京都新聞杯2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は？日本ダービー最終東上便展望

2018年5月5日、京都競馬場で京都新聞杯（GII／芝2200m）が行われる。グローリーヴェイズ、ケイティクレバー、タニノフランケル、ダブルシャープ、フランツらが出走するが、どんなレースが展開されるのか？　台頭する可能性を秘めた伏兵とは？

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。

日程・概要

2018年 5月 5日(土)　3回京都5日目　20頭　[仮想出馬表] 【１１Ｒ】　 第66回京都新聞杯 (馬連5%UP/予定)
３歳・オープン・Ｇ２(馬齢)(国際)(指定)　芝2200m・外 (C)

出走予定馬・登録馬

ダービーへの最終切符をかけて大混戦の様相を呈しているが、きさらぎ賞2着後は間隔を開けてここに照準を合わせてきたグローリーヴェイズが人気の中心になりそう。

折り合いに難しいところのある同馬だが、前走のきさらぎ賞はなんとか我慢して最後の直線勝負に持ち込むことができた。それでも力んでいただけに最後若干伸びを欠いてサトノフェイバーを差し切れなかったものの、スムーズに走れていれば突き抜けていたと思わせるレースぶり。とにかく折り合いがカギとはなるが、爆発力はこのメンバーでも随一。この距離なら腹をくくって後方からのレースになりそうだが、それでも届くぐらいの地力はある。

タフなケイティクレバーもここに出走。メンバーでオープン(若駒S)勝ちがあるのはこの馬とダブルシャープだけであり、単騎で逃げられればここでもチャンスは十分。

前走果敢に挑戦した皐月賞は、アイトーンやジェネラーレウーノなど先手を主張する馬が多く控える格好になったが、それでも内ラチ沿いで折り合い、しぶとく最後まで走りきって上位3頭とは差があったが、4着のステルヴィオとはコンマ6秒差なら悪くはない。やはり理想はスムーズな追走、できればハナという感じがあり、このメンバーならハナを切れそう。チャンスは十分だ。

あのウオッカの息子であり、フランケル産駒のタニノフランケルも前走の500万下を圧勝。なんとかダービーへの挑戦権を掴みにここに使ってきた。

前走はハナを切る形で押し切ったが、本来はどういった競馬でもできるタイプに思える。現状、上がりが早くなるレースでは詰めの甘さがあるように、ある程度前目で早めのスパートが理想。それだけに今の京都の高速馬場はどうかという印象はあるが、血統的ポテンシャルから無視はできない。

皐月賞では力が及ばなかったものの、地力はあるダブルシャープも馬券圏内なら十分に食い込む可能性はありそう。

もともとホッカイドウ競馬の所属でクローバー賞を勝ち、札幌2歳Sでも3着に健闘。中央入り後も若葉Sで2着し皐月賞へと駒を進めたように、水準の力は示している。皐月賞は仕上がりが今ひとつな印象だった。どちらかというと輸送はあまり得意ではないタイプかもしれない。本来、安定感のある末脚を使えるタイプでここなら食い込みが合ってもおかしくない。

デムーロ騎手が素質を認めるフランツも気性面さえ整えば一発がありそうだ。小柄だが小気味よいフットワークで末脚を使えるタイプであり、馬群で我慢さえできればチャンスはある。前走のアルメリア賞(1着)は先行する馬の斜行に乗じて突き抜けた感じもあり、まだまだこれからの馬かもしれないが、素質の先物買いならこの馬か。

他にもユーキャンスマイル、ステイフーリッシュ、シャルドネゴールド、アドマイヤアルバ、ロードアクシス、レイエスプランドル、レノヴァールなど楽しみな馬が目白押しの好メンバー。ダービーへの最終東上便に乗るのはどの馬か。

登録馬は以下の通り。

想定・予想オッズ