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2019年3月24日、中山競馬場でマーチステークス(GⅢ/ダート1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるテーオーエナジー、ハイランドピーク、ヒラボクラターシュ、センチュリオン、グレンツェントらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

2011年の阪神開催を除く、過去10回分のデータを対象とする。


マーチステークスの人気馬成績

過去10回のデータを見ると、1番人気は1回だけ勝っており、2着1回、3着は2回と、信頼度は少し低い。

全体的に上位人気は人気なりのけっかを出しているが、6番人気のアベレージが1番人気よりも高く、伏兵馬が活躍しやすい傾向にある。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 先行馬の押し切りを狙え!

脚質・先行 ( 5- 4- 4-24)
勝率 13.5% │ 複勝率 35.1%

中距離のダート戦は基本的に前が残りやすく、特に中山のような小回りだと前が残りやすい。逃げ馬もまずまずの結果を残し、前目の馬で考えたい。

脚質・後方 ( 1- 0- 0-51)
勝率 1.9% │ 複勝率 1.9%

後方から勝った唯一の馬は2012年のサイレントメロディ。重馬場もあるが、過去10年で最速の勝ちタイムで、ペースが流れた分、上がりの末脚勝負になった。

今年は絶対に逃げなければならない馬がいないため、ペースはそれほど速くはならない可能性が高い。前目で考えたいところだ。

予想参考データ② 前走が交流重賞の馬に注意

前走地方 ( 2- 1- 1-19)
勝率 8.7% │ 複勝率 17.4%

クラス別の結果を見ると、前走GⅠだった馬が格の違いを見せつけ、ハンデなど関係なく押し切ることがあるが、そのほかは団子状態だ。

その中でやや分が悪いのが前走が地方だった馬だ。去年は地方所属のロワジャルダンの激走があったが、ここ数年では2015年1着のマイネルクロップぐらいだ。

マイネルクロップは佐賀記念を1番人気で1着、交流重賞で結果を出してここでもその実力を見せたが、交流重賞では強くても中央ではそうでもないという傾向がよく見られる。

交流重賞は中央のオープン特別で勝てれば、それなりに勝てる。それゆえに、交流重賞の実績に騙されず、中央実績を注意深く見るべきだ。

予想参考データ③ トップハンデも苦にならず

ハンデ戦なので、トップハンデはきつく、軽ハンデを狙いたいと考えるのが筋だが、53キロ以下の馬は1頭も3着以内に絡んでおらず、54キロもアベレージ的に低い。

斤量57.5キロ以上 ( 4- 1- 2-14)
勝率 19.0% │ 複勝率 33.3%

トップハンデというだけで軽視され、人気を落としがちだが、アベレージはいいものを残しており、ハンデが重いから切ろうとすると危険だ。

ちなみに今年のトップハンデは57.5キロで、センチュリオンとロンドンタウンの2頭が該当する。

2019年の危険な人気馬は?

テーオーエナジーは人気に支持される見込みだが、佐賀記念で3着ながら1秒5の負け。これまで結果を出してきた岩田康誠騎手はレッツゴードンキを選び中京へ行き、乗り替わりとなる。4歳世代は強いが、厳しさを感じる。マーチステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、グレンツェントは1つ目の消しデータに合致している。行き脚がつかないことが目立ち、復帰後は大敗が続く。早熟の可能性も考えられ、割引で大丈夫か。

反対にセンチュリオンは危険なデータに一つも当てはまらない。名古屋グランプリは惨敗だったが、これは距離が長すぎただけ。何より去年の勝ち馬で中央の実績に疑う余地はない。中山巧者であり、トップハンデで少しでも人気が落ちるならチャンスだ。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、センチュリオンと言えそうだ。

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