目黒記念2019の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

2019年5月26日、東京競馬場で目黒記念(GⅡ/芝2500m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。

馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。

人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。

今回、人気が想定されるのは、ブラストワンピース、ルックトゥワイス、ポポカテペトル、ムイトオブリガード、ゴーフォザサミットらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とした。


目次

目黒記念の配当傾向

過去10年を見ると、三連単の最高額配当は2009年の637,440円でその他に2014年(427,240円)や2017年円(316,940円)含めて10万超えの配当が6回出ている。他の4年も全て万馬券となっており波乱傾向が非常に強く穴馬の選定は必須と言える。

単勝オッズは2015年(2,530円)が最高配当で、同年を含めて6回人気薄の馬が優勝している。人気馬の優勝もあり、その取捨は慎重に行う必要がある。

馬連は最高配当が2014年(21,380円)で、それ以外の年も4回万馬券が出ている。堅く決着することは少なく、1,2着穴馬で決着することも想定する必要がある。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 好走血統に注目

近年はハーツクライ・ディープインパクトなどのサンデーサイレンス勢とキングカメハメハ産駒が分け合っている状況である。母系との相性ではノーザンダンサー系やナスルーラ系との相性が良い。特にニアークティック系はNijinskiやLyphard・Vice Regentなどの系統が多く、Storm CatやDanzigなどのスピード色の強い系統はやや劣勢の印象を受ける。

[ノーザンダンサー系] 2017年 ヴォルシェーブ(母母父Alzao)
2014年 ラヴイズブーシェ(母母父モガミ)/プロモントーリオ(母父フレンチデピュティ)
2013年 ルルーシュ(母母父ダンシングブレーヴ)/カフナ(母母父Baldski)
2012年 スマートロビン(母父Lyphard、母母父Nijinski)/トウカイパラダイス(母父マルゼンスキー)

予想参考データ② 高齢馬の激走に注目

4-6歳馬中心に決着することが多いが、時折7,8歳馬の激走があり軽視できない。今年も高齢馬は見逃さずピックアップしたい。

2017年 フェイムゲーム(8人気/7歳)/ハッピーモーメント(13人気/7歳)
2016年 ヒットザターゲット(8人気/8歳)
2015年 ヒットザターゲット(11人気/7歳)
2011年 キングトップガン(7人気/8歳)

予想参考データ③ 先行馬に注目

昨年の1,2着に代表されるように先行策に出た人気薄の馬が激走するケースも多々あり注目すべき点として挙げる。以下に人気と道中の位置取りについて記載した。

2018年 ウインテンダネス(9人気/5-7-6-5)/ノーブルマーズ(10人気/3-2-2-3)
2017年 ハッピーモーメント(13人気/4-3-3-3)
2016年 レインボーライン(12人気/9-9)
2012年 トウカイパラダイス(7人気/4-4-3-3)
2011年 キングトップガン(7人気/3-2-2-2)
2010年 イケドラゴン(9人気/1-1-1-1)/フェニコーン(7人気/5-4-4-4)
2009年 ミヤビランベリ(8人気/4-4-4-4)

2019年の穴馬候補は?

以上のデータから面白そうなのはチェスナットコート、ソールインパクト、アドマイヤエイカンだ。

チェスナットコートは相性の良いハーツクライ×ノーザンダンサー系[Vice Regent]種牡馬産駒の条件を満たす。先行策で上位人気馬を脅かす存在となりうるか期待したい。

ソールインパクトも相性の良いディープインパクト×ノーザンダンサー系の組み合わせである。Danzig系が劣勢であるのが気がかりではあるが、高齢出走馬では最も期待できる存在といえる。

アドマイヤエイカンもチェスナットコート同様に血統面で期待される。こちらも先行策での好走が期待される一頭だ。

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