マーチステークス2019の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

2019年3月24日、中山競馬場でマーチステークス(GⅢ/ダ1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。

馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。

人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。

今回、人気が想定されるのはテーオーエナジー、ハイランドピーク、ヒラボクラターシュ、センチュリオン、ロードゴラッソらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?

なお、他場開催となった2011年を除いた過去9年のデータを対象とした。


目次

マーチSの配当傾向

過去9年を見ると、三連単の最高額配当は2012年の2321,750円で100万馬券が出ている。その他に2018年(153,570円)や2017年(466,890円)で10万馬券が出ている。これ以外の年も全て万馬券決着となっており波乱傾向が強い。

単勝オッズは2017年(2,540円)が最高配当となっており、2016年(2,040円)・2015年(1,350円)・2012年(1,250円)も人気薄の馬が勝利している。もちろん人気馬が優勝するケースも多く、人気馬も十分に警戒する必要がある。

馬連は最高配当が2012年の82,840円となっており、2017年(10,760円)も万馬券が出ている。それ以外も全て4桁配当となっており人気サイドの決着は少なく、穴馬の選定が必須と言える。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 関東所属騎手の騎乗馬に注目

激走馬の鞍上に注目すると関東所属騎手の騎乗馬が圧倒的に多い。今年もこの傾向に注目だ。

2017年 インカンテーション(10人気/勝浦正樹騎手)/アルタイル(11人気/田中勝春騎手)
2016年 ショウナンアポロン(8人気/松岡正海騎手)
2015年 マイネルクロップ(6人気/丹内裕次騎手)
2013年 バーディバーディ(6人気/北村宏司騎手)
2012年 サイレントメロディ(6人気/後藤浩輝騎手)/バーディバーディ(7人気/松岡正海騎手)
2010年 ナニハトモアレ(6人気/村田一誠騎手)
2009年 ダイショウジェット(13人気/柴山雄一)

予想参考データ② 好走血統に注目

近年は同レースでもサンデーサイレンス系の活躍が目立つようになってきた。父サンデー系種牡馬の近年の好走パターンとしては母系がレイズアネイティヴ系×二アークティック系の組み合わせが目立っている。

2017年 アルタイル(母父Grand Slam×母母父スピニングワールド)
2016年 ショウナンアポロン(母父アフリート×母母父モガミ)
2015年 イッシンドウタイ(母父スラヴィック×母母父クラウンドプリンス)/マスクトヒーロー(母父ホワイトマズル×母母父Mr.Prospector)

今年も該当馬には是非注目したい。

予想参考データ③ 5-7歳馬に注目

激走馬の年齢に注目すると4歳馬の活躍は少なく5-7歳馬から穴馬を選定するのが良い。

2018年 ロワジャルダン(10人気/7歳)
2017年 インカンテーション(10人気/7歳)/アルタイル(11人気/5歳)
2016年 ショウナンアポロン(8人気/6歳)
2015年 マイネルクロップ(6人気/5歳)
2013年 バーディバーディ(6人気/6歳)
2012年 サイレントメロディ(6人気/5歳)/メイショウタメトモ(16人気/7人気)/バーディバーディ(7人気/5歳)
2009年 ダイショウジェット(13人気/6歳)

2010年のナニハトモアレ(6人気/4歳)を除くと4歳馬の人気薄での激走はなく、8歳馬以上の台頭はない。これらは軽視して良いだろう。

今年も極端な追い込み馬を除いた後方待機組の激走に期待したい。

2019年の穴馬候補は?

以上のデータから面白そうなのはコスモカナディアン、ロンドンタウン、アルドーレだ。

コスモカナディアンは丹内騎手騎乗の6歳馬と条件が合致する。近走も大きく負けていないが人気を落としており狙い目と言える。

ロンドンタウンは吉田隼人騎手騎乗の6歳馬である、斤量や久々の実戦が嫌われて人気を落としそうだが、こちらも実力に陰りはなく積極的に狙いたい。

アルドーレは年齢・所属騎手からは軽視しても良いかもしれないが、父サンデー系×母系ノーザンダンサー系(×レイズアネイティヴ系)を満たす唯一の存在だけに注意すべき存在と言える。

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