毎日杯2020の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

2020年3月28日、阪神競馬場で毎日杯(GⅢ/芝1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるアルジャンナ、サトノインプレッサ、ストーンリッジ、ダノンアレー、アーヴィンドらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年のデータを参考に予想を進めていく。


目次

毎日杯の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が4勝、2着が1回、3着は3回。3倍台までの信頼度はそれなりにあり、着外に消える可能性の方が少ないのが現状だ。

50倍以上の馬が3着にも来ない現状を考えると、あまりぶん回すレースではなく、着実に当てていくレースと見るべきだろう。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 新馬未勝利組の取捨選択

前走新馬未勝利(0- 1- 0-19)
勝率 0.0% │ 複勝率 5.0%

新馬や未勝利で勝ってから参戦する組の成績が著しく悪い。もうこの時期になると1勝クラスや重賞などでは使っておきたい。

とはいえ、去年は新馬組のウーリリが2着に入った。京都1800で1人気1着、一応これに当てはまるかどうかが、サンプル数が少ないが傾向といえるだろう。

これに該当するのがいないということを考えると出走10頭中、この時点で4頭は消せる。残り6頭での勝負ということになる。

予想参考データ② 上がり勝負

阪神の外回りは最後の直線だけでどうにかなりやすいが、毎日杯の傾向を見てもそれは同じで、上がり3ハロン1位のタイムであれば5勝し、複勝率は8割を超える。

ただ位置取りが問題で、10番手では届かない。届くケースはキズナの場合ぐらいで、その馬がキズナレベルか、2番手以降との力量が離れていないと厳しい。

上がりが1位でも、2位と3位のタイムが微差では前が有利になる。他を寄せ付けぬ末脚か、わずかにいい程度か、これで大いに変わってくる。

予想参考データ③ 前走1人気は勝てず

前走の人気別成績を見ると、前走1人気だった馬は33頭もいながら未勝利という信じられないデータが残っている。

オープン特別以上のレースでの1人気の方が信頼度が上、500万、1勝クラス以下だと信頼度はより落ちる。これは他の人気のケースでも同じだ。

前走1人気はなんとアルジャンナのみ。データを当てはめれば、好走しても2着までということになるが、阪神競馬初乗りのヒューイットソン騎手がどこまでやれるか。

2020年の危険な人気馬は?

ストーンリッジは人気になる見込みだが、騎手の力量を考えると、荷が重そうな感じがする。岩田望来騎手は勢いある騎手だが、頭数が少なく、マークされやすく、本来いなかったはずの一線級がいる状況は少し大変ではないか。毎日杯の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、アーヴィンドは1つ目の消しデータに合致している。人気急上昇のキズナ産駒ではあるが、ダートを使ったのが少し気になるところ。足りても不思議ではないが、だからといって、ここから買うには勇気がいる。

反対にアルジャンナは危険なデータに一つも当てはまらない。アルジャンナの消し材料を上回る、他の馬の買い材料がなかったというのが正しく、致し方なしの面がある。とはいえ、末脚は確実で、本来はあっさりパスしたいところ。おそらくダービーだろうが、ここは確実に賞金を重ねたい。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、アルジャンナと言えそうだ。

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