセリーナ
2013 2 アグネスワルツ
2012 2 クリスマスキャロル
2012 3 メルヴェイユドール
2011 2 ブロードストリート
2011 3 アースシンボル
2010 2 セラフィックロンプ
2009 1 コスモプラチナ
2008 1 トーホウシャイン
2008 2 ピースオブラヴ

注目点① 人気薄は人気に関係なく検討を

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が16頭と半数を超えていて高配当を裏付ける結果となっている。

しかも、過去10年の内2頭がリストアップされている年が6回もある上に1頭も該当しなかった年は1回もないことから積極的に人気薄を狙うことを考えなければならないのが、マーメイドSの大きな特徴となっている。

なお、今回の該当馬を人気別や単勝オッズで見ると、高配当になる場合の人気を気にする必要はないものの単勝万馬券になるような極端な人気薄を狙うのは得策でないことがわかる。

人気別集計 マーメイドS 過去10年

人気 着別度数 勝率 複勝率
1番人気 2- 1- 1- 6/ 10 20.0% 40.0%
2番人気 1- 1- 2- 6/ 10 10.0% 40.0%
3番人気 2- 0- 0- 8/ 10 20.0% 20.0%
4番人気 0- 1- 1- 8/ 10 0.0% 20.0%
5番人気 0- 0- 2- 8/ 10 0.0% 20.0%
6番人気 1- 0- 1- 8/ 10 10.0% 20.0%
7番人気 1- 3- 0- 6/ 10 10.0% 40.0%
8番人気 1- 0- 0- 9/ 10 10.0% 10.0%
9番人気 1- 0- 0- 9/ 10 10.0% 10.0%
10番人気 0- 2- 2- 6/ 10 0.0% 40.0%
11番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
12番人気 1- 0- 0- 9/ 10 10.0% 10.0%
13番人気 0- 1- 1- 6/ 8 0.0% 25.0%
14番人気 0- 1- 0- 6/ 7 0.0% 14.3%
15番人気 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0%
16番人気 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 人気 単勝オッズ
2017 アースライズ 6 8.2
2016 リラヴァティ 6 10.8
2016 ヒルノマテーラ 7 13.3
2015 シャトーブランシュ 8 15.6
2015 パワースポット 10 20.8
2014 コスモバルバラ 13 76.6
2013 マルセリーナ 7 12.4
2013 アグネスワルツ 10 28.8
2012 クリスマスキャロル 7 14.9
2012 メルヴェイユドール 10 28.5
2011 ブロードストリート 7 12.1
2011 アースシンボル 13 72.2
2010 セラフィックロンプ 14 37.9
2009 コスモプラチナ 9 22.1
2008 トーホウシャイン 12 116.3
2008 ピースオブラヴ 10 40.1

注目点② 父・ロイヤルチャージャー系に注目

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った16頭中13頭がロイヤルチャージャー系種牡馬となっている。

ディープインパクトやマンハッタンカフェ、ゼンノロブロイに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言えるロイヤルチャージャー系種牡馬の成績は、クラシックで活躍するような距離での活躍が特に目立ち、マーメイドSはまさに得意と言える条件だ。

種牡馬系統別集計 マーメイドS 過去10年

種牡馬系統別 着別度数 勝率 複勝率
ロイヤルチャージャー系 7- 9- 8-68/92 7.6% 26.1%
ネイティヴダンサー系 2- 1- 1-15/19 10.5% 21.1%
ニアークティック系 1- 0- 0-19/20 5.0% 5.0%
トゥルビヨン系 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 50.0%
その他のエクリプス系 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0%
ナスルーラ系 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名 父系統 種牡馬
アースライズ ロイヤルチャージャー系 マンハッタンカフェ
リラヴァティ ロイヤルチャージャー系 ゼンノロブロイ
ヒルノマテーラ ロイヤルチャージャー系 マンハッタンカフェ
シャトーブランシュ ニアークティック系 キングヘイロー
パワースポット ロイヤルチャージャー系 スズカマンボ
コスモバルバラ ロイヤルチャージャー系 ロージズインメイ
マルセリーナ ロイヤルチャージャー系 ディープインパクト
アグネスワルツ ロイヤルチャージャー系 ゼンノロブロイ
クリスマスキャロル ロイヤルチャージャー系 アグネスタキオン
メルヴェイユドール ロイヤルチャージャー系 フジキセキ
ブロードストリート ロイヤルチャージャー系 アグネスタキオン
アースシンボル トゥルビヨン系 トウカイテイオー
セラフィックロンプ ロイヤルチャージャー系 マンハッタンカフェ
コスモプラチナ ロイヤルチャージャー系 ステイゴールド
トーホウシャイン ロイヤルチャージャー系 スペシャルウィーク
ピースオブラヴ ネイティヴダンサー系 マイネルラヴ

注目点③ 騎手は乗り替わり!

