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2018年11月24日、京都競馬場で京都2歳ステークス(GⅢ/芝2000m)が行われる。京都2歳ステークス過去10年を見ると、三連単の高額配当は2010年の212,390円が最高で、10万円以上になったことはこの1回だけ。過去10年で1万円未満となったのは4回もあり、穴党からするとやや寂しい状況となっている。

単勝オッズは2012年の120円が最低で、最高は2010年の6,210円だ。単勝10倍以上の馬が勝ったのは2010年と2014年だけ。単勝1倍台の馬が4回勝つなどどうにも狙いにくいが、馬連でガチガチという感じはなく、俗に言う銀行馬券のような配当の安さにはなりにくいというのは少し興味深い。

この時期の2歳重賞は頭数が少ないが、一方でこの前のデイリー杯2歳ステークスのように荒れることもある。どんな状況であっても大穴は狙っていきたい。


データ① 京都2000メートルの実績

穴を開けたタイプには新馬組から夏から稼働した組など様々だが、1つの傾向として見られたのが京都2000メートルの実績だ。2016年6番人気3着のベストアプローチや2014年6番人気1着のベルラップ、2012年7番人気3着のテイエムダイパワーは京都2000メートルでの勝ち鞍があった。重賞昇格後に穴を開けた馬はいずれも京都2000メートルの勝ち鞍があるというのは大いに参考になりそうだ。

ここで該当するのはただ1頭しかいない。ヤマカツシシマルだ。前回は幸英明騎手がうまく逃げて最後まで粘り通すことが出来た。今回は松山弘平騎手が騎乗するので前回通りの展開になるかは微妙だが、先週のマイルチャンピオンシップでは人気薄のカツジを3着まで肉薄の4着まで追い上げており、最近の流れはそこまで悪いわけではない。逃げる馬がいない分、ここは逃げ粘りを期待してみたい。

データ② ハーツクライ産駒で一発狙い

血統面で穴馬を探してみると、成績がいいのはやはりディープインパクト産駒だが、今更ここを狙おうとしても穴を見つけられない。京都2000メートルでよく走るのはハーツクライ産駒だ。ハーツクライ自身もデビューは京都2000メートルであり、京都新聞杯にも勝つなどそれなりの相性を見せる。安定した成績で長い距離で走るというのはいかにもクラシック向きという感じがする。

今回ハーツクライ産駒は関東馬ペルソナデザインがいる。今回はやや人気を落としているが、東京2000メートルでの未勝利戦を快勝し、人気を落とす要素は正直あまりないと言える。過去4年で5頭のハーツクライ産駒が絡んでいることも好材料だ。関東馬はあまり実績を残していないのが多少疑問ではあるが、だからこそ人気が低いうちに仕留めたいという思いだ。

データ③ 2歳重賞は大手牧場狙い!

先週の東スポ杯2歳ステークスは大波乱となったが、ここで2着になったアガラスは馬主サンデーレーシング、生産者ノーザンファームという、いわゆる社台系だ。2歳戦は育成がどれだけうまくいったかの勝負になりやすく、以前の日本競馬と違い、休み明けでいきなり走ることもあれば坂路なども幼馬から経験している。一般の牧場とは稽古量が違う。完成度だけで何とか勝負になるのがこの時期までの2歳重賞だ。

社台系が非常に多いが、その中で注目したいのがショウリュウイクゾだ。母ショウリュウムーンはチューリップ賞で後に三冠牝馬となるアパパネに勝った。京都牝馬ステークスや朝日チャレンジカップでも勝つなどそれなりの結果を残した。ロードカナロア産駒なので母の血を最大限に活かしてくれるはずだ。そうなると距離は少し短い方がいいが、コーナー4回のこのコースならばごまかしは効きやすい。

まとめ

ヤマカツシシマル、ペルソナデザイン、ショウリュウイクゾを挙げたが、ショウリュウイクゾは前走やや出遅れた中でのコンマ2秒つけての快勝なので、狙ってみたい気持ちはある。ヤマカツシシマルなどは人気が低いので3着以内に飛び込んできたらそれなりの配当になりそうだ。

人気馬はいずれも新馬戦を勝ち上がったような馬だが、新馬戦のレベルがどうだったか、そこにかかっている。新馬戦は未来の顕彰馬も常に2ケタ着順で現役を終える馬も一緒に走る。新馬戦組は新馬戦のレベルをタイムではなく走ったメンバーで調べた方がいいだろう。そこまでのことをすれば自分の予想にも自信が出るというものだ。

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