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2019年10月6日、東京競馬場で毎日王冠(GⅡ/芝1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるダノンキングリー、アエロリット、インディチャンプ、ペルシアンナイト、モズアスコットらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年間のデータを参考に予想を進めていく。


毎日王冠の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは5回で、2着は1回、3着はなし。複勝率は平均的だが、勝率がいい。馬によって信頼度が如実に違うということか。

2番人気が未勝利で散々な結果で、3番人気から6番人気までほとんど同じ。可能性だけを見れば全ての馬にチャンスがあるといっても過言ではない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 意外と逃げが残る

脚質・逃げ(2- 2- 1-5)
勝率 20.0% │ 複勝率 50.0%

壊滅的な結果になることが多い逃げ、特に東京だと逃げが残る印象は薄いが、去年のアエロリットなど、結構多くの馬が馬券圏内に残している。

その一方、先行馬は不振という、あまり他では見られない結果となっている。上がり3ハロン1位も2位も同じような複勝率だが、2位だと未勝利で連対率も悪い。

後方からだとやや物足りないのを見ても、逃げ馬が残りやすく、よほど際立った脚がないと後ろからは厳しいということになりそう。アエロリットは今年もチャンスだろう。

予想参考データ② 開幕週だけど前走東京が好成績

毎日王冠は東京競馬場の開幕週に開催されるが、前走の競馬場別の成績を見ると、断然東京競馬場だった馬が強く、かなり凌駕している。

エプソムカップ、安田記念、ダービー、NHKマイルカップが中心で、その中でもエプソムカップ組が強いが、今年は出ていない。また、安田記念組は意外と信用できない。

安田記念組の狙い方は明確で、勝ち馬かコンマ1秒負けまで。去年のアエロリットはタイム差なし2着。2017年3着のクレーターロンドンは4着ながらコンマ1秒負け。

ダービー組は正直言えば着差などは問わない。しかし、今年はダービー2着のダノンキングリーがいる。今までなら出てこないキャリアの馬だが、それがどう関係するか注目だ。

予想参考データ③ 距離延長より短縮がおすすめ

前走の距離別で見ると、同距離のアベレージがいい。しかしこれはエプソムカップ組が数字を作っており、エプソムカップ組がいないとなるとそこまでプラスという感じもない。

距離短縮組で考えるのがよく、非根幹距離の2200メートル組がいいだろう。2000メートルの重賞で結果を出して臨む組もなかなかに成績がいい。

距離延長となると、やはり安田記念組の狙い方が必要か。今年はある程度メンバーが絞れるが、上位勢の中で何を軸にするのか悩みそうだ。

2019年の危険な人気馬は?

ペルシアンナイトは人気になる見込みだが、安田記念では最後方から10着、札幌記念は中団にいながら5着と、なかなかにパッとしない。シュタルケ騎手に乗り替わるが、そこまでプラスになるか微妙だ。毎日王冠の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、モズアスコットは2つ目の消しデータに合致している。去年こそ安田記念を勝ってはいるが、今年はどうにも微妙な戦績が続く。内田博幸騎手への乗り替わりもどこまでプラスになるか、こちらも微妙。

反対にダノンキングリーは危険なデータに一つも当てはまらない。皐月賞もダービーもタイム差なしの3着と2着。共同通信杯は勝っており、馬場もタイムも関係ない。一本被りするようだと買う気はなくなるが、致し方ない面が大きいか。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ダノンキングリーと言えそうだ。

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