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った16頭すべてが前走から騎手が乗り替わりとなっていた。

毎年同日に東京競馬場でGⅢ・エプソムカップが行われることもあって騎手が分散することや、GⅠシリーズを戦ってきた有力馬が休養に入ることでリーディング上位騎手の手が空くことによっての乗り替わりが発生することが影響している。

前走騎手別集計 マーメイドS 過去10年

前走騎手 着別度数 勝率 複勝率
乗替り 7- 9- 7-73/96 7.3% 24.0%
同騎手 3- 1- 3-38/45 6.7% 15.6%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 騎手 前走騎手
アースライズ 中谷雄太 坂井瑠星
リラヴァティ 松若風馬 松山弘平
ヒルノマテーラ 四位洋文 太宰啓介
シャトーブランシュ 藤岡康太 北村友一
パワースポット 大野拓弥 横山典弘
コスモバルバラ 岩崎翼 戸崎圭太
マルセリーナ 川田将雅 吉田豊
アグネスワルツ 国分恭介 池添謙一
クリスマスキャロル 藤懸貴志 秋山真一
メルヴェイユドール 酒井学 幸英明
ブロードストリート 岩田康誠 武士沢友
アースシンボル 高倉稜 田中勝春
セラフィックロンプ 宮崎北斗 丹内祐次
コスモプラチナ 和田竜二 津村明秀
トーホウシャイン 高野容輔 吉田稔
ピースオブラヴ 福永祐一 的場勇人

注目点④ 前走はGⅢ以下に出走!

今回の該当馬16頭中14頭が前走はGⅠやGⅡに挑戦してきた馬ではなく、GⅢ以下の格のレースを走った馬となった。

春のGⅠシリーズからの立て直しを目指す馬よりも、ここから秋の飛躍を期する馬のほうが活躍できるレースと言える。

前走クラス別集計 マーメイドS 過去10年

前走クラス 着別度数 勝率 複勝率
500万下 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0%
1000万下 2- 2- 1- 10/ 15 13.3% 33.3%
1600万下 3- 3- 3- 38/ 47 6.4% 19.1%
OPEN特別 3- 2- 1- 13/ 19 15.8% 31.6%
GⅢ 1- 2- 0- 18/ 21 4.8% 14.3%
GⅡ 1- 0- 2- 8/ 11 9.1% 27.3%
GⅠ 0- 1- 3- 22/ 26 0.0% 15.4%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 前走クラス レース名
アースライズ 1000万 賢島特別
リラヴァティ 1600万 パールS
ヒルノマテーラ 1600万 パールS
シャトーブランシュ 1600万 パールS
パワースポット OPEN特別 モンゴル
コスモバルバラ 1000万 野島崎特別
マルセリーナ OPEN特別 メイS
アグネスワルツ OPEN特別 都大路S
クリスマスキャロル 1000万 御室特別
メルヴェイユドール 1600万 パールS
ブロードストリート GⅠ ヴィクトリアマイル
アースシンボル GⅡ 目黒記念
セラフィックロンプ OPEN特別 都大路S
コスモプラチナ GⅢ 愛知杯
トーホウシャイン 1000万
ピースオブラヴ GⅢ 新潟大賞典

注目点⑤ 前走距離は1800mか2000m

最後に前走の距離から見た時に、今回の該当馬16頭中13頭が前走で1800mか2000mの距離を走っていて、そのうち9頭は1800m戦を使われていた。

マイルや短距離適性のある馬ではなく、中距離適性があると陣営も考えてここまで調整を進めてきている馬が、他馬との比較で仮に人気を落としていても活躍できることがわかる。

前走距離別集計 マーメイドS 過去10年

前走距離 着別度数 勝率 複勝率
1400m 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0%
1600m 0- 1- 5- 29/ 35 0.0% 17.1%
1700m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0%
1800m 6- 5- 3- 47/ 61 9.8% 23.0%
2000m 4- 3- 0- 20/ 27 14.8% 25.9%
2400m 0- 1- 1- 6/ 8 0.0% 25.0%
2500m 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 50.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 前走距離
アースライズ 1600
リラヴァティ 1800
ヒルノマテーラ 1800
シャトーブランシュ 1800
パワースポット 1800
コスモバルバラ 1800
マルセリーナ 1800
アグネスワルツ 1800
クリスマスキャロル 2000
メルヴェイユドール 1800
ブロードストリート 1600
アースシンボル 2500
セラフィックロンプ 1800
コスモプラチナ 2000
トーホウシャイン 2000
ピースオブラヴ 2000

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の2頭が該当する。

アンドリエッテ
エマノン

なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているため、仮に今回の該当馬が上位人気に支持されたり、出走回避した場合などは、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想する方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。

